目次 [ 表示 ]
医療法人社団涼美会 理事長
新宿・渋谷の泌尿器科 | れいわクリニック
Care & Treatment治療について
新宿・渋谷周辺での血尿の診断・治療をご検討の方へ
腎がんは初期症状がほとんどないため、健康診断や人間ドックで偶然発見されることが多いがんです。血尿や腰痛などの症状が現れることもありますが、症状が出た時には進行している場合もあります。一方で、早期に発見できれば手術による根治が期待できるため、早期発見と適切な治療が重要です。
本記事では、腎がんの原因、初期症状、検査方法、ステージ分類、手術や薬物療法、生存率や予後について詳しく解説します。健康診断で腎臓の異常を指摘された方や、血尿・腰痛などの症状が気になる方はぜひ参考にしてください。
REASON
土・日・祝も診療
年末年始も休まず対応
平日夜21時まで
仕事帰りに通いやすい
全院 駅チカ
院内処方お薬をその場で
腎臓のがんは、腎臓の中にある尿細管という組織から発生するがんです。がん細胞の種類・形態によって数種類に分類されます。
淡明細胞がんが最も多く、他には乳頭状がん、嫌色素性がん、集合管がんなどがあります。淡明細胞がんであればVHLという遺伝子の異常が原因の一つとされており、
乳頭状がんはMET・FHという遺伝子が、嫌色素性がんはBHDという遺伝子が、それぞれ関わっていると考えられています。
日本・欧米ともに腎がんは増えており、男性に多くみられ、女性の約2倍発症するといわれています。
かつては血尿や腰痛などの症状が出てから見つかることが多い病気でしたが、近年は健康診断や人間ドック、他の病気の検査で行った超音波検査やCT検査によって、症状のない段階で偶然発見されるケースが増えています。
腎がんの特徴は、初期にはほとんど症状がないことです。そのため、自覚症状だけで早期発見することは難しく、定期的な健康診断が重要になります。
進行すると血尿、腰や背中の痛み、お腹のしこり、体重減少、発熱などがみられることがありますが、これらの症状が現れた時点では病気が進行している場合もあります。
他の臓器への転移による症状が最初に現れるケースもあり、肺転移であれば血液交じりの痰が出ることがあり、骨転移であれば痛みや骨折で気付かれることがあります。
腎がんが疑われた場合には、まず超音波検査を行います。超音波検査は体への負担が少なく、腎臓の腫瘍を発見するための有用な検査です。
しかし、腫瘍の性質や広がりを詳しく調べるためにはCT検査が欠かせません。特に造影剤を用いたCT検査は腎がんの診断において最も重要な検査であり、
腫瘍の大きさや位置、周囲への広がりの有無などを詳しく評価することができます。必要に応じてMRI検査を追加することもあります。
画像検査で腎がんと間違われやすい腫瘍として、オンコサイトーマや腎血管筋脂肪腫という良性の腫瘍もあります。実際に、CTなどで腎がんと診断された後に手術を受け、
摘出した腎臓を観察すると、約20%の症例が良性腫瘍であったという報告もあります。
このような例を減らすため、背中から針を刺して腎臓の腫瘍から細胞を採取する腎腫瘍生検という検査を追加することもあります。
また、腎がんの発見に有効な腫瘍マーカーはなく、血液検査で診断することはできません。
腎がんと診断された場合には、腫瘍の大きさや広がり、転移の有無などを調べて病期(ステージ)を決定します。腎臓の中だけにとどまっている早期のがんと、リンパ節や肺、骨などに転移している進行がんでは治療方針や予後が大きく異なります。そのため、正確な病期診断が非常に重要です。
腎がんにはいくつかの種類がありますが、その中でも淡明細胞型腎細胞がんが最も多く、全体の約7割を占めます。種類によって治療への反応や予後が異なるため、必要に応じて病理検査による詳しい診断が行われます。
近年は画像診断技術の進歩により、小さな腎がんが発見される機会が増えています。特に4cm以下の小さな腫瘍は小径腎腫瘤と呼ばれ、早期に発見できれば治療による良好な成績が期待できます。腎がんは早期であれば根治を目指せる病気であり、症状がないからこそ定期的な検査が重要です。
また、遠隔転移を伴う腎がんに関しては、予後を予測するスコアがあります。MSKCC分類やIMDC分類が広く使用されており、血液検査などを用いて判定されます。低・中・高リスクに分けられ、それぞれ平均生存期間が43か月・22か月・7.8か月とされています。進行性・転移性腎がんに対する治療方針を検討する際には、このリスク分類が重要となります。
れいわクリニックでは、腎がんが疑われる場合や精密検査・専門的な治療が必要と判断された場合、連携する高度医療機関へ速やかにご紹介しております。
腎がんの治療は、がんが腎臓内にとどまっているか、あるいは他の臓器へ転移しているかによって大きく異なります。転移のない腎がんでは手術による根治治療が基本となり、転移がある場合には薬物療法を中心とした治療が行われます。
転移を認めない腎がんに対する標準的な治療は手術です。特に腫瘍の大きさが4cm以下(T1aと表します)の小さな腎がんでは、がんの部分だけを切除して正常な腎臓をできるだけ残す腎部分切除術が第一選択とされています。腎部分切除術は、がんの治療成績が腎臓全体を摘出する根治的腎摘除術とほぼ同等でありながら、術後の腎機能を良好に保てるという大きなメリットがあります。そのため現在では、小さな腎がんに対する標準治療として広く行われています。
近年では手術技術の進歩により、4cmを超える比較的大きな腎がんに対しても、腫瘍の位置や形状によっては腎部分切除術が可能となっています。治療方針を決定する際には、単純に腫瘍の大きさだけでなく、腎臓内のどこに存在するか、血管や尿の通り道にどの程度近いかなども総合的に評価されます。
一方で、がんが腎臓の外へ広がっている局所進行がん(T3以上と表します)では、一般的に腎臓全体を摘出する根治的腎摘除術が選択されます。また、腫瘍が腎静脈や下大静脈の中まで進展している場合でも、完全な切除が可能と判断されれば、腫瘍塞栓を含めて摘出する積極的な手術が検討されます。
高齢の方や心疾患・呼吸器疾患などの重い持病を抱えている方では、手術そのもののリスクが高くなることがあります。そのような場合には、皮膚から針を刺して腫瘍を凍結させる凍結療法や、熱で焼灼するラジオ波焼灼術といった低侵襲治療が選択肢となります。これらは身体への負担が少なく、手術が難しい患者さんに有効な治療法です。
また、非常に小さな腎がんでは、すぐに治療を行わず定期的な画像検査で経過を観察する積極的監視療法が選択されることもあります。特に2cm未満の小さな腎がんは転移する可能性が極めて低いとされており、高齢者や合併症の多い患者さんでは、治療による負担とがんの進行リスクを慎重に比較しながら方針を決定します。
肺や骨、リンパ節などに転移を認める転移性腎がんでは、全身に作用する薬物療法が治療の中心となります。
近年、腎がんに対する薬物治療は大きく進歩しました。20年ほど前まで、進行した腎がんに対する薬物治療はサイトカイン療法と呼ばれる免疫を活性化する治療が中心でした。しかし、効果が得られる患者さんは限られており、十分な治療成績とはいえませんでした。
その後の研究によって、腎がんは非常に多くの血管を作りながら増殖する特徴を持つことが分かりました。この性質を利用して開発されたのが分子標的薬です。
分子標的薬は、がんに栄養を送る血管の形成を抑えることで、がんの成長を遅らせる治療です。これにより、進行した腎がんの治療成績は大きく改善しました。
さらに2010年代後半からは、免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる新しい免疫療法が登場し、腎がん治療は新たな時代を迎えました。
私たちの体には、本来がん細胞を攻撃する免疫の仕組みがあります。しかし、がん細胞は免疫の攻撃を逃れるためのブレーキを利用しています。免疫チェックポイント阻害薬は、このブレーキを解除することで、患者さん自身の免疫が再びがんを攻撃できるようにする治療です。従来の治療では難しかった長期間の病状コントロールや、場合によってはCTなどの検査でほとんどがんが確認できなくなるほどの効果が得られる患者さんも現れるようになりました。現在では腎がん治療において非常に重要な薬剤となっています。
現在の進行性腎がんに対する標準的な薬物治療は、複数の薬剤を組み合わせる方法です。
一つは、異なる作用を持つ免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせる治療です。免疫を活性化する仕組みが異なる薬剤を併用することで、より強い抗腫瘍効果が期待できます。
もう一つは、免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬を組み合わせる治療です。分子標的薬によって腫瘍周囲の環境を整えながら、免疫療法の効果を高めることが期待されています。この治療法は比較的高い確率で腫瘍を縮小させる効果が認められており、現在多くの患者さんで選択されています。
実際に国際的な大規模臨床試験では、これらの併用療法によって生存期間の延長や病状進行の抑制が確認されており、世界中で標準治療として用いられています。
現在、腎がんにはさまざまな薬剤がありますが、どの患者さんにどの治療が最も効果的かを完全に予測する方法はまだ確立されていません。肺がんなど一部のがんでは遺伝子検査や特殊な検査結果をもとに治療薬を選択できますが、腎がんではそのような指標がまだ十分ではありません。そのため現在は、がんの進行度・転移の部位や数・患者さんの全身状態・年齢や持病の有無・治療で期待する効果などを総合的に判断して治療方針を決定します。
例えば、長期的な治療効果を重視する場合と、まず確実に腫瘍を小さくしたい場合では、選択される治療が異なることがあります。
また、症例によっては原発巣である腎臓の摘出や転移巣の切除を組み合わせることで、より良い治療効果が期待できる場合などもあります。
腎がんは初期にはほとんど症状がありません。そのため、自覚症状だけで早期発見することは難しく、健康診断や人間ドックの超音波検査やCT検査で偶然発見されることが多くあります。
血尿は腎がんの代表的な症状の一つですが、膀胱炎や尿路結石などでも起こります。特に痛みのない血尿は腎がんや膀胱がんが隠れている場合もあるため、早めの受診をおすすめします。
腎がんが進行すると、腰や背中の痛みが現れることがあります。ただし、腰痛の原因はさまざまであり、腰痛だけで腎がんとは判断できません。血尿や体重減少などを伴う場合は注意が必要です。
はい。現在は健康診断や人間ドックで行われる超音波検査やCT検査によって、症状のない段階で発見されるケースが増えています。
腎がんに特有の腫瘍マーカーはなく、血液検査だけで診断することはできません。診断には超音波検査やCT検査などの画像検査が重要です。
多くの腎がんは遺伝しませんが、一部には遺伝性の腎がんがあります。若い年齢で発症した場合や家族に腎がんの方がいる場合は、遺伝的な要因が関与している可能性があります。
腎がんは肺、骨、リンパ節、肝臓などへ転移することがあります。転移した部位によって咳や血痰、骨の痛みなどの症状が現れることがあります。
血尿や健康診断で腎臓の異常を指摘された場合は、泌尿器科を受診してください。必要に応じてCT検査や専門的な治療が行われます。
早期に発見された腎がんであれば、手術によって根治が期待できます。特に腎臓内にとどまる小さな腎がんでは良好な治療成績が得られています。
腎がんの予後は病期によって大きく異なります。早期に発見された場合は良好な治療成績が期待できますが、転移を伴う進行がんでは病状やリスク分類によって予後が異なります。
健康診断で腎臓の異常を指摘された方や、血尿のある方、腰や背中の痛みが気になる方は、一度医療機関での詳しい検査を受けることをおすすめします。
また、思いのよらない症状をきっかけに病気の診断に至ることもあります。今回紹介した腎がんも発見された時期によって、治療選択肢やその後の治療経過が大きく変わります。
気になる症状や検査結果がありましたら、是非早めにれいわクリニックにご相談ください。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | ● | ● | ● | 休 | ● | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | ● | ● | ● | ● | ● | 〇 | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | 休 | ● | ● | ● | ● | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | 休 | ● | ● | ● | ● | ◯ | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。