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ケロイド、肥厚性瘢痕の治療

「きずあとがミミズ腫れのように赤く盛り上がってきた」「痛痒くて気になる」――怪我や手術のあとに残るこうした症状は、見た目だけでなく、心身の大きな負担になることがあります。
特に肥厚性瘢痕やケロイドは、自然に治まるまでに長い時間がかかるため、放置せずに早期に適切な治療を行うことが大切です。
今回は、肥厚性瘢痕・ケロイドができる原因やメカニズム、そして皮膚科で行われる具体的な治療法について詳しく解説します。

1. 肥厚性瘢痕・ケロイドとは

怪我や手術、火傷、あるいは化膿などの炎症のあとに、傷のあった部位が赤く盛り上がり、ミミズ腫れのような状態になってしまう皮膚疾患が「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」および「ケロイド」です。
単なる通常のきずあととは異なり、強い痒み(かゆみ)や痛みを伴うことが多く、日常生活の中で衣服がこすれるだけでも不快感や痛みを感じることがあります。

なぜ傷あとが盛り上がってしまうのか

皮膚の深い層である「真皮網状層(しんぴもうじょうそう)」に日常的な張力(ひっぱられる力)がかかったり、炎症が長く続いたりすることが主な引き金とされています。
また、その発生には個人の体質だけでなく、近年では高血圧や妊娠なども関係しているといわれています。
一度このような状態になってしまうと、自然とおさまるまでには数年〜数十年という長い年月がかかることも少なくありません。

2. 肥厚性瘢痕とケロイドの違い

正常なキズと肥厚性瘢痕・ケロイドの違いを示すイラスト

どちらも「赤く盛り上がるきずあと」という点では似ていますが、医学的には経過や広がり方に違いがあります。

肥厚性瘢痕の特徴

傷口の範囲内にとどまって赤く盛り上がるのが特徴です。
適切な治療や時間の経過とともに、少しずつ赤みや盛り上がりが落ち着いていく傾向があります。

ケロイドの特徴

傷口の枠を超えて、周囲の正常な皮膚に向かってカニの足のようにグローブ状・扇状に広がっていくのが特徴です。
肥厚性瘢痕とは異なり、自然治癒することはほとんど期待できず、適切な治療を行わなければどんどん拡大してしまうケースがあります。

3. 皮膚科で行う肥厚性瘢痕・ケロイドの治療

肥厚性瘢痕やケロイドの治療は、症状の程度や部位、生活スタイルに合わせて選択します。治療には早期の介入が有効とされています。

保存的療法(外用薬・テープ剤・内服)

手術を行わず、薬や医療用資材を用いて症状の改善を目指す方法です。
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が含まれるテープ剤や注射剤を使用することで、赤みや膨らみを抑えます。また、トラニラストや各種抗アレルギー剤などの内服薬を組み合わせることで、つらいかゆみや痛みを和らげ、整容面(見た目)の改善が期待できます。

手術療法(切除・くりぬき切除)

保存的治療で十分な効果が得られない場合や、早期に確実な改善を目指す場合には手術(切除やくりぬき切除)も検討します。
ただし、手術単体では再発のリスクも高いため、切除と内服薬の併用や、必要に応じて放射線治療を組み合わせることもあります。
また、再び張力がかかって盛り上がるのを防ぐため、皮膚をずらして縫縮する「局所皮弁作成」などの工夫を追加することもあります。

※保存的治療・手術ともに、保険適用の治療となります。

4. 肥厚性瘢痕・ケロイドでお悩みの方へ

保存的治療は完治までに時間がかかるケースも多いため、医師と相談しながら経過を丁寧に観察し、その時々の状態に最も適したアプローチを柔軟に選んでいくことが大切です。
「きずあとの赤みや盛り上がりが引かない」「服が擦れるとかゆくて痛い」「市販のケアではどうにもならない」といったお悩みがある場合は、我慢せずに早めに皮膚科へご相談ください。

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新宿で肥厚性瘢痕・ケロイド・きずあとにお悩みの方へ

新宿新南口れいわクリニック(新宿駅新南口 徒歩30秒)では、怪我や手術後の皮膚トラブル、肥厚性瘢痕・ケロイドの診察・治療(保険診療)を行っています。

  • 赤みや盛り上がり、かゆみ・痛みの診察と症状に応じた治療
  • 副腎皮質ホルモンテープ剤・注射剤、内服薬(トラニラスト等)による保存的療法
  • 必要に応じた手術療法(切除・局所皮弁作成など)の検討
  • 保険適応での専門的な皮膚科治療に対応

「手術跡や怪我のあとがミミズ腫れのように盛り上がってきた」「つらいかゆみを何とかしたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

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