目次 [ 表示 ]

医療法人社団涼美会理事長
関口 知秀
過活動膀胱や頻尿などの一般泌尿器科診療をはじめ、性感染症(性病)検査・治療、前立腺疾患や泌尿器がんの早期発見まで幅広く対応。
患者様一人ひとりの症状や生活背景に寄り添い、丁寧な診察とわかりやすい説明を大切にしています。
新宿・渋谷の3拠点にて、土日祝日や夜間診療にも対応し、お忙しい方でも受診しやすい体制で質の高い医療を提供しています。
新宿・渋谷の泌尿器科 | れいわクリニック
Care & Treatment治療について
前立腺肥大症の症状でお悩みの方へ
「トイレが近い」「夜中に何度も起きる」「尿の勢いが弱い」「排尿に時間がかかる」といったお悩みはありませんか。
これらの症状は、加齢に伴って前立腺が大きくなる「前立腺肥大症」が原因となっていることがあります。
前立腺は尿の通り道を取り囲むように位置しているため、大きくなることで尿道が圧迫され、さまざまな排尿トラブルが起こります。
また、頻尿や急な尿意といった症状は、過活動膀胱など他の病気が関係している場合もあり、見た目だけでは判断が難しいこともあります。
症状が続くと生活の質の低下につながりますが、適切な診断と治療によって改善が期待できます。
当院では問診や検査を通して原因を丁寧に見極め、お一人おひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療や生活指導をご提案しています。
排尿に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
目次 [ 表示 ]
前立腺肥大症は、男性にだけある「前立腺」という臓器が年齢とともに大きくなることで起こる病気です。
細胞レベルでは30代から変化が始まり、年齢が上がるにつれて多くの人に肥大がみられるようになります。
前立腺は膀胱のすぐ下にあり、尿の通り道である尿道を取り囲むような位置にあります。
そのため、この前立腺が大きくなると尿道が圧迫され、尿の出方にさまざまな不具合が生じるようになります。
ただし、前立腺の大きさがそのまま重症度と相関するわけではなく、前立腺が大きくても排尿に困らない人がいる一方で、
あまり大きくなくても頻尿や尿の出にくさといった症状が出る人もいます。そのため現在では、単に前立腺の大きさだけで判断するのではなく、
排尿に関する症状の有無や尿の通りの状態も含めて総合的に評価する考え方が一般的です。
前立腺肥大症はがんとは異なる良性の変化ですが、加齢とともに多くの男性にみられるごく一般的な病気であり、
特に50歳以降になると症状を自覚する人が増えていきます。
原因ははっきりと一つに特定されているわけではありませんが、年齢とともに男性ホルモンのバランスが変化することが関係していると考えられています。
若い頃には問題がなかった前立腺が、時間の経過とともに少しずつ大きくなり、結果として尿道を圧迫するようになります。
この圧迫が続くと、膀胱は尿を押し出すためにより強い力を必要とするようになり、やがて膀胱自体にも負担がかかっていきます。
長期間その状態が続くと、膀胱の働きが弱くなったり、まれに腎臓にまで影響が及ぶこともあります。
症状としてよくみられるのは、いわゆる「尿のトラブル」です。
例えば、トイレが近くなる、特に夜中に何度も起きて排尿しなければならない、尿の勢いが弱くなる、排尿を始めるまでに時間がかかる、
途中で尿が途切れる、排尿後もすっきりしないといった症状が挙げられます。また、急に強い尿意を感じて我慢しにくくなることもあります。
これらの症状は一つだけでなく、いくつかが同時に現れることも多く、日常生活の質を大きく下げる原因になります。
特に夜間頻尿は睡眠の質を悪化させ、日中の疲労感や集中力低下にもつながるため、見過ごせない症状のひとつです。
ただし、こうした症状は前立腺肥大症だけに特有のものではありません。膀胱炎や前立腺炎、尿路結石、膀胱の腫瘍、
さらには神経の病気などでも似たような症状が現れることがあります。そのため、「年齢のせいだから」と自己判断せず、
必要に応じて医療機関で検査を受けることが重要です。特に血尿が出る場合や、急に尿が出なくなるような場合には、
別の病気が隠れている可能性もあるため注意が必要です。
また、前立腺肥大症に「過活動膀胱」など他の膀胱機能異常を合併することもあります。
前立腺肥大症の人にみられる頻尿や急な尿意の背景には、前立腺の肥大によって尿の出口が狭くなることが大きく関係しています。
尿が出にくくなることで、膀胱は強い力で尿を押し出そうとし、その結果、膀胱は「伸びる→高い圧がかかる→血流が悪くなる→回復する」
という状態を繰り返すようになります。この負担が続くことで、膀胱の粘膜や神経、筋肉に変化が起こり、尿意を感じやすくなると考えられています。
特に血流が悪くなることで細胞にダメージが蓄積し、膀胱の働きが過敏になることが一因とされています。
また、前立腺が大きくなることで尿道も引き伸ばされ、刺激に敏感になることがあり、その刺激が神経を通じて膀胱に伝わることで、
頻尿や尿意切迫感といった症状につながる場合もあります。このように、膀胱だけでなく尿道の変化も症状に関係していると考えられています。
手術や薬によって前立腺肥大症の治療を行うと、頻尿や尿意切迫感といった過活動膀胱症状が軽くなったり、消えたりすることが多いと知られています。
これは、前立腺による圧迫が膀胱に負担をかけていることが原因の一つであるためです。
しかし実際には、治療によって尿の流れが改善しても、尿意切迫感や頻尿、夜間頻尿、切迫性尿失禁などの症状が完全にはなくならず、
残ってしまう患者さんも一定数います。
このため治療では、まず前立腺肥大症そのものに対して治療を行い、その上で、まだ過活動膀胱の症状が残る場合に限って
過活動膀胱の治療薬を追加するという方法が一般的な治療戦略とされています。
まずは症状の詳しい聞き取りが行われます。いつから、どのような症状がみられるようになったのか、
そしてそれらの症状がどのように変化したのかを把握することが重要です。国際前立腺症状スコア
(IPSS)、過活動膀胱症状スコア(OABSS)、 主要下部尿路症状スコア(CLSS)といった質問票があり、
これらは診断につながるだけではなく、重症度の評価や治療効果を判定するうえでも有用です。
その上で、お腹の状態をみたり、肛門から指を入れて前立腺の大きさや硬さを調べる診察が行われることがあります。
さらに尿検査では感染や血尿の有無を確認し、血液検査では前立腺特有の数値(PSA)を測定して、前立腺がんの可能性がないかをチェックします。
必要に応じて、超音波検査で前立腺の大きさや膀胱内に残っている尿の量を調べることもあります。
前立腺の大きさは、この超音波検査でお腹の上から前立腺の断面を確認しながら体積を計算することで推定されます。
目安としては25mLを超えると「前立腺が大きい」と判断されることが多く、形のいびつさや膀胱側への突出の程度などもあわせて評価されます。
特に膀胱へどの程度飛び出しているかは、尿の出にくさの原因や治療の効果を予測する手がかりになるとされています。

また、排尿後に100ml以上の尿が残っている場合には、尿がうまく出せていない可能性があるため注意が必要です。
前立腺が大きくなることで実際に尿の通りが悪くなっているかどうかも重要なポイントです。
詳しく調べる検査もありますが、日常診療では尿の勢いや流れ方を測る簡易的な検査がよく行われ、前立腺肥大症では尿の勢いが弱く、
だらだらと長く出るようなパターンがみられます。
これらの検査を組み合わせることで、前立腺肥大症かどうか、また他の病気が隠れていないかを判断します。
治療は症状の程度や生活への影響に応じて選ばれます。
症状が軽く、日常生活にあまり支障がない場合には、すぐに薬を使わず経過をみることもあります。
この場合でも、生活習慣の見直しはとても重要です。例えば、寝る前の水分を控えめにする、
カフェインやアルコールの摂取を減らす、長時間尿を我慢しないといった工夫が症状の軽減につながることがあります。
また、適度な運動や体重管理も全身の健康とともに排尿機能の改善に役立つとされています。
これらの治療でも症状が残る場合は薬による治療が行われます。代表的な薬としてα遮断薬・PDE5阻害薬・5α還元酵素阻害薬があります。
これらは、前立腺や尿道の緊張をゆるめて尿を出しやすくするものや、前立腺そのものを小さくする働きをもつものがあります。
これらの薬によって多くの人は症状の改善が期待できますが、効果の出方には個人差があり、それぞれ特有の副作用などもあります。
例えば、α遮断薬は特定の眼科治療を行う際には中断しなければなりません。また、PDE5阻害薬は心臓に持病がある方への使用は推奨されていません。
5α還元酵素阻害剤はPSAという前立腺癌腫瘍マーカーを低下させる作用があるため、PSA値を評価する際に注意が必要となります。
これらの点も踏まえて医師と相談しながら薬を調整していくことが大切です。
その他にも薬物治療を行う場合にはいくつか注意点があります。例えば、5~6種類以上の薬を併用する状態はポリファーマシーと呼ばれ、
副作用や相互作用のリスクが高まるとされています。そのためもともと複数種類の薬を内服している場合は、
手術など薬以外の治療が望ましいことがあります。
また、頻尿の治療に使われる一部の薬は認知機能に影響する可能性があるため、高齢者ではより安全性に配慮した薬の選択が求められます。
突然尿が出なくなる「尿閉」という状態になってしまった場合は、尿道に細い管を通して膀胱から尿を出してあげる必要があります。
状況次第では、管(カテーテル)をしばらくの間留置しておかなければならないこともあります。
薬で十分な効果が得られない場合や、尿閉、繰り返す尿路感染、血尿、膀胱結石といった合併症がある場合には、手術が推奨されます。
従来は内視鏡を使って前立腺の一部を削る方法が主流でしたが、最近ではより体への負担が少ない治療法も増えてきています。
たとえば、前立腺を物理的に広げる方法や、熱や水蒸気を使って組織を縮小させる方法などがあり、
高齢の方や持病のある方にも適応しやすくなっています。
当院では前立腺肥大症による頻尿・尿の出にくさなどの診察を行っています
トイレが近い、夜中に何度も起きる、尿の勢いが弱いなどの症状がある場合は、自己判断せず泌尿器科にご相談ください。早めの診察で症状の改善や安心につながります。
前立腺肥大症は多くの場合、命に関わる病気ではありませんが、放置すると徐々に症状が悪化し、生活の質を大きく損なう可能性があります。
また、まれに腎臓に負担がかかるなどの影響が出ることもあります。年齢とともに誰にでも起こりうる変化ではありますが、
「年のせい」とあきらめず、気になる症状があれば早めに相談することが大切です。適切な診断と治療によって、
多くの場合は症状をコントロールし、日常生活を快適に保つことが可能です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ◯ | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | ● | ● | ● | ● | ● | 〇 | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00-14:00 | 休 | ● | ● | 休 | ● | ◯ | ◯ |
| 16:00-21:00 | 休 | ● | ● | ● | ● | ◯ | ◯ |
◯ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。