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医療法人社団涼美会理事長
新宿・渋谷の皮膚科|駅徒歩30秒・平日21時/土日祝20時まで診療
Care & Treatment治療について
「皮膚がかゆい」「粉をふいたように白くなる」といった症状に悩む人が増えています。特に冬の時期や高齢者に多く見られます。また、これらは「皮脂欠乏性湿疹」と呼ばれる疾患である可能性が高いです。そこで今回は、そのメカニズムから具体的な治し方、最新の治療法まで詳しく解説いたします。
REASON
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小さなお子様や
敏感肌も安心
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皮脂欠乏性湿疹とは、肌の潤いを守る「皮脂膜」や「角質層」のバリア機能が低下することで発症する皮膚疾患です。肌が極度に乾燥し、剥がれ落ちたりひび割れたりするだけでなく、放置すると強いかゆみや炎症を引き起こし、湿疹として慢性化することがあります。近年では、現代社会の空調環境やライフスタイル、そして加齢によって、その発症率が高まっています。
皮膚の表面では、皮脂腺から分泌される「皮脂」と、汗腺から分泌される「水分」が混ざり合って「皮脂膜」を形成しています。この皮脂膜が天然のバリアとして角質層を覆うことで、外部刺激から皮膚を守ると同時に、内部の水分が蒸発するのを防いでいます。
しかし、加齢や環境の影響、あるいは洗浄のしすぎなどにより皮脂分泌量が減少すると、このバランスが崩れてしまいます。その結果、角質層の保湿成分(セラミド等)が失われ、外部刺激に対して非常に弱い状態となります。
バリア機能が低下した皮膚のイメージ。皮脂膜や角質層がもろくなることで、外部刺激(アレルゲン・細菌)が侵入しやすくなり、知覚神経を刺激して炎症や痒みを引き起こします。
皮脂欠乏性湿疹の症状は、患者さまによっても異なりますが、大きく分けると5つの特徴があります。
皮脂欠乏性湿疹は、まず「肌の乾燥」から始まります。皮膚の表面にある“皮脂”が減ってしまうと、水分を守る力が弱くなり、肌がカサついたり、白い粉のようなものが出てきます。特にすねや腰、背中などがよく乾きます。秋から冬にかけて乾燥が酷くなると、多くのかたたちが肌の乾燥を感じるようになり、白い粉をふいた状態になるかたもいらっしゃいます。
乾燥が進むとかゆみが出てきます。かゆみの度合いは患者さまによって異なりますが、酷くなるとかゆみも強くなっていきます。かゆい部分をかくと、さらに皮膚の表面が傷つき、水分が逃げやすくなり、乾燥と炎症が悪化します。まさに「かゆい → かく → もっとかゆくなる」という悪循環が起きるのです。
特にお子さまや赤ちゃんではかゆみを我慢できず、かきむしり悪化させてしまうことも多いため、この症状が出ている時は、かゆみ対策も必要となってきます。また、入浴後や寝る前など体が温まると、かゆみが強くなるのが特徴です。
かくことで皮膚の表面が傷つき、赤くなったり小さな湿疹が出てきます。炎症が進むと、ひび割れやかさぶたができ、見た目にも痛々しくなります。さらに、かくことによりさらに赤みと炎症は酷くなりかゆみも増すという負のループがおこります。かゆみや炎症が酷くなる前に適切な治療やスキンケアを行うことが大切です。
症状が重くなると、皮膚が割れたり、滲出液(しんしゅつえき:透明や黄色の液)が出ることがあります。小さなお子さまや、家事をおもにされるかたは肌が弱った状態になるため感染を引き起こしやすくなります。感染すると肌の状態はさらに悪化し、酷いかたでは痛みを伴うこともあります。放置しておけば慢性的な皮膚疾患になってしまう可能性もあるため、この状態になった場合には、当院までお早めにご来院ください。
長く続くとかゆみを繰り返すため、皮膚が厚く硬くなり(苔癬化:たいせんか)、色が少し黒ずんで見えることもあります。この段階では自然には治りにくく、専門的な治療が必要になります。当院では、皮膚科医が一人ひとりのかたに合わせた治療を行います。慢性化になる前に治療を行いましょう!
皮脂欠乏性湿疹(乾燥による湿疹)が起こりやすい主な部位
当院は保険診療を主軸とした皮膚科クリニックです
当院の皮膚科診療実績:2025年度 年間延べ来院者数 19,763名
(集計期間:2025年1月〜12月 当院レセコンデータに基づく)
なかなか治らない皮脂欠乏性湿疹は継続的な通院と適切な処方が大切です。
当院での診断は、皮膚科医による視診と問診で行われます。皮膚表面の乾燥状態、発疹(ほっしん)の分布、掻破痕(そうはこん)の有無などを確認し、生活習慣や発症時期、かゆみの程度を総合的に判断します。
皮脂欠乏性湿疹と見極めるべき、似た症状を持つ疾患には以下のようなものがあります。
患者さまによっては、必要に応じて皮膚生検や血液検査を行うこともあります。
※1:掻破痕(そうはこん)とは
皮膚をかきむしることでできたひっかき傷のことです。かさぶたのような状態で、血管から滲み出た血液や液体、膿(うみ)などが乾燥して固まったものです。診断の重要な手がかりとなります。
皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)の治療は、「乾燥を防ぐこと」と「炎症を抑えること」の2本柱で行います。
皮脂欠乏性湿疹の治療の基本は保湿です。保湿剤を毎日、十分量塗布して皮膚のバリア機能を補い、水分蒸発を防ぎます。皮脂が減っている状態では、まず人工的に保湿剤を塗ってバリアを作りそれを維持することが必要なため、毎日継続することが最も重要です。
使い方のポイント
※冬の乾燥が厳しい時期には、1回だけの塗布では乾燥を防ぎきれない場合が多いです。かゆくなる前に塗り、未然に防ぐことも大切です。
乾燥が進んで炎症が起きている場合は、外用薬(塗り薬)が使われます。当院では、一人ひとりの患者さまに合わせた治療を行います。市販薬の中には、病院で処方されるものと同じ成分(ヘパリン類似物質など)を含む製品もありますが、皮膚科では症状の強さに合わせてステロイドの強さを細かく調整できるため、より効率的な改善が期待できます。
■ ステロイド外用薬
炎症を鎮める最も効果的な薬です。医師の指示通りに塗る範囲と回数を守ることが大切です。
■ 免疫抑制外用薬(非ステロイド系)
炎症が長引く場合やステロイドを使いづらい部位には、タクロリムス軟膏(プロトピック)などが使われることもあります。免疫反応を抑えて炎症を沈める薬で、長期的に使いやすいのが特徴です。
■ 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬(内服)
かゆみが強い場合には内服薬でかゆみを和らげ、かく行為を減らすことができます。一般的に「アレグラ」「クラリチン」「アタラックスP」などが処方されます。眠気の少ないお薬もあり、日中も使用できます。
■ 抗菌薬・抗真菌薬
かき壊して「じゅくじゅく」している場合や二次感染を起こしている場合には、抗菌薬の外用薬(フシジン酸軟膏など)や内服抗生剤が使われます。真菌(カビ)が関係している場合には、抗真菌薬を使うこともあります。
皮脂欠乏性湿疹では、薬だけでなく、日常生活の工夫や見直しが再発を防ぐカギです。ここでは、もっとも大切なポイントをお伝えしていきます。
保湿に必要な皮脂まで取り去ってしまうと悪化するため、洗い方や温度に注意しましょう。
日々のセルフケアで再発を予防する生活習慣の工夫
日常生活での工夫
皮脂欠乏性湿疹は、バリア機能の低下により乾燥とかゆみが慢性化する疾患です。日々の保湿習慣が最大の予防であり、早めのケアが再発防止につながります。お肌のかゆみやトラブルは、放置せずお早めに当院までご相談ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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| 11:00-14:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
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