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ひょう疽(ひょうそ)とは?指先の激痛を放置してはいけない理由
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ひょう疽(ひょうそ)とは?指先の激痛を放置してはいけない理由と治療法を解説

ひょう疽(ひょうそ)とは?指先の激痛を放置してはいけない理由

指先がズキズキと脈打つように痛む、爪の周りが赤く腫れている―そんな症状に心当たりはありませんか?それは「ひょう疽(ひょうそ)」という指先の感染症かもしれません。小さな傷から細菌が侵入し、皮膚の奥に膿が溜まることで激しい痛みを引き起こします。放置すると骨や関節にまで炎症が広がる危険があるため、早期の対応が重要です。ここでは、ひょう疽の原因・治療法・受診のタイミングをわかりやすく解説します。

当院の特徴

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1. ひょう疽(ひょうそ)とは?指先の激痛の正体

「爪の周りが赤く腫れて、ズキズキと痛い」「指先を触れるだけで激痛が走る」そんな経験はありませんか?
それは「ひょう疽(ひょうそ)」という指先の感染症かもしれません。

指の深部で起こる感染症

ひょう疽(瘭疽)とは、指の先端部(指腹)の皮下組織に細菌が入り込み、膿(うみ)が溜まった状態のことです。
医学的には「指腹部皮下膿瘍(しふくぶ ひかのうよう)」とも呼ばれます。

似た症状に「爪囲炎(そういえん)※1」がありますが、ひょう疽はその中でもより深い部分で強い炎症が起きている状態を指します。

なぜ指先だけが「激痛」になるのか

指先は皮膚が厚く、内部の組織が線維のような壁によって小さな区画に細かく分かれています。
そのため、一度細菌が入って膿がたまると膿が外に逃げられず、内圧が急激に高まってしまいます。
この高い圧力が神経を圧迫するため、他の部位の化膿とは比較にならないほどの非常に強い痛みを生じるのが特徴です。

※1:爪囲炎は、爪の周りの皮膚が細菌感染などで赤く腫れ、痛みを伴う炎症です。

【参考資料】
爪囲炎・ひょう疽について|一般社団法人 日本形成外科学会

2. 深爪やささくれが原因?細菌感染のメカニズム

黄色ブドウ球菌の顕微鏡写真

画像:黄色ブドウ球菌(ひょう疽の主な原因菌)

ひょう疽の最も多い原因は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)をはじめとする細菌感染です。
日常のちょっとした状況がきっかけになります。

深爪(爪を切りすぎること)

代表的な原因のひとつです。爪は、爪の下の皮膚を外部の細菌から守るバリアとして機能しています。
深爪をするとその防御ラインが崩れ、細菌が侵入しやすくなります。「少しでも短く切った方が清潔」と思われがちですが、実は感染リスクを高める行為です。

爪の周囲のちょっとした傷

甘皮を無理に引っ張る、ささくれを噛んでちぎる、料理中や作業中の小さな切り傷などが細菌の侵入口になります。
傷が見えなくても、皮膚のバリアが微細なレベルで破れているだけで感染が起こりえます。

免疫力の低下やウイルス感染

糖尿病の患者さま、ステロイドや免疫抑制薬を服用している方などは、軽微な傷でも感染が広がりやすいため特に注意が必要です。

なお、単純ヘルペスウイルスによる「ヘルペス性ひょう疽」も存在します。この場合は細菌ではなくウイルスが原因で、水疱(水ぶくれ)が特徴的であり、治療法が異なります。

3. ひょう疽の主な症状|「ズキズキ」は危険信号

ひょう疽では、指先に次のような症状が現れます。

ひょう疽・爪囲炎の初期症状(膿がなく赤く腫れた状態)

【初期】膿はなく、赤く腫れている状態

ひょう疽(爪囲炎)の症例画像。爪の横に膿がたまっている状態

【進行後】はっきりと膿がたまっている状態

  • 爪の周囲が赤く腫れる
  • 押すと「痛い」
  • じっとしていてもズキズキする
  • 膿(うみ)がたまる
  • 触れるだけでも強く「痛い」

特に重要なのは「痛み」の性質

初期の段階では「押したときだけ痛い」程度ですが、進行すると何もしていなくてもズキズキする拍動痛(心臓の拍動のようにドクドクする痛み)が出てきます。

この拍動痛がある場合は、内部で膿が溜まって圧力が非常に高まっているサインです。我慢せず、早めの受診を検討しましょう。

4. ひょう疽の治し方(何科を受診すべきか)

ひょう疽が疑われる場合、受診先は形成外科・皮膚科外科です。
感染の程度を視診・触診で確認し、症状に合わせて最適な治療を選択します。

当院は新宿と渋谷に展開しております。指先の痛みでお困りの際は、ぜひ「れいわクリニック」にて受診をご検討ください。

受診前に確認しておきたいこと

医療機関を受診する際、以下を医師に伝えると診察がスムーズです。

  • いつ頃から症状が出たか(発症時期)
  • 思い当たるきっかけ(深爪、ささくれ、切り傷など)
  • 痛みの性質(ズキンズキンとする脈打つような痛みがあるかどうか)
  • 発熱などの全身症状の有無
  • 糖尿病や免疫に関わる基礎疾患の有無

症状の程度による治療の基本

※治療の目安です。自己判断はせずに、まずは当院までご連絡ください。

① 軽症の場合

抗菌薬(抗生物質)の塗り薬、消毒や保護。この段階では外用薬のみで改善することもあります。

② 中等度(膿がある場合)

抗生物質の内服・外用。膿がたまっている場合、薬だけでは治りにくく、切開して膿を出す処置(切開排膿)が必要になることがあります。

③ 重症の場合

より強い抗生物質による治療や、外科的処置が必要になります。

5. 早期受診が必要な理由とタイミング

「痛いけど様子を見よう」と思いがちですが、ひょう疽は早期治療で悪化を防げる病気です。
以下の症状がある場合は、市販薬で様子を見ず、速やかに形成外科・皮膚科外科を受診してください。

放置してはいけない受診のサイン

  • 拍動痛(はくどうつう)がある:ズキン・ズキンと心臓の鼓動に合わせて脈打つ痛みは、膿が溜まっているサインです。
  • 指先が明らかに腫れている:赤みと腫れが広がっている場合は、感染が深くまで及んでいる可能性があります。
  • 発熱がある:38℃以上の熱を伴う場合、感染が全身に広がり始めている恐れがあります。
  • 症状が2〜3日以上続いている:市販薬を使っても改善しない場合は、自力での改善が難しい段階です。
  • 糖尿病や免疫疾患がある:感染が急速に悪化しやすいため、軽症に見えても早めの受診を強くお勧めします。

切開排膿は痛みを伴うイメージがありますが、適切な麻酔下で行われるため、処置後は圧迫感や痛みが劇的に和らぐことがほとんどです。
「痛い」という感覚を我慢して乗り切ろうとするのは危険です。特に拍動痛は、早期受診の重要なシグナルと覚えておいてください。

6. 市販薬・塗り薬(オロナインの是非とゲンタマイシン)

「病院に行くほどでもないかな」と感じ、まずは市販薬で様子を見たいと思う方は少なくありません。
ひょう疽の初期段階であれば、市販薬で対応できるケースもあります。

市販薬で様子を見てもよいケース

  • 赤みが軽い
  • 痛みが弱い(押すと少し痛い程度)
  • 膿(うみ)が溜まっていない

このような場合は、消毒薬や抗菌作用のある軟膏(例:オロナインなど)で様子を見ることもあります。

オロナインは使ってもいい?

オロナインH軟膏は、クロルヘキシジングルコン酸塩を有効成分とする消毒・殺菌作用のある外用薬です。
軽い皮膚感染の予防や初期対応には有効ですが、重要なポイントがあります。

  • 強い感染には効果が不十分:皮膚表面の細菌を減らす効果は期待できますが、皮下組織の奥に広がった感染には届きません。
  • 膿がある場合は治らないことが多い:あくまで「傷の消毒補助」としての役割です。

医療機関で処方される「ゲンタマイシン」とは?

ゲンタマイシン硫酸塩を含む外用薬(例:ゲンタマイシン軟膏)は、皮膚科で処方される代表的な抗菌外用薬です。

アミノグリコシド系抗菌薬の一種で、黄色ブドウ球菌を含む幅広い細菌に対して強い効果を発揮するため、ひょう疽の治療によく使われます。

市販では入手が難しいため、受診した際に処方されることが多い薬です。軽症例では、このゲンタマイシン軟膏を患部に塗布し、清潔なガーゼで保護する治療が一般的です。

ゲンタマイシン軟膏

ゲンタマイシン軟膏

7. ひょう疽を放置するとどうなる?(リスク解説)

「少し痛いだけだし、そのうち治るだろう」と放置するのは非常に危険です。
ひょう疽は適切に治療しなければ、段階的に重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

① 腱鞘炎・化膿性腱鞘炎への進行

指先の感染が、指を曲げ伸ばしする組織(腱)を包む「腱鞘」にまで広がると、化膿性腱鞘炎を引き起こします。
指全体が腫れ上がり、動かすことが困難になります。この段階では入院による外科的処置が必要になることが多く、治療後も指の動きに後遺症が残るリスクがあります。

② 骨髄炎(こつずいえん)

さらに炎症が進行すると、爪の下にある骨(末節骨)にまで細菌が侵入し、骨髄炎を引き起こします。
骨の感染症は治療が非常に難しく、長期間の抗菌薬投与や、場合によっては骨の一部を除去する外科手術が必要です。最悪の場合、指の切断に至るケースも報告されています。

③ 敗血症(はいけつしょう)※1・全身感染

糖尿病や免疫抑制状態の方では、感染が血液中に広がり、全身性の重篤な病態である敗血症を起こすことがあります。
敗血症は生命を脅かす緊急事態であり、集中治療室(ICU)での治療が必要になることもあります。

④ 関節炎

指先の関節に炎症が波及すると「化膿性関節炎」になります。関節の軟骨が破壊され、指の変形や可動制限が残る場合があります。

※1:敗血症は、感染症をきっかけに全身の炎症が制御不能となり、心臓・肺・腎臓などの重要臓器の機能が低下する生命に関わる極めて重篤な病態です。発熱、悪寒、息苦しさなどが主な症状です。

9. 日常生活でできる予防策と爪のケア

ひょう疽は、日々の小さなケアで予防できることが多い感染症です。以下の点を心がけましょう。

正しい爪のケア

爪は指先の端に合わせて切り、切りすぎないようにしましょう。
爪の角を切り落として丸くしすぎると「巻き爪」の原因にもなります。爪切り後はヤスリで角を軽く整える程度にとどめるのが理想的です。

ささくれや甘皮を無理に引っ張らない

ささくれは根元からハサミや爪切りで清潔に切りましょう。
無理に引っ張ってちぎると深い傷ができ、細菌の絶好の入り口になってしまいます。

手洗いと保湿の習慣化

手指を清潔に保つことが感染予防の基本です。
一方で、手が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下するため、ハンドクリームなどで適度に保湿し、皮膚の健康を保つことも大切です。

小さな傷を放置しない

料理中の包丁傷や作業中の擦り傷など、小さな傷でも放置せず、水でよく洗い流しましょう。
消毒薬(オロナインなどの外用薬)を塗って清潔なガーゼや絆創膏で保護することが重要です。

持病(糖尿病など)の適切なコントロール

糖尿病がある方は特に血糖コントロールが重要です。
血糖値が高い状態が続くと免疫機能が低下し、わずかな傷からでも感染が急速に悪化しやすくなります。定期的な受診を怠らないようにしましょう。

10. まとめ:指先の「痛い」を見逃さないで!

ひょう疽は「たかが指先の感染」と思われがちですが、放置すれば骨・関節・全身へと感染が広がる恐ろしい疾患です。

【この記事の重要なポイント】

  • 主な原因は深爪や爪周囲の傷からの細菌感染
  • 拍動痛(ズキズキする痛み)は早期受診の重要なサイン
  • 受診先は形成外科・皮膚科外科が原則
  • 市販薬が使えるのはごく初期・軽症のみ(腫れや発熱時は危険)
  • 放置すると腱鞘炎・骨髄炎・敗血症などの深刻なリスクがある

「少しくらい大丈夫だろう」という油断が、長期にわたる治療や後遺症につながることがあります。
指先に異変を感じたら、早めに当院までご相談ください。早期発見・早期治療が、最短の回復への近道です。

11. よくある質問(FAQ)

Q1.自然に治ることはありますか?

ごく初期の軽い赤みであれば、清潔を保ち安静にすることで自然に治ることもあります。しかし、ズキズキとした痛み(拍動痛)が出たり、膿が見えたりする場合は、自然治癒は難しく悪化するリスクが高いため、早めの受診をおすすめします。

Q2.針で刺して膿を出してもいいですか?

絶対にご自身で針を刺したり、無理に押し出したりしないでください。不衛生な器具を使うと、かえって別の細菌が入り込み、炎症を悪化させたり、深い組織まで感染が広がる原因になります。医療機関では適切な麻酔と滅菌された器具で処置を行います。

Q3.水仕事やお風呂はどうすればいいですか?

炎症がある間は、患部を長時間水にさらさないようにしましょう。お風呂は短時間にし、洗った後は水分を優しく拭き取って清潔を保ってください。水仕事をする際は、指サックやゴム手袋を着用して保護することをお勧めします。

Q4.子供がよく指をしゃぶりますが、ひょう疽になりますか?

はい、子供の指しゃぶりは皮膚がふやけてバリア機能が低下し、細菌が入り込みやすくなるため、ひょう疽の原因になります。また、爪を噛むクセも同様にリスクを高めます。お子様の指が赤く腫れている場合は注意して観察してください。

Q5.受診した当日に切開処置をしますか?

診察の結果、膿が溜まっていて切開が必要だと判断した場合は、その日のうちに処置を行うことが可能です。切開することで内圧が下がり、その直後から痛みが大幅に軽減されるケースが多くあります。

12.この記事の監修・執筆医

ひょう疽の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師

医療法人社団涼美会 理事長

関口 知秀

ひょう疽(ひょうそ)や爪囲炎などの急性の指先感染症から、粉瘤・脂肪腫の日帰り手術まで幅広く診療。
「痛みを早期に取り除く迅速な処置」と、再発を防ぐための根本的な原因究明、および患者様の生活に即したアフターケア指導を重視しています。
新宿・渋谷の3拠点にて、土日祝日や夜間も、激しい痛みや不安を抱える患者さまが「今すぐ相談できる場所」でありたいと考えています。

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※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。


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