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尿道から膿が出るとは?原因・症状・性感染症との関係・検査・治療を泌尿器科医が解説
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尿道から膿が出るとは?原因・症状・性感染症との関係・検査・治療を泌尿器科医が解説

新宿・渋谷周辺で尿道から膿が出る症状や性感染症の検査・治療をご検討の方へ

尿道から黄色や白色の膿が出る、排尿時に痛みがある、尿道に違和感やかゆみがあるといった症状は、淋菌やクラミジアなどの性感染症(STD)による尿道炎が原因であることが多くあります。痛みがなくても感染しているケースは珍しくなく、症状が自然に軽快しても治ったとは限りません。放置するとパートナーへの感染や前立腺炎・精巣上体炎、女性では骨盤内炎症性疾患(PID)や不妊などの合併症につながる可能性があります。当院では泌尿器科として、尿道炎・性感染症の検査から治療まで対応しており、プライバシーに配慮した診療を行っています。ここでは、尿道から膿が出る原因や症状、考えられる病気、検査・治療、受診の目安について泌尿器科医が詳しく解説します。

当院の特徴

REASON

土日祝診療

土・日・祝も診療
年末年始も休まず対応

平日夜21時まで診療

平日夜21時まで
仕事帰りにも通いやすい

性感染症の検査・治療に対応

全院 駅チカ
院内処方でお薬をその場でお渡し

目次 [ 表示 ]

はじめに

性交渉のあと、下着の内側に黄色いシミがついていた。トイレで気づいたら、尿道の出口に膿のようなものがたまっていた。誰にも相談できないまま検索している方も多いのではないでしょうか。

  • 下着に黄色や黄緑色の汚れがつく
  • 尿道の出口から膿のような分泌物が出る
  • 排尿のときにしみるような痛みがある
  • 尿道の中がむずむずする、かゆい感じが続く
  • 朝起きたときだけ分泌物の量が多い
  • 性交渉から数日〜2週間ほどたって違和感が出てきた

ひとつでも当てはまるなら、尿道に炎症が起きている可能性が高いと考えられます。ただし原因の多くは薬で治る感染症です。放置すると厄介な合併症につながる一方、適切な抗菌薬を使えば数日で症状は引いていきます。

尿道から膿が出るとは?

尿道は、膀胱にたまった尿を体の外へ運ぶ細い管です。男性の場合、この管は精液の通り道も兼ねています。
ここに細菌などの病原体が入り込んで炎症が起きると、集まってきた白血球や壊れた粘膜、病原体が混じり合った液体がにじみ出てきます。
これが一般に「膿」と呼ばれるものの正体です。

医学的には尿道分泌物と呼び、炎症そのものは尿道炎と診断されます。尿道炎でもっとも頻度が高い症状が、この分泌物です。
米国では尿道炎が年間およそ400万人に発生していると推計されており、決して珍しい病気ではありません。
尿と違い、分泌物は排尿と関係なく出てきます。下着に付着してはじめて気づく方もいれば、尿道の出口を軽く押したときにようやくにじむ程度という方もいます。
量も色も原因によってさまざまです。

【データ出典・参考文献】

尿道から膿が出る・違和感がある症状

尿道炎で現れる症状には、いくつか決まったパターンがあります。

  • 尿道の出口からの分泌物(透明、白、黄色、黄緑色、茶色など)
  • 排尿時のしみる痛み(尿道の出口付近に感じることが多い)
  • 尿道の中のかゆみ、むずむず感、ヒリヒリ感
  • 尿道の出口が赤くなる、腫れる
  • 射精のときの痛みや違和感
  • 陰嚢の中の睾丸まわりの痛み

排尿時の痛みは、朝一番の尿でもっとも強く感じられ、飲酒後に悪化しやすいという特徴があります。
一方で、発熱や倦怠感といった全身症状はふつう現れません。頻尿や尿意切迫感も、膀胱炎と違ってあまり目立たないのが一般的です。
全身のだるさや高熱をともなう場合には、炎症が前立腺や精巣上体まで広がっている可能性を考えます。注意しておきたいのは、症状の強さと感染の重さが一致しない点です。
分泌物がごくわずかでも、病原体がしっかり検出されることは珍しくありません。

尿道から出る膿の色による違い

分泌物の色と量は、原因となっている病原体を推測する手がかりになります。ただし色だけで診断は確定できず、最終的には検査が必要です。

黄色・黄緑色の膿が出る場合

どろっとした黄色から黄緑色の膿が大量に出る場合、淋菌感染症(淋病)が強く疑われます。
下着が汚れるほどの膿が出て、排尿時の痛みもはっきり自覚されるケースが多く見られます。膿がクリーム状で粘り気が強いのも特徴です。
痛みと膿が急に、しかも同時に始まったという経過であれば、まず淋菌を念頭に置いた検査が行われます。

白い膿が出る場合

乳白色や白濁した粘り気のある分泌物は、クラミジア感染症でよく見られます。淋菌に比べると量は少なめで、粘液に近い性状です。
痛みも軽く、「言われてみればしみる気がする」という程度にとどまることが多くなります。マイコプラズマやウレアプラズマによる尿道炎でも、同じように白っぽい分泌物が出ることがあります。

透明な分泌物が出る場合

さらさらとした透明な分泌物が少量出る場合も、尿道炎の可能性は否定できません。
クラミジアやマイコプラズマでは分泌物が透明でごく少量にとどまり、朝の起床時だけ確認できるということもよくあります。
ただし、性的興奮にともなって出るカウパー腺液(先走り液)は生理的なもので、病気ではありません。
見分けるポイントは、性的刺激と無関係に出ているかどうかです。刺激がないのに透明な液が続く場合は、一度検査を受けておくと安心できます。

尿道から膿が出る・違和感がある主な原因

尿道炎の原因は、性感染症によるものとそれ以外に大きく分かれます。頻度としては性感染症が圧倒的に多く、なかでも淋菌とクラミジアが二大原因です。

淋菌感染症(淋病)

淋菌という細菌によって起こる性感染症です。潜伏期間は2〜5日と短く、感染の機会から1週間以内に症状が出るケースがほとんどを占めます。
男性では黄緑色の膿が多量に出て、強い排尿痛をともないます。淋菌はのどや直腸にも感染するため、オーラルセックスやアナルセックスでもうつります。
クラミジアとの重複感染も多く、淋菌が見つかった場合はクラミジアの検査と治療が同時に検討されます。

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クラミジア感染症

クラミジア・トラコマティスという病原体による感染症で、性感染症のなかでもっとも報告数が多いことで知られます。
潜伏期間は7〜14日程度と淋菌より長いため、いつの性交渉が原因か特定しづらいという難しさがあります。症状は軽く、無症状で経過することも珍しくありません。
淋菌より分泌物の量が少なく、色も透明から白っぽい程度にとどまります。そのため気づかないまま長期間持ち越し、パートナーへうつしてしまう事例が後を絶ちません。

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マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症

マイコプラズマ・ジェニタリウムは、クラミジアに次いで多い尿道炎の原因菌で、男性の非淋菌性尿道炎のうち15〜25%を占めると報告されています。
症状はクラミジアと似ていますが、抗菌薬が効きにくい株が増えており、治療が長引く原因としても注目されています。
ウレアプラズマは、他の原因が見つからない尿道炎で検討される病原体です。一般的な検査セットに含まれないこともあるため、
症状が続くのに異常なしと言われた場合は、これらの検査が済んでいるかを確認してみてください。

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細菌性尿道炎

性感染症の病原体以外でも、大腸菌をはじめとする一般細菌が尿道に入り込んで炎症を起こします。カテーテルの使用後や、
アナルセックスで腸内細菌が持ち込まれた場合などが該当します。オーラルセックスを介して、口の中にいるインフルエンザ菌が尿道炎を起こす例も報告されています。

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亀頭包皮炎

亀頭と包皮に炎症が起きる病気で、分泌物が包皮の内側にたまると、尿道から出た膿と見分けがつきにくくなります。
原因としてはカンジダという真菌がもっとも多く、包茎の方に起こりやすい傾向があります。亀頭の発赤や白いカスの付着があれば、尿道炎ではなくこちらが疑われます。
繰り返す場合は、糖尿病が隠れていないかを調べることが推奨されています。血糖が高いとカンジダが増えやすくなるためです。

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その他の原因

感染以外でも尿道に炎症は起こります。

  • 自転車やバイク、乗馬などによる会陰部への圧迫
  • きつい下着や衣類による摩擦
  • 石鹸、ボディソープ、殺精子剤などによる刺激
  • カテーテル挿入や器具操作にともなう物理的な損傷
  • トリコモナス、ヘルペスウイルス、アデノウイルスなどの感染

ヘルペスの場合は強い痛みと水ぶくれ、アデノウイルスの場合は結膜炎や風邪症状をともなうことが多く、これらが診断の手がかりになります。

【データ出典・参考文献】

尿道から膿が出ても痛くない場合は?

痛みがないからといって軽い病気とは限りません。非淋菌性尿道炎では、25〜40%の男性が無症状のまま経過すると報告されています。
クラミジアはその典型で、分泌物がわずかに出るだけ、あるいはまったく自覚がないまま体内に留まり続けます。
痛みの有無は、炎症の起こり方の違いを反映しているに過ぎません。

淋菌は激しい炎症を起こすため痛みが強く出やすく、クラミジアやマイコプラズマは粘膜の奥でゆっくり増えるため症状が乏しくなります。
菌が体内にいるかどうかと、痛いかどうかは別の問題です。痛くないタイプほど受診が遅れ、合併症に至るリスクは高まります。むしろ注意が必要なのは、こちらのパターンといえます。

尿道から膿が出る場合は放置しても大丈夫?

放置は勧められません。確かに尿道炎の症状は、治療しなくても時間とともに軽くなっていくことがあります。
ここに落とし穴があります。症状が消えても病原体は残っており、体の奥へ広がる余地が生まれるからです。
さらに、症状の有無にかかわらず、性交渉を通じてパートナーに感染させてしまいます。
自分の症状が落ち着いても、うつした相手が発症し、治療後にまた自分がうつされるという往復も現実に起こります。
分泌物に気づいた時点で受診し、検査を受けること。これが結果的にいちばん負担の少ない解決策になります。

尿道炎や性感染症を放置するとどうなる?

放置した尿道炎から起こりうる問題は男女で異なります。
男性では、菌が尿道から精管をさかのぼり、精巣上体炎や前立腺炎を引き起こすことがあります。
陰嚢が腫れて強く痛み、発熱をともなうこともあり、この段階になると治療期間も長引きます。

慢性化した炎症が、尿道の狭窄や尿道周囲の膿瘍につながる場合もあります。淋菌・クラミジア・マイコプラズマはいずれも精子の状態に影響し、男性不妊の要因となりうることが指摘されています。
女性ではさらに深刻な経過をたどりやすくなります。クラミジアや淋菌が子宮頸管から子宮、卵管へ広がると、骨盤内炎症性疾患を起こします。

尿道炎のある女性の10〜40%がこの状態に進むとされ、当初は無症状だった方でも起こりうると報告されています。
卵管が傷つくことで不妊や子宮外妊娠の原因となり、既往のある女性では不妊のリスクが最大5倍に高まるというデータもあります。
まれに、菌が血流に乗って全身に回り、関節炎や皮膚の発疹を起こすこともあります。

【データ出典・参考文献】

尿道から膿が出る場合の検査方法

診察では、まず症状の経過と性交渉の状況を確認し、陰部を診察して分泌物の有無を調べます。検査の中心となるのは次の方法です。

  • 核酸増幅検査(NAAT):初尿または尿道の綿棒で採取した検体から、淋菌やクラミジアの遺伝子を検出する
  • グラム染色:分泌物を顕微鏡で観察し、淋菌の有無と白血球の数を短時間で確認する
  • 尿検査:白血球の増加を確認し、膀胱炎など他の病気と区別する
  • 培養検査:菌を実際に育て、どの抗菌薬が効くかを調べる

核酸増幅検査は感度・特異度ともに高く、現在の標準的な検査です。マイコプラズマ・ジェニタリウムについても核酸増幅検査が唯一の確実な診断手段ですが、実施できる施設は限られます。
受診時は、少なくとも2時間は排尿を我慢してから行くことをお勧めします。直前に排尿すると分泌物が洗い流され、検査の精度が落ちるためです。
尿道炎が見つかった場合は、梅毒やHIVの検査も併せて受けることが推奨されています。

尿道から膿が出る場合の治療方法

治療の柱は抗菌薬で、原因菌によって使う薬が変わります。淋菌感染症では、セフトリアキソンという抗菌薬を筋肉注射または点滴で1回投与する方法が標準的です。
体重150kg未満であれば500mgが推奨量とされています。淋菌は薬剤耐性が進んでおり、キノロン系や飲み薬のセフェム系、アジスロマイシン単独での治療はもはや推奨されていません。
クラミジアに対しては、ドキシサイクリン100mgを1日2回、7日間内服する方法が第一選択です。原因菌が特定できない段階でも、淋菌とクラミジアの両方をカバーする形で治療を始めるのが一般的です。
初回治療で改善しない場合には、モキシフロキサシンなど別系統の薬に切り替えます。治療中に押さえておきたいのは、次の3点です。

  • 処方された薬は症状が消えても最後まで飲みきる
  • パートナーも同時に検査と治療を受ける(過去60日以内の性的接触者が対象)
  • 治療が完了し症状が消えるまで、少なくとも1週間は性交渉を控える

治療から3か月後に再検査を受けることも勧められています。

尿道から膿が出なくなった場合も治った?

膿が止まったことと、菌がいなくなったことはイコールではありません。尿道炎の症状は治療をしなくても自然に軽快することがあり、だからこそ治ったと誤解されやすいのです。
実際には病原体が残り、静かに広がっていくことがあります。治療を受けた場合でも油断はできません。クラミジア尿道炎ではドキシサイクリンによる治療が6〜12%で失敗すると報告されています。
マイコプラズマ・ジェニタリウムは再発性・持続性の尿道炎の主な原因であり、耐性の問題も抱えています。判断の基準は自覚症状ではなく検査結果です。
症状が消えても医師の指示どおり内服を続け、再検査で陰性を確認するところまでが治療だと考えてください。

健康保険適用

当院では尿道から膿が出る症状の診察・検査を行っています

尿道から黄色や白色の膿が出る、排尿時に痛みがある、尿道に違和感があるなどの症状がある場合は、自己判断で放置せず、早めに泌尿器科へご相談ください。尿道から膿が出る症状は、淋菌やクラミジアなどの性感染症や尿道炎が原因となっていることが多く、適切な検査と治療が必要です。パートナーへの感染を防ぐためにも、症状に気付いたらお早めにご受診ください。

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尿道から膿が出た場合、市販薬で治せる?

市販薬での自己治療は勧められません。理由は次のとおりです。

  • 原因菌を特定しないと、どの抗菌薬が有効か判断できない
  • 淋菌をはじめ薬剤耐性が広がっており、中途半端な投与は耐性菌を増やす
  • 症状だけが隠れ、感染が続いていることに気づけなくなる
  • パートナーへの感染が放置される

排尿時の不快感をやわらげる市販薬はありますが、炎症の原因である細菌には無力です。症状が一時的に落ち着くことで受診が遅れ、かえって状況を悪化させかねません。
膿や分泌物が出た時点で検査を受けるのが、結局のところ最短ルートになります。

女性でも尿道から膿が出ることがありますか?

女性にも尿道炎は起こります。ただし現れ方が男性と大きく異なるため、気づかれにくい事情があります。
女性の尿道は男性より短く、炎症が起きても分泌物として自覚されにくいため、症状は膀胱炎や腟炎に似た形で現れます。

  • 排尿時にしみる、痛い
  • おりものの量や色が変わる
  • 不正出血、性交後の出血
  • 下腹部の痛み

女性の尿道炎は最大75%が無症状か、子宮頸管炎・膀胱炎・腟炎の症状として現れると報告されています。
クラミジアに感染した女性でも、75%までが無症状のまま経過します。パートナーに性感染症が見つかったとき、自分に症状がなくても検査を受けるべきなのはこのためです。
閉経後の女性では、エストロゲンの減少で尿道や腟の粘膜が薄く乾燥し、感染がなくても炎症が起こることがあります。高齢女性における尿道炎の頻度の高い原因です。

【データ出典・参考文献】

子ども・高齢者の尿道から膿が出る場合

子どもの場合、性感染症以外の原因を先に考えます。もっとも多いのは亀頭包皮炎で、包皮と亀頭のあいだに汚れがたまり、細菌やカンジダが増えることで炎症が起こります。
おむつかぶれや石鹸の刺激がきっかけになることもあります。亀頭の赤みや腫れ、白いカスの付着が特徴的な所見です。

新生児では、出産時に母親からクラミジアや淋菌をもらい、結膜炎や肺炎を発症する場合があります。
子どもに性感染症を疑う所見があるときは、性的虐待の可能性を含めた慎重な評価が必要です。

高齢者では、尿道カテーテルの留置や器具の操作にともなう炎症が目立ちます。
前立腺肥大などで排尿がうまくいかず、細菌が繁殖しやすくなっていることも背景にあります。糖尿病がある方は感染を起こしやすく、治りも遅くなる傾向があります。

尿道から膿が出た場合は何科を受診する?

泌尿器科は性感染症の検査・治療に慣れており、排尿時の痛みや尿道の違和感など尿路症状がある場合に適した診療科です。また、その場で顕微鏡検査が可能な医療機関も多く、原因に応じた適切な診断・治療を受けられます。子どもは小児科でも診てもらえますが、症状が続く場合や繰り返す場合は小児泌尿器科への紹介が検討されます。受診をためらう気持ちが働く分野ではあります。ただ、医療機関にとって尿道炎は日常的に診ている病気であり、検査そのものは数分で終わります。

尿道から膿が出ることに関するよくある質問

Q. 尿道から膿が出ても自然に治ることはありますか?

症状が一時的に軽くなることはありますが、原因となる細菌が体内からいなくなったとは限りません。放置すると前立腺炎や精巣上体炎、不妊などの合併症や、パートナーへの感染につながる可能性があります。症状が改善したように見えても、早めに泌尿器科で検査を受けましょう。

Q. 尿道や陰部から白い膿が出ています。クラミジアの可能性はありますか?

白色や透明に近い分泌物は、クラミジアやマイコプラズマなどによる尿道炎でみられることがあります。一方で、黄色や黄緑色の膿は淋菌感染症であることも少なくありません。膿の色だけでは診断できないため、尿検査や性感染症検査を受けることが大切です。

Q. 陰部のできものから膿が出ました。尿道から出る膿とは違うのでしょうか?

はい、異なる場合があります。尿道から出る膿は尿道炎や性感染症が原因となることが多い一方、陰部のできものから膿が出る場合は、毛嚢炎や粉瘤、バルトリン腺膿瘍など皮膚や皮下組織の病気が原因であることがあります。原因によって治療法が異なるため、自己判断せず医療機関を受診しましょう。

Q. 市販薬だけで尿道から出る膿は治せますか?

市販薬だけで原因を治すことはできません。淋菌やクラミジアなどの性感染症では、原因菌に応じた抗菌薬による治療が必要です。自己判断で様子を見ると症状が長引いたり、パートナーへ感染させたりする可能性があるため、早めに泌尿器科を受診してください。

Q. 尿道から膿が出たら何科を受診すればよいですか?

男性は泌尿器科、女性は泌尿器科または婦人科の受診がおすすめです。排尿時の痛みや尿道の違和感が中心であれば泌尿器科、おりものの異常や不正出血などを伴う場合は婦人科でも対応しています。どちらを受診すべきか迷う場合は、性感染症の検査・治療に対応している医療機関へ相談しましょう。

まとめ

尿道から膿が出るという症状は、多くの場合、淋菌やクラミジアなどによる尿道炎のサインです。膿の色は原因を推測する手がかりになるものの、それだけで診断を確定することはできません。
痛みがなくても、膿が自然に止まっても、菌が消えたとは限りません。非淋菌性尿道炎の25〜40%は無症状で経過し、放置すれば精巣上体炎や男性不妊、女性では骨盤内炎症性疾患や不妊につながる可能性があります。

検査は初尿を使った核酸増幅検査が中心で、体への負担はほとんどありません。治療も淋菌なら1回の注射、クラミジアなら1週間の内服で完結します。
パートナーと一緒に治療を受け、再検査で陰性を確認するところまで進めれば、この病気は治せます。
気になる分泌物に気づいたら、早めにれいわクリニックにご相談ください。

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この記事の監修・執筆医

膀胱癌治療の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師


医療法人社団涼美会 理事長

関口 知秀

過活動膀胱や頻尿などの一般泌尿器科診療をはじめ、性感染症(性病)検査・治療、前立腺疾患や泌尿器がんの早期発見まで幅広く対応。
患者様一人ひとりの症状や生活背景に寄り添い、丁寧な診察とわかりやすい説明を大切にしています。
新宿・渋谷の3拠点にて、土日祝日や夜間診療にも対応し、お忙しい方でも受診しやすい体制で質の高い医療を提供しています。

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※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。

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