形成外科
陥入爪(巻き爪)手術
巻き爪・陥入爪について
当院で行っている巻き爪・陥入爪の症状と、保存的治療・外科的治療(手術)についてご紹介します。
1. 巻き爪とは
足趾の横方向からの過度な力が加わること等によって、爪が湾曲してしまった状態です。
- 主な症状:歩行時や運動時の痛み、整容面(見た目)のお悩み
- 治療について:ワイヤーやクリップを用いた保存的治療がありますが、治療期間が長く保険適応外となります。また、短期間で再発することも多いため、疼痛が強い場合には外科的治療の適応となります。
2. 陥入爪とは
爪切りの際の深爪や、合わない靴などによる慢性的な皮膚の圧迫が原因で生じます。
- 主な症状:爪甲が皮膚に食い込むことによる炎症・痛み、肉芽組織の形成・出血、感染による膿や強い痛み
陥入爪の治療方法
- 保存的治療:
- 爪甲縁が周囲の皮膚・軟部組織に当たらないようにすることが重要です。
- テーピングやコットン充填固着法を行います。
- 肉芽縮小のためステロイドの外用薬を使用します。
- ※部分切除で一時的に痛みは軽減しますが、爪が伸びることで再燃しやすい傾向があります。
- 感染・炎症への対応:
- 感染を生じている場合は、部分切除や切開による排膿を行い、抗菌薬で炎症をおさえます。
- 肉芽の炎症がおさまらない場合や、症状を繰り返す場合は外科的治療が適応となります。
3. 外科的治療(児島法による手術)
当院では、巻き爪・陥入爪の外科的治療として「児島法」での手術を行っております。
手術の流れと特徴
- 局所麻酔:足趾の根本に麻酔(足趾ブロック麻酔)を行います。
- 部分抜爪:爪甲を部分的に抜爪します。
- 爪母切除:爪の基部で皮膚を一部切開し、爪母(爪を作る組織)を切除することで、その部分から爪が生えてこないようにします(根治的な治療です)。
- 肉芽の処置:過剰な肉芽組織がある場合は同時に切除します。
手術のメリット・術後について
- メリット:再発を繰り返す症状に対して根治的です。
- 注意点:爪母を切除した範囲は爪が伸びなくなるため、爪甲の幅が狭くなります。
- 術後ケア:術後には痛みを伴うため、軟膏塗布やガーゼ保護が必要となります。
まずはお気軽にご相談ください
当院では、患者様の症状や実際の爪甲・周囲組織の状態をしっかりと診察した上で、最適な治療方法や手術の時期をご相談させていただきます。
「痛みが辛い」「繰り返す巻き爪に悩んでいる」など、どうぞお気軽にご相談ください。