公式インスタグラム
ネット予約
新宿新南口れいわクリニック(新宿院)にお電話:03-6384-2445 渋谷れいわクリニックにお電話:03-6427-8206 新宿新南口れいわクリニック(新南口窓口)にお電話:03-6302-0330

新宿・渋谷の皮膚科|駅徒歩30秒・平日21時/土日祝20時まで診療

Care & Treatment治療について

SCROLL

虫刺されとは|原因・種類・治療法(ステロイド剤の選び方)を解説

虫刺され治療をご検討の方へ

虫刺されは日常的によく見られる皮ふのトラブルですが、ケースによっては皮膚科を受診したほうがよい場合もあります。なぜならば、原因となる虫の種類や体質によって症状は大きく異なり、虫刺されと言っても無視せず適切なケアが重要になってくるからです。ここでは、虫刺されの種類や症状、ステロイドやリンデロンなどの治療薬の選び方、どのような場合に受診したらいいのかなど、受診の目安まで分かりやすく解説していきます。



目次 [ 表示 ]

当院の特徴

REASON

土・日・祝も診療
年末年始も休まず対応

平日21時まで
仕事帰りに通いやすい

全院 駅チカ
院内処方お薬をその場で

お子様や
緊急時も安心

虫刺され(虫刺症)の定義とメカニズム

足首周辺に多数できた、赤い虫刺され(虫刺症)の症状例

▲ 足首にできた多数の虫刺され跡。ノミやダニなどはこのように集中して刺すことがあります。

虫刺されとは、蚊やダニ、ノミ、ブヨなどの虫に刺されたり咬まれたりすることで起こる皮膚の炎症反応です。医学的には「虫刺症(ちゅうさしょう)」と呼ばれ、日本では春から秋にかけて患者数が急増します。

虫が皮膚に唾液や毒成分を注入することで、体の免疫反応が働き、以下のような症状が出ます。

  • 赤み
  • かゆみ
  • 腫れ
  • 痛み
  • 水ぶくれ

虫刺されのメカニズム

虫刺されのメカニズムは大きく2種類に分かれます。ひとつは毒素による直接的な刺激反応(ハチ・ムカデなど)、もうひとつは虫の唾液成分に対するアレルギー反応(即時型・遅延型)(蚊・ダニ・ブユなど)です。

アレルギー反応は体質や免疫状態によって症状の強さが大きく異なるため、同じ虫に刺されても個人差が大きいのが特徴です。

また、子どもの頃は初めて蚊に刺されても症状が出にくいことがありますが、繰り返し刺されることで感作(かんさ:アレルギー体質化)が起き、強い腫れ(はれ)が現れるようになります。

一方、高齢者や長年同じ環境に住んでいる人は、過度な免疫反応が落ち着き、症状が軽くなることもあります。

原因となる虫の種類と症状一覧

トコジラミ(ナンキンムシ)による虫刺されの特徴

トコジラミは、夜間に這い出てきて露出している皮膚(腕、足、首など)を刺します。
刺された直後は無症状でも、翌日以降に激しい痒みと赤い発疹が現れるのが特徴です。

トコジラミ(ナンキンムシ)による腕の虫刺され症状例。赤いブツブツが集中して現れる。

▲ トコジラミの刺し跡。蚊よりも赤みが強く、このように数箇所が集中、または列状に並ぶことが多い。

蚊に刺された時と似ていますが、トコジラミの場合は一度に複数箇所を刺すため、画像のように赤い斑点が集まって見えます。
痒みが非常に強く、跡が残りやすいため、早めに皮膚科で強力なステロイド薬による治療を受けることが大切です。

日本国内で虫刺されを引き起こす主な虫の種類とその特徴を一覧で確認しましょう。原因となる虫を特定することで、適切な対処・治療方針が立てやすくなります。

虫刺されの原因となる虫の種類一覧

虫の種類 刺される時期・場所 主な症状 特記事項
蚊(カ) 5〜10月・屋外・水辺 赤い膨疹・かゆみ 即時型+遅延型の2段階反応
ダニ 通年・室内・草むら 強いかゆみ・赤い丘疹・水ぶくれ 布団・カーペットに多い
ブユ(ブト) 5〜7月・川沿い・山 激しいかゆみ・大きな腫れ・水ぶくれ 刺されに気づきにくい
ハチ(蜂) 7〜10月・屋外 激痛・大きな腫れ・発赤 2回目以降はアナフィラキシー注意
ノミ 通年・ペット周囲 足首周辺のかゆみ・赤い丘疹 集中的に複数箇所刺される
トコジラミ(南京虫) 通年・宿泊施設・中古家具 強いかゆみ・直線状の複数発疹 近年国内で再増加中
ムカデ 4〜10月・屋内外 強い痛み・腫れ・発赤 毒素による直接反応
アブ 6〜9月・草地・牧場 激痛・大きな腫れ・出血 皮膚を噛み切るため痛みが強い
マダニ 3〜11月・山林・草むら 皮膚への吸着・発熱・発疹 SFTS等の感染症媒介リスクあり

※注意:時期や症状は目安であり地域差や個人差があります。

とくに近年注目されているのがマダニです。マダニは「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「ライム病」などの感染症を媒介することがある怖い虫です。

山林・草むらでアウトドア活動をした後は、噛まれていないかどうかの確認を怠らないようにしましょう。

主な症状:腫れ(はれ)・水ぶくれ・痛み・発疹

腫れる(はれる)

虫刺されで腫れるのは、虫の唾液(だえき)成分や毒素に対する免疫細胞(肥満細胞・好塩基球(こうえんききゅう))が反応し、ヒスタミンなどの化学物質を放出するためです。

局所的(きょくしょてき:部分的)な毛細血管の拡張(かくちょう)と血漿(けっしょう)成分のもれが起き、腫れ・赤み・熱感(ねっかん)・かゆみという典型的な炎症症状が生じます。

蚊では直径1〜3cm程度の腫れが多いですが、ブユ(ブト)やアブに刺された場合はこぶのように大きく腫れることもあります。

ハチに刺された場合は数cm〜手のひら全体に及ぶ腫れが出ることがあります。腫れが24〜48時間を超えて拡大し続ける場合は二次感染(蜂窩織炎:ほうかしきえん)の可能性があるため受診が必要です。

水ぶくれ

虫刺されによる水ぶくれは、アレルギー反応が強く出た際に皮ふの表皮(ひょうひ)と真皮(しんぴ)の間に液体がたまることで形成されます。

ブユ刺症では特に水ぶくれができやすく、子どもは成人よりも水疱(すいほう:水ぶくれ)が形成されやすい傾向があります。

水ぶくれは絶対に自分で潰してはいけません。内部の液体に細菌が入ると感染が広がり、治癒(ちゆ)が大幅に遅れます。

患部(かんぶ)を清潔に保ち、ガーゼで保護しながられいわクリニックへ受診しましょう。

強い痛み

蚊(か)の刺し口は通常それほど痛くありませんが、ハチ・ムカデ・アブ・ブユは刺された瞬間から強い痛みを伴います。

ムカデやハチの場合は鋭い灼熱感(しゃくねつかん:カーっと熱くなるような感覚)や拍動(はくどう;どくどく波打つよう感覚)する痛みが数時間続くことも珍しくありません。

ムカデに刺されてひどく痛い場合は、患部(かんぶ)を43°C以上のお湯に10〜15分浸すことでタンパク質系の毒素を軽減させ、痛みを緩和(かんわ)できる場合があります(ただし火傷(やけど)に注意してください)。

虫刺されのような発疹(ほっしん)

「虫刺されのような発疹」と感じても、実際には別の皮膚疾患である場合があります。

「虫に刺された覚えがないのに、虫刺されのような発疹が出ている」という場合、別の皮膚疾患の可能性があります。

以下の疾患は虫刺されと間違えられることがあるため注意が必要です。

虫刺されのような発疹を起こす疾患との鑑別
疾患名(しっかんめい) 虫刺されとの違い
じんましん(蕁麻疹) 膨疹が数時間で消えて別の場所に現れる・移動する
水痘(水ぼうそう) 全身に広がる・発熱を伴う・水ぶくれが多発
帯状疱疹(ヘルペス) 体の片側のみ・神経に沿った帯状の発疹・強い痛み
疥癬(かいせん) 指の間・手首・股間に多発・夜間に強いかゆみ
多形性紅斑(たけいせいこうはん) 薬や感染症が原因・ターゲット様の発疹
痒疹(ようしん) 硬い丘疹が慢性化・強いかゆみで長期間持続

※注意:虫刺されのような発疹でも、発熱・倦怠感(けんたいかん)・リンパ節の腫れを伴う場合は感染症の可能性があります。自己判断せず皮膚科または内科を受診してください。

ダニに刺された時の特徴と対処法

ダニによる虫刺されは、家の中に生息する「ツメダニ」「イエダニ」、布団・カーペットに潜む「ヒョウヒダニ(コナダニ)」、屋外の草むらに生息する「マダニ」など、ダニにも多くの種類があります。

※ダニは厳密には噛む(咬む:かむ)動物ですが、本記事では一般的な表記に合わせ『刺され』と表記しています

ダニに刺された場合の特徴

ダニに噛まれた場合には、以下のような特徴があります。

  • 刺された直後は気づかず、数時間〜翌日にかゆみが出ることが多い
  • 強いかゆみを伴う赤い丘疹(ぼつぼつ)が複数できる
  • 掻き壊すと水ぶくれになったり、二次感染を起こすことがある
  • 腰回り・わき腹・太もも内側など、衣類で隠れた部位に多い(イエダニ)
  • マダニは吸血中も痛みがなく、皮膚に食い込んだまま放置すると感染症リスクが高まる

ダニに刺された時の対処方法

ダニに刺された場合には、症状が酷くなる場合も多いため、早めのケアが必要です。

※ダニは厳密には噛む(咬む:かむ)動物ですが、本記事では一般的な表記に合わせ『刺され』と表記しています

  • イエダニ・ツメダニは駆除スプレーや部屋の徹底清掃(掃除機・天日干し)が根本対策である
  • 刺された部位はステロイド入りの市販薬か抗ヒスタミン薬で炎症を抑える
  • マダニが皮膚に食い込んでいる場合は無理に取らず、すぐに皮膚科・外科を受診する
  • マダニ刺症後2週間以内に高熱・倦怠感が出た場合は感染症を疑い受診する必要がある

マダニを直接手で取るのは止めてください。

マダニを手で引っ張ると頭部が皮ふ内に残り、感染リスクが高まります。
ピンセットで根元からゆっくり引き抜く方法もありますが、確実なのは医療機関での処置です。

虫刺されの薬:市販薬と処方箋

虫刺されの薬は、症状の重さや原因となる虫の種類によって選び方が変わります。ここでは、市販薬から処方薬まで、代表的な市販薬や処方箋を紹介します。

市販薬の外用薬

虫刺され市販外用薬の種類と選び方
薬の成分・種類 主な製品例 効果・特徴 適した症状
ステロイド(弱〜中) ウナコーワEX、ムヒS、フルコートf 炎症を強力に抑える 強いかゆみ・腫れ
抗ヒスタミン ムヒ、キンカン かゆみを抑える 軽度のかゆみ・予防
クロタミトン オイラックス かゆみ止め・局所麻酔 中程度のかゆみ
リドカイン(局所麻酔) メンソレータム軟膏、各種 痛み・かゆみの麻痺 ハチ・ムカデの痛み

※代表的な外用薬だけ挙げてあります。疑問等があれば、ドラッグストアの薬剤師のかたに尋ねてみてください。

市販薬:飲み薬

刺された範囲が広い、全身のかゆみが強い、外用薬では間に合わないという場合は、市販の抗ヒスタミン薬の内服(アレグラFX、クラリチンEXなど)が有効です。

眠くなりにくい第二世代(眠気の少ない抗ヒスタミン薬)の製品を選ぶと日常生活への影響が少なくなります。

処方箋:皮膚科で処方される外用薬

市販薬で改善しない場合や症状が強い場合は皮膚科を受診しましょう。

医師による処方薬には以下があります。

皮膚科で処方される代表的な虫刺され薬(リンデロンVG・ベタメタゾン・ビラノア)
  • 強力ステロイド外用薬(リンデロン-V、ベタメタゾン軟膏、マイザー軟膏など)
  • 抗ヒスタミン薬の処方薬(アレジオン、ザイザル、ビラノアなど)
  • 抗菌薬(二次感染を起こしている場合)
  • トラニラスト(抗アレルギー薬)(重症の虫刺症・痒疹に対して)
健康保険適用

当院は保険診療を主軸とした皮膚科クリニックです

当院の皮膚科診療実績:2025年度 年間延べ来院者数 19,763名
(集計期間:2025年1月〜12月 当院レセコンデータに基づく)

虫刺されは掻き壊して「とびひ」になる前に受診することが大切です。

なかなか治らない湿疹やかゆみのことなら、お気軽にご相談ください。

皮膚科診察のご予約はこちら

関連記事
じんましん(蕁麻疹)とは?|原因や見分け方を医師が詳しく解説 ›
蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは?|虫刺されからの感染リスクを解説 ›
なかなか治らない「痒疹(ようしん)」とは?|虫刺されの慢性化を防ぐ方法 ›

ステロイド・リンデロンの正しい使い方

虫刺されに対してステロイド外用薬は非常に有効ですが、「副作用が怖い」と敬遠する方も少なくありません。正しく使えば安全で効果的な薬です。ここでは、ステロイド剤の強さの比較やリンデロンとはどのような薬なのか、またステロイド薬の正しい使い方を説明していきます。

ステロイド剤の強さの比較

ステロイドの役割は、

  • 炎症を抑える
  • 腫れや赤みを軽減
  • かゆみを抑える

適切に使えば安全性は高く、短期間の使用で症状を早く改善できます。

ステロイド外用薬のランク(強さ)一覧
ランク 強さ 代表的な薬 使用部位の目安
ストロンゲスト 最強 デルモベート 手のひら・足のうら
ベリーストロング 非常に強い マイザー、フルメタ 体幹・四肢
ストロング 強い リンデロン-V、ベトネベート 体幹・四肢
ミディアム 中程度 ロコイド、キンダベート 顔面・頸部・小児
ウィーク 弱い プレドニゾロン軟膏 顔面・小児・粘膜付近

※ランク使用部位は目安です。必ず医師の指示に従い使用してください。

リンデロンとは

リンデロンは、医療機関で処方される代表的なステロイドであり、ベタメタゾン吉草酸エステルを主成分とするストロングランクのステロイド外用薬です。

虫刺されによる強い炎症・かゆみ・腫れに対して高い効果を発揮するため、皮膚科では頻繁に処方されます。

リンデロン-Vはベタメタゾン単独、リンデロン-VGはゲンタマイシン(抗菌薬)が配合されており、二次感染が疑われる場合はVGが処方されることがあります。

ステロイド外用薬の正しい使い方

ステロイド外用薬を塗布する際には、以下のことに気を付けて使用してください。

  • 患部を石けんで優しく洗い、清潔な状態にしてから塗る
  • 1FTU(人差し指第一関節分=約0.5g)=手のひら2枚分の面積に塗る量の目安
  • 薄く均一に伸ばす(厚く塗っても効果は変わらない)
  • 顔・陰部・皮膚が薄い部位には医師の指示なく強いランクを使用しない
  • 症状が改善したら徐々に回数を減らしてやめる(急にやめない)

ステロイドの副作用を避けるポイントは、必要な部位に必要な期間だけ使用することが大切です。

市販の弱いランクの虫刺され薬を2〜3日使って効果がなければ、自己判断を続けずに皮膚科を受診しましょう。

医師の指示に従えばステロイド外用薬は安全に使えます。

虫刺されが治らない時に考えること

「刺されてから1週間以上経つのに虫刺されが治らない」または「症状が悪化したような気がする」という場合、いくつかの原因が考えられます。

原因1:掻き壊し(かきこわし)による悪化(あっか)

かゆいからといって掻き続けることで皮膚バリアが壊れ、二次感染(とびひ・蜂窩織炎)を起こすと治癒が大幅に遅れます。

また、掻くことで「痒疹(ようしん)」と呼ばれる硬い丘疹に変化し、慢性化することもあります。

原因2:薬が合っていない

市販の抗ヒスタミン外用薬だけでは炎症が十分に抑えられないことがあります。

症状の強さに見合ったランクのステロイド薬に変更することで、改善が期待できます。

また、その場合には症状が悪化すればするだけ完治も遅くなりますので、れいわクリニックへ受診をおススメします。

原因3:再刺咬(さいしこう)

ダニやノミなどの場合、駆除(くじょ)をしなければ毎日刺され続けます。

治療をしながら同時に環境整備(寝具の洗濯・掃除機がけ・防ダニスプレーの使用、カーテンの洗濯等)を行わないと永遠に治らない状態が続きます。

原因となっている虫が特定できる場合には、治療と共にその虫の駆除も視野に入れましょう。

原因4:虫刺され以外の原因である

前述の通り、疥癬(かいせん)・じんましん・帯状疱疹(たいじょうほうしん)・痒疹(ようしん)などが虫刺されとよく似ている症状が出る場合があります。

そのため、2週間以上改善しない場合は必ず皮膚科を受診し、正確な診断を受けましょう。

特に疥癬(かいせん)は感染力が強く、患者さまのご家族への二次感染を防ぐためにも早期診断が重要です。

原因5:色素沈着(炎症後色素沈着)

炎症が治まった後も茶色い跡が残ることがあります。

これは「炎症後色素沈着」と呼ばれ、紫外線を浴びることで悪化します。

日焼け止めを塗り、美白成分(ビタミンC誘導体・トラネキサム酸)を含む外用薬やスキンケアを使うことで、数ヶ月かけて改善していきます。

受診の目安は、市販薬を3〜5日使用しても改善しない、または症状が悪化している場合はれいわクリニックへの受診をお願いします。

早期に適切な治療を受けることが慢性化・色素沈着の予防につながります。

このような症状はすぐ当院(または救急)へ

以下の症状は命に関わる「アナフィラキシーショック」や重篤な感染症の疑いがあります。

  • 刺されて数分〜30分以内に:息苦しい、声がかすれる、全身のじんましん、吐き気。
  • マダニが吸着している:無理に取ると頭部が残り、感染リスクが高まります。
  • 広範囲の化膿:患部がジュクジュクして膿が出ている。
  • 高熱を伴う:38℃以上の発熱がある場合。

病院を受診すべき危険なサイン

虫刺されとはいっても、その虫の種類やアレルギー反応の個人差により、重篤な症状を引き起こす場合があります。

そのため、以下の症状が現れた場合は、すぐに救急受診または119番通報が必要です。命に関わる緊急事態の可能性があります。

アナフィラキシーの症状(要緊急対応)

  • 刺された後5〜30分以内に全身にじんましん・顔や喉の腫れ
  • 息苦しさ・喘鳴(ぜいぜい)・声のかすれ
  • 吐き気・嘔吐・腹痛・下痢
  • 血圧低下・脈が速くなる・意識が遠のく感覚
  • 過去にハチに刺されたことがある人は特に注意(抗体ができていますので、症状が起きやすいです)

また、以下の場合も速やかにれいわクリニックを受診してください。

  • 刺された部位が急速に広がる赤みや腫れ(蜂窩織炎の疑い)
  • 38°C以上の発熱を伴う(感染症・SFTSの疑い)
  • マダニが皮膚に食い込んでいる
  • 水ぶくれが破れて中から液体がしみ出している
  • お子さまの顔・目の周辺・口の中を刺された(目や口の中は粘膜で柔らかく、首から上は神経も多く脳にも近いため、細心の注意が必要です)
  • ハチに同時に複数箇所刺された(多刺症)

虫刺されの予防と応急処置のポイント

虫刺されを未然に防ぐことも大切です。また、虫に刺されてしまった後は、応急処置がその後簡単に治るかどうかのキーポイントになります。

虫刺されの予防策

ここでは、代表的な予防策を挙げています。

  • 虫よけスプレーを使用する(ディート・イカリジン配合製品が効果的)
  • 屋外では長袖・長ズボン・靴下で肌の露出を減らす
  • 草むら・藪・山林ではスパッツやゲイターを活用する(直接草木に触れないようにする)
  • 花や食べ物のにおいが強い香水・ヘアスプレーはハチを引き寄せるため避ける(甘い匂いやお花の匂いに虫は寄ってきます)
  • ダニ予防には定期的な掃除機がけ・布団の天日干し・防ダニカバーの使用・カーテンやラグなどの洗濯が必要
  • 網戸・防虫網を整備して屋内への虫の侵入を防ぐ
  • ハチの巣を見つけたら自分で対処せず専門業者に連絡する

虫に刺された直後の応急処置

  • 刺した虫を確認(その後の処置が変わるため)し、医師や医療スタッフに伝える
  • 患部を流水で洗い流す(毒素・唾液を除去)
  • ハチの場合は毒針が残っていれば爪やカード端で横にこすり取る(ピンセットで挟むと毒が注入されるためNG)
  • 冷やす(冷たいタオルや保冷剤をタオルに包んで患部に当てる)
  • かゆみ・炎症止めの外用薬(ステロイド入り)を塗る←患部を洗った後
  • 掻かない(二次感染と悪化を防ぐ)

虫よけ成分の違い

「ディート(DEET)」は蚊・ダニ・ブユ等に広く有効ですが、12歳未満には使用回数制限があります。

また、強い薬ですので、お子さまやお肌の敏感なかたは、肌に直接散布せずに長袖などの服の上から使用するのをおススメします。

「イカリジン(ピカリジン)」は同様の効果で年齢制限がなくお子さまにも使いやすい成分です。

ただし、全てのかたに肌あれば出ないわけではないので、異常が出た場合には使用をすぐに止め、水で完全に洗い流しましょう。

山林など虫が出やすい高リスク環境では、ディート濃度30%以上の製品を選びましょう。

※汗などと混じると肌荒れを起こすかたも多いです。その場合には、こまめにタオルでの拭き取り(汗)や散布を行い様子を見ましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 虫刺されを放置しても治りますか?

軽症であれば数日で自然に治りますが、放置して掻き壊すと細菌感染を起こして「とびひ」になったり、しこりが残る「痒疹(ようしん)」になったりすることがあります。症状が強い場合や範囲が広がる場合は、早めに皮膚科を受診してください。

Q2. 虫刺されはうつりますか?

一般的な虫刺されはうつりません。ただし、原因が「疥癬(かいせん)」というダニの一種であったり、「とびひ」を併発していたりする場合は、他人にうつる可能性があるため注意が必要です。2週間以上治らない場合は正確な診断が必要です。

Q3. 市販薬で治りますか?

軽度の痒みであれば市販の抗ヒスタミン薬やステロイド薬で改善します。しかし、市販薬は成分が弱めに設定されていることが多いため、強い腫れや激しい痒みがある場合は、医療機関で症状に見合った強さの処方薬を受けることをお勧めします。

Q4. 受診の目安は?

市販薬を3〜5日使用しても改善しない場合や、赤み・腫れが急速に広がる場合は受診してください。特に、息苦しさや吐き気、全身の蕁麻疹などが出た場合は、アナフィラキシーの可能性があるため、直ちに医療機関を受診するか救急車を呼んでください。

Q5. 虫刺されの跡はどのくらいで消えますか?

赤みは通常数日から1週間程度で引きます。その後、茶色い「炎症後色素沈着」になった場合、完全に消えるまで数ヶ月から、部位(特に足など)によっては1年以上かかることもあります。跡を残さないためには、初期に炎症をしっかり抑える治療が重要です。

Q6. 何科を受診すればいいですか?

虫刺されは皮膚科での受診が基本です。皮膚の状態から原因の虫を特定し、その虫の特性に合わせた治療や対策のアドバイスを行います。当院では皮膚科専門医が、お子さまから大人まで丁寧に診察を行っております。

Q7. 刺されたあとにお風呂に入っても大丈夫ですか?

入浴自体は問題ありませんが、熱いお湯に浸かると血行が良くなり痒みが強くなることがあります。痒みが激しい時はぬるめのシャワーで済ませ、患部をこすらずに優しく洗うようにしてください。入浴後は処方された薬を塗布してください。

Q8. 妊娠中・授乳中でも塗り薬は使えますか?

ステロイド外用薬は、適切な範囲と期間の使用であれば妊娠中・授乳中でも安全に使用できることがほとんどです。ただし、自己判断せず、必ず医師に使用部位や回数を確認してください。当院では、母体や乳児への影響を考慮した適切な処方を行っています。

Q9. 刺された場所を冷やしても良いですか?

はい、有効です。冷やすことで毛細血管が収縮し、痒みや腫れを鎮める効果があります。保冷剤などをタオルで包み、患部に数分間当ててください。ただし、冷やしすぎによる凍傷には注意し、冷やしたあとに速やかに薬を塗ってください。

Q10. ステロイド薬はいつまで塗り続ける必要がありますか?

赤みや痒みが完全に引くまで、通常は1週間程度使用します。見た目が良くなったからと数日で自己中断すると、炎症が再燃し、かえって治りが遅くなることがあります。医師の指示に従い、症状が落ち着くまでしっかりと使い切ることが大切です。

まとめ

虫刺されは身近なトラブルですが、原因となる虫の種類や症状の強さによって対処法が大きく異なります。

  • 虫刺されによる腫れ・水ぶくれ・痛みはアレルギー反応・毒素による炎症が原因
  • ダニ刺されは室内環境の改善と同時進行で治療することが重要
  • 虫刺されのような発疹でも虫が原因でない疾患(疥癬・帯状疱疹等)の可能性がある
  • 市販のステロイド薬で改善しない場合はれいわクリニックへ。リンデロンなど処方薬が有効
  • 虫刺されが治らない場合は原因を見直し(再刺咬・薬の強さ・誤診)早期受診を
  • ハチ刺されの後に全身症状(アナフィラキシー)が出たら即119番通報
  • 予防には虫よけスプレー・肌の露出を減らす・環境整備がキイポイント

虫刺されは正しい知識と早めの対処で、ほとんどの場合数日〜1週間で改善します。

自己治療の限界を感じたら迷わず皮膚科を受診することが、慢性化・色素沈着・感染症予防につながる最善策です。

お肌に異常を感じたら、お早めに当院までご連絡ください。

【データ出典・参考文献】

健康保険適用

当院は保険診療を主軸とした皮膚科クリニックです

虫刺されは「たかが虫刺され」と放置せず、早めに炎症を抑えることが大切です。特に腫れがひどい、跡を残したくないといったご不安があれば、お気軽にご相談ください。

皮膚科診察のご予約はこちら

この記事の監修・執筆医

虫刺され治療の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師

医療法人社団涼美会 理事長

関口 知秀

虫刺されや湿疹、アレルギー疾患などの一般皮膚科診療を重視しています。「痒くて眠れない」「跡が残るのが心配」といった日常の不安に対し、的確な診断と最適な外用指導を提供します。新宿・渋谷の駅チカ拠点にて、夜間や土日祝日も診療しております。

※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。

新宿新南口
れいわクリニック

ACCESS

〒160-0022東京都新宿区新宿4丁目1−4
新宿南口ビル 3階 8階/9階

TEL:03-6384-2445

JR新宿駅 新南口より徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。

渋谷センター街
れいわクリニック

ACCESS

〒150-0042東京都渋谷区宇田川町24−4
センター244ビル 5階

TEL:03-6427-8206

スクランブル交差点 徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

  【2026年4月1日(水)~4月30日(木)の診療時間】

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。

新宿
れいわクリニック新院

ACCESS

〒160-0023東京都新宿区西新宿1丁目18−1
小川ビル 7F

TEL:03-6302-0330

JR新宿駅 南口より徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

  【2026年4月1日(水)~4月30日(木)の診療時間】

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。

Instagram YouTube
ネット予約はこちら