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医療法人社団涼美会 理事長
新宿・渋谷の皮膚科|駅徒歩30秒・平日21時/土日祝20時まで診療
「首まわりに、肌色や茶色の小さなポツポツがいくつもある」「数年前より明らかに数が増えてきた気がする」「首イボが多いと糖尿病と関係があると聞いて心配」と感じている方もいるのではないでしょうか。首イボは年齢とともに増えることがありますが、その背景には摩擦や体質だけでなく、肥満や糖代謝などとの関連も報告されています。この記事では、首イボと呼ばれるできものがなぜ増えるのか、できやすい人の特徴、肥満・糖尿病との関係について詳しく解説します。
この記事の要点
REASON
土・日・祝も診療
年末年始も休まず対応
夜平日21時まで
仕事帰りに通いやすい
全院 駅チカ
即日処置・処方も相談可能
形成外科医在籍
きれいに取るを追求
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首にできる小さなブツブツの多くは、「アクロコルドン」や「スキンタッグ」と呼ばれる良性のできものです。日本語では軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)とも呼ばれ、皮膚の一部が小さく盛り上がったり、細い根元でぶら下がったりした形をしています。
一般に「首イボ」と呼ばれることがありますが、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となるウイルス性イボ(尋常性疣贅)とは異なります。
首イボができるはっきりした原因は、まだ分かっていません。ひとつの原因だけで発生するのではなく、皮膚への摩擦、加齢、体質、体重や代謝など、複数の要因が関係していると考えられています。
特に首は、衣類の襟やネックレスなどが触れやすく、皮膚への摩擦が起こりやすい場所です。わきの下や足の付け根など、皮膚どうしがこすれやすい場所にもアクロコルドンができやすいことから、慢性的な摩擦や刺激が発生に関係する要因のひとつと考えられています。
ただし、摩擦だけですべてを説明できるわけではありません。同じような生活をしていても、首イボがたくさんできる人もいれば、ほとんどできない人もいます。年齢や体質、代謝なども含め、複数の要因が関係すると考えられています。
首イボは年齢とともに増えやすいできものです。若い頃には気にならなかったのに、30代、40代以降になって首まわりの小さなブツブツが目立つようになったという方もいます。
アクロコルドンは非常にありふれた皮膚のできもので、成人の約50〜60%に少なくとも1つはみられるとする報告もあります。
年齢を重ねるにつれて発生しやすくなることは知られていますが、「皮膚のターンオーバーが低下して古い角質がたまるから首イボになる」と単純に説明できるものではありません。
加齢に伴う皮膚の変化に加え、それまでに受けてきた摩擦や刺激、体質、体重や代謝の変化など、さまざまな要因が重なることで増えていくと考えられています。
首イボのできやすさには、体質も関係すると考えられています。
家族にアクロコルドンが多い場合など、家族内でできやすい傾向がみられることもあり、遺伝的な要因が関係している可能性も指摘されています。
そのため、同じような年齢や生活習慣であっても、首イボがたくさんできる人もいれば、ほとんどできない人もいます。
「首を清潔にしていなかったからできた」というものではありませんので、首イボが増えたからといって、洗い方が悪い、不潔だったということではありません。
首イボについては、肥満や2型糖尿病、脂質異常症などとの関連を示す研究があります。また、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」との関連も報告されています。
インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を一定に保つために重要なホルモンです。インスリン抵抗性が高くなると、インスリンが効きにくくなり、体は血糖値を保つためにより多くのインスリンを分泌するようになります。
こうした糖代謝の変化とアクロコルドンの発生には、何らかの関連がある可能性が指摘されています。
海外の症例対照研究では、2個以上の首イボがある110人と、年齢や性別をそろえた110人を比較しています。
その結果、糖尿病がみつかった人は、首イボのあるグループで58人(約52%)、対照グループで12人(約11%)でした。また、首イボのあるグループでは、BMIや空腹時血糖値なども高い傾向が報告されています。
このような研究から、アクロコルドンと肥満や糖代謝異常との間には関連がある可能性が考えられています。
ここで注意したいのは、首イボがたくさんあるからといって、糖尿病であると判断できるわけではないということです。
先ほどの「約52%」という数字は、特定の条件で行われた海外の症例対照研究で得られた結果です。「首イボがある人の52%が糖尿病である」という意味ではありません。
アクロコルドンは健康な方にも非常によくみられる良性のできものです。首イボの数や見た目だけで、糖尿病やインスリン抵抗性の有無を判断することはできません。
一方で、肥満や2型糖尿病などとの関連が報告されているため、首イボが多く、さらに体重増加や健康診断で血糖値を指摘されている場合などには、ご自身の健康状態を確認するきっかけのひとつにしてもよいでしょう。
首イボが以前より増えてきたとしても、それだけで何らかの病気があるとは限りません。アクロコルドンは年齢とともに増えることがあり、体質によっては複数できることもあります。
ただし、首イボだと思っていたものが、別のできものである場合もあります。次のような変化があるときは、皮膚科を受診して診断を受けることをおすすめします。
首イボと見分けたいものには、脂漏性角化症、ほくろ、ウイルス性イボなどがあります。まれに悪性のできものとの鑑別が必要になることもあるため、気になる変化がある場合には自己判断せず受診してください。
現在ある首イボを取り除いても、別の場所に新しいものができることがあります。
これは、一度取った首イボが必ず再発するという意味ではありません。治療したものとは別に、新しいアクロコルドンが発生することがあります。
首イボを完全に予防する方法は確立されていませんが、皮膚への摩擦を減らし、適正体重や健康的な生活習慣を意識することは大切です。
これらを行えば首イボを完全に防げるというわけではありません。新しいものができて気になる場合は、無理に自分で取らずに皮膚科へご相談ください。
首イボそのものは良性で、必ず治療しなければならないものではありません。
一方で、ネックレスや衣類に引っかかる、見た目が気になる、出血するなどの場合には、皮膚科で除去を検討できます。
治療には、液体窒素や医療用ハサミによる切除、電気メスなどの方法があり、大きさや形、数などによって適した方法が異なります。
首イボの詳しい見分け方や治療方法、費用については、首イボ(スキンタッグ)の総合ページで詳しく解説しています。
首のブツブツの多くは、アクロコルドンやスキンタッグと呼ばれる良性のできものです。一般に「首イボ」と呼ばれますが、HPVが原因となるウイルス性イボ(尋常性疣贅)とは異なります。
首イボができる原因はひとつではなく、摩擦、加齢、体質など複数の要因が関係していると考えられています。また、肥満や2型糖尿病、インスリン抵抗性などとの関連を示す研究もあります。
ただし、首イボが多いからといって糖尿病と判断できるわけではありません。体重増加や血糖値なども気になる場合には、健康診断の結果などを確認するきっかけのひとつとして考えるとよいでしょう。
また、急に大きくなった、色が変わった、出血をくり返すなどの変化がある場合には、別のできものとの鑑別が必要になることがあります。気になる場合は皮膚科でご相談ください。
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