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脂漏性皮膚炎|原因・症状・治療と日常生活での注意点を形成外科医が徹底解説

新宿・渋谷周辺で脂漏性皮膚炎の治療をご検討の方へ

「頭皮のフケがなかなか治らない」「顔の赤みや皮むけが繰り返し出る」「かゆみが続いている」といった症状はありませんか。脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位に炎症が起こる皮膚の病気で、頭皮や顔、胸などに症状が現れやすいことが特徴です。フケやかゆみだけだと思っていても、実は脂漏性皮膚炎が原因となっている場合があります。本記事では、脂漏性皮膚炎の症状や原因、検査・治療方法、日常生活で気を付けたいポイントについてわかりやすく解説します。正しい知識を身につけ、症状の改善や再発予防につなげましょう。

当院の特徴

REASON

脂漏性皮膚炎の再発時にすぐ相談できる土日祝日診療

土・日・祝も診療
年末年始も休まず対応

脂漏性皮膚炎の違和感を感じたらすぐに受診可能な夜間診療

平日21時まで
仕事帰りに通いやすい

脂漏性皮膚炎を早期治療

全院 駅チカ
院内処方お薬をその場で

脂漏性皮膚炎への対応

形成外科・皮膚科
専門的な治療

目次 [ 表示 ]

脂漏性皮膚炎とは?

院長による疾患解説

【繰り返すフケ・かゆみ】「脂漏性皮膚炎」について医師が解説します

脂漏性皮膚炎は早期の適切な治療が重要です。

「頭がかゆい」「顔にフケのようなものが出てくる」
そんな症状で悩んでいる方は、意外と多くいらっしゃいます。その原因のひとつとして考えられるのが、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)です。

脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多い部位に炎症が起きる皮膚の病気です。赤みやかゆみ、皮膚が白っぽくポロポロと剥がれる「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる症状が特徴的です。
米国では一般人口の約1〜3%に見られるとされており、決してめずらしい病気ではありません。
見た目の変化から気になってしまうことも多く、精神的なストレスにつながるケースもあります。

しかし、正しい知識を持って適切に対処すれば、症状を落ち着かせることは十分に可能です。まずは脂漏性皮膚炎のことをよく知ることから始めてみましょう。

【データ出典・参考文献】

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性皮膚炎の症状は、大きく分けると次のようなものがあります。

  • 皮膚の赤み(紅斑):境界がはっきりしない赤みが広がることがあります。
  • フケや鱗屑:皮膚がポロポロと白〜黄色っぽく剥がれ落ちるのが特徴です。
  • かゆみ:炎症によってかゆみが生じます。強くかくと皮膚が傷つき、悪化することがあります。
  • 皮脂の過剰分泌:患部がテカテカしている、または逆にカサカサしているように見えることもあります。
  • かさぶたのようなかたまり:乳幼児では頭部に厚いかさぶたができる「乳痂(にゅうか)」が見られることがあります。

これらの症状は一度に全部出るわけではなく、人によって出方はさまざまです。かゆみは脂漏性皮膚炎患者の70%以上に報告されており、QOL(生活の質)にも大きな影響を及ぼします。
軽い場合は「フケが多いな」と感じる程度のこともありますが、重症化すると広範囲に症状が広がることもあるため、気になったら早めに受診されることをおすすめします。

【データ出典・参考文献】

脂漏性皮膚炎ができやすい部位

脂漏性皮膚炎は、皮脂腺が多く分布している「脂漏部位(しろうぶい)」に発症しやすい病気です。具体的にどのような場所に出やすいのか、部位ごとに見ていきましょう。

脂漏性皮膚炎ができやすい部位

頭部

最もよく見られる部位のひとつです。頭皮に赤みやかゆみが生じ、白〜黄色のフケが大量に出ることがあります。髪を洗っても翌日にはまたフケが出てきてしまう、という方は脂漏性皮膚炎の可能性があります。
頭皮の奥まで洗えていないと思って強くゴシゴシ洗ってしまいがちですが、これは逆効果になることもあるため注意が必要です。

眉毛の周り、眉間、小鼻の脇、口の周り、耳の前後などに症状が出やすいです。赤みやポロポロとした皮剥けが目立つため、化粧ノリが悪くなると感じる方も少なくありません。
目の周囲や耳の中にも症状が生じることがあり、かゆみや不快感を伴う場合もあります。

身体

胸の中央部(胸骨部)や背中の上部、わきの下などにも出ることがあります。これらの部位は衣服で隠れていることが多いため気づきにくいですが、かゆみや赤みが続くようであれば皮膚科への受診を検討してみてください。

原因と悪化因子

脂漏性皮膚炎の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の要素が深く関わっていると考えられています。

マラセチア菌の増殖

皮膚に常在するマラセチアというカビ(真菌)の一種が、皮脂を分解する際に産生する物質が皮膚の炎症を引き起こすと考えられています。健康な状態でも存在する菌ですが、皮脂が多くなると過剰に増殖しやすくなります。
皮脂の過剰分泌 ホルモンバランスの乱れや食生活、ストレスなどによって皮脂が過剰に分泌されると、マラセチアが増殖しやすい環境になります。

悪化しやすい状況

  • 睡眠不足や過度なストレス
  • 脂肪分や糖質の多い食事
  • アルコールの過剰摂取
  • 季節の変わり目や湿度の変化
  • 免疫機能の低下(疲れがたまっているときなど)
  • パーキンソン病やHIV感染症などの全身疾患との合併(これらの患者では症状が出やすく、治りにくいことが知られています)

日常生活の習慣が症状の出方に大きく関わっているため、生活リズムを整えることも治療の一環として重要です。

脂漏性皮膚炎と間違えやすい病気

脂漏性皮膚炎は他のいくつかの皮膚疾患と症状が似ていることがあり、自己判断が難しい病気のひとつです。代表的なものを紹介します。

アトピー性皮膚炎

かゆみや赤みという点では似ていますが、アトピー性皮膚炎は肘の内側や膝の裏などに出やすく、皮膚が乾燥してひびわれるのが特徴です。
一方で脂漏性皮膚炎は皮脂の多い部位に出やすく、脂っぽい印象のある症状が多く見られます。アトピーはアレルギー反応が関与しているのに対し、脂漏性皮膚炎はアレルギーとは直接関係がない点も異なります。

乾癬(かんせん)

乾癬も頭や顔に赤みとフケのような皮膚剥けが出ることがあり、混同されることがあります。
乾癬の場合は銀白色の厚いウロコ状の皮剥けが特徴的で、境界がくっきりとしていることが多いです。また、爪の変形や関節炎を伴うこともあります。

接触皮膚炎(かぶれ)

シャンプーや化粧品などに含まれる成分に対してアレルギー反応が起きると、かゆみや赤みが出ることがあります。
これを接触皮膚炎といいます。接触皮膚炎は特定の原因物質(アレルゲン)に触れた部位に限定して症状が出やすいのに対し、脂漏性皮膚炎は皮脂分泌の多い場所に広がるという違いがあります。

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放置するとどうなる?

「たかがフケ」「かゆいだけだから」と放置してしまう方もいらっしゃいますが、脂漏性皮膚炎は自然に治ることはほとんどなく(乳幼児は除く)、適切なケアをしないと悪化するリスクがあります。

  • 症状が広がる:顔や頭部だけでなく、胸や背中など広い範囲に炎症が拡大することがあります。
  • 細菌の二次感染:かゆくてかいてしまうことで皮膚に傷ができ、そこから細菌が入り込んで感染症を起こす可能性があります。
  • 慢性化・再発しやすくなる:放置すればするほど皮膚が荒れた状態が定着してしまい、治りにくくなることがあります。
  • 精神的な影響:見た目の変化が気になり、外出が億劫になるなど、QOL(生活の質)に影響が出るケースもあります。

早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けることが、症状の悪化を防ぐ一番の近道です。

受診の目安

次のような状況がある場合は、皮膚科への受診を検討してみてください。

  • 市販のフケ用シャンプーを使っても症状が改善しない
  • 2週間以上かゆみや赤みが続いている
  • 症状が顔や体にまで広がってきた
  • 皮膚が強くただれている、または液体が滲み出ている
  • 見た目が気になって日常生活に支障が出ている

「これくらいで病院に行っていいのかな」と思わず、気になったタイミングで受診するのがベストです。皮膚科は「肌のかかりつけ医」だと思って、気軽に相談してみてください。

検査・診断

脂漏性皮膚炎の診断は、主に皮膚の見た目(視診)によって行われます。特別な検査が必要になることはほとんどありませんが、他の病気と区別するためにいくつかの確認が行われる場合もあります。
ダーモスコピー検査 皮膚を拡大して観察できる専用の器具(ダーモスコープ)を使い、皮膚の状態を詳しく確認します。乾癬など他の疾患との鑑別に役立ちます。

真菌検査 白癬(水虫菌による感染症)との鑑別が必要な場合に、皮膚を少し採取して顕微鏡で観察することがあります。
いずれも痛みを伴わない簡単な検査がほとんどですので、過度に心配する必要はありません。

治療方法

脂漏性皮膚炎は完全に治癒するというよりは、症状をコントロールしながらうまく付き合っていく病気です。治療の中心となるのは薬物療法で、症状の部位や重症度に応じた薬が処方されます。

抗真菌薬(外用薬)

マラセチア菌を抑えるための塗り薬や薬用シャンプーが使われます。ケトコナゾールを含む製剤が代表的で、頭皮・顔・体のいずれにも対応しています。

ステロイド外用薬

炎症やかゆみが強いときに短期間使用されます。顔や頭皮など部位によって適切な強さのものが選ばれます。長期連用には副作用のリスクがあるため、医師の指示に従って使用することが大切です。

タクロリムス軟膏(プロトピック)

ステロイドを長期間使えない顔などの部位に対して使用されることがある薬です。炎症を抑える効果があり、ステロイドの代替として処方されることがあります。
治療は症状が落ち着いても再発する可能性があるため、状態を見ながら医師と相談しつつ続けていくことが重要です。自己判断で薬をやめてしまうと、症状がぶり返すことがあります。

健康保険適用

当院では脂漏性皮膚炎の診察・治療を行っています

頭皮のフケやかゆみ、顔の赤み・皮むけなどの症状が続いている場合は、自己判断せずお気軽にご相談ください。早めの診察と適切な治療が、症状の改善や再発予防につながります。

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日常生活で気をつけること

薬での治療と並行して、日常生活での工夫も症状のコントロールにつながります。以下のポイントを意識してみてください。

洗い方に気をつける

頭皮や顔は丁寧に、でも優しく洗うことが基本です。ゴシゴシこすると皮膚バリアが傷ついてしまいます。低刺激のシャンプーや洗顔料を選ぶと、皮膚への負担を減らせます。

規則正しい生活を送る

睡眠不足やストレスは皮脂分泌を増やしたり、免疫機能を下げたりすることで症状を悪化させます。できるだけ規則正しい生活リズムを心がけましょう。

食事のバランスを整える

脂っこい食事や甘いものの摂り過ぎは皮脂分泌を促進させる可能性があります。野菜や魚中心のバランスの良い食事を意識することが、皮膚の状態改善に役立ちます。

保湿を心がける

皮脂が多い部位でも適切な保湿は欠かせません。皮膚のバリア機能を整えることで、外部の刺激を受けにくくなります。低刺激・ノンコメドジェニックのスキンケアアイテムがおすすめです。

アルコールを控える

アルコールの摂取量を控えることも、皮脂分泌の抑制という観点から効果的とされています。

脂漏性皮膚炎に関するよくある質問(Q&A)

Q. 脂漏性皮膚炎は自然に治りますか?

乳幼児を除き、自然に改善することはあまり多くありません。一時的によくなったように見えても再発することがあるため、適切な治療やスキンケアを行うことが大切です。

Q. 脂漏性皮膚炎は人にうつりますか?

脂漏性皮膚炎は感染症ではないため、人にうつることはありません。原因のひとつと考えられているマラセチア菌は健康な方の皮膚にも存在する常在菌です。

Q. フケが多いだけでも脂漏性皮膚炎の可能性はありますか?

あります。特に赤みやかゆみを伴う場合や、フケが繰り返し出る場合には脂漏性皮膚炎の可能性があります。ただし乾燥や他の皮膚疾患が原因の場合もあります。

Q. 脂漏性皮膚炎はシャンプーを変えれば治りますか?

低刺激のシャンプーへ変更することで症状が改善する場合はありますが、それだけで治るとは限りません。症状が強い場合には抗真菌薬や外用薬による治療が必要になることがあります。

Q. 脂漏性皮膚炎は完治しますか?

脂漏性皮膚炎は症状をコントロールしながら付き合っていくことが多い病気です。適切な治療や生活習慣の改善によって症状を落ち着かせ、再発を減らすことが期待できます。

Q. ストレスで悪化することはありますか?

あります。ストレスや睡眠不足は皮脂分泌や免疫バランスに影響し、症状の悪化につながることがあります。規則正しい生活習慣も大切な治療のひとつです。

Q. 市販薬で改善しない場合はどうしたらよいですか?

市販薬を使用しても改善しない場合や、症状が広がっている場合は皮膚科への受診をおすすめします。他の皮膚疾患が隠れている可能性もあります。

Q. どのようなタイミングで受診した方がよいですか?

2週間以上症状が続く場合、赤みやかゆみが強い場合、顔や体へ広がっている場合は受診をご検討ください。見た目が気になり日常生活に支障がある場合も早めの受診がおすすめです。

まとめ

脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部位にかゆみや赤み、フケのような皮剥けが生じる皮膚の病気です。マラセチア菌の増殖や皮脂の過剰分泌が主な原因として関わっており、ストレスや生活習慣が症状に大きく影響します。

他の皮膚疾患と似ている部分もあるため、自己判断せずに皮膚科で正確な診断を受けることが大切です。適切な薬での治療と、日常生活での工夫を組み合わせることで、症状をしっかりコントロールできます。

「たかが肌荒れ」と思わず、気になる症状があればお気軽に皮膚科へご相談ください。症状が落ち着いても定期的に経過を確認しながら、お肌の健康を長く守っていきましょう。

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この記事の監修・執筆医

稗粒腫治療の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師

医療法人社団涼美会理事長

関口 知秀

稗粒腫をはじめとする一般皮膚科から、粉瘤や脂肪腫などの日帰り手術まで幅広く診療。
「再発させない根本治療」と、患者様のライフスタイルに寄り添ったスキンケア指導、および低負担で安全な除去処置を重視。
新宿・渋谷の3拠点にて、土日祝日や夜間も、不安を抱える患者さまがいつでも安心して相談できる場所でありたいと考えています。
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※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。

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