院長による疾患解説

【粉瘤が臭い原因】膿がなくても臭う理由と治療法を院長が解説

【粉瘤】あなたは大丈夫?嫌な臭いがする原因と対処法(新宿新南口れいわクリニック)

粉瘤は自分で潰さず、適切な診断・治療を受けることが大切です。

1. 粉瘤とは?なぜにおいが出るの?

新宿の皮膚科|粉瘤のにおいの原因や受診の目安について解説する新宿新南口れいわクリニック院長

粉瘤は、袋状の組織の中に角質や老廃物などがたまり、その内容物や細菌の働きによってにおいが生じることがあります。

粉瘤ができる仕組み

粉瘤は「被膜」と呼ばれる袋のような組織に覆われ、その中に角質などがたまった良性の腫瘍です。
袋の中は空気が届きにくく、嫌気性菌と呼ばれる、空気の少ない環境で増えやすい細菌が繁殖しやすいとされています。細菌が増える過程で、においを伴う物質が生じることが、臭いの一因になります。

さらに感染が起こると膿がたまり、においが強くなることがあります。膿が出ていない状態でも、粉瘤の中にたまっている内容物によって、周囲の人が気づくほどの異臭が出る場合があります。

粉瘤の袋の中に角質などがたまり細菌が繁殖してにおいが生じる仕組みを解説

2. 膿がない粉瘤と感染した粉瘤を見分ける目安

見た目やにおいだけで、粉瘤の状態を正確に判断することは困難です。以下は診断ではなく、医療機関への相談を考えるための目安としてご覧ください。
特に注目したいのは、腫れや強い痛み、膿が伴っているかどうかです。感染を起こした粉瘤では腫れや痛みが強くなり、膿がたまることがあります。

状態を確認するときは、次のような変化に注意してください。

● 皮膚の下にしこりがある
● しこりから強いにおいを感じる
● 膿が見えなくても異臭がする
● 以前より大きく腫れている
● 痛みが強くなっている
● 膿がたまっている、または外へ出てきた
● 自分で潰したあと、同じ場所に再び内容物がたまってきた

たとえば、以前からしこりがあり、においだけが気になっていたところ、次第に腫れや痛みが強くなり膿が出てきた場合は、感染が加わっている可能性を考える一つの目安になります。症状だけで判断せず、医療機関で診察を受けることが大切です。

粉瘤のにおい・腫れ・痛み・膿から状態を確認する目安を解説

3. 粉瘤を放置するとどうなる?

粉瘤では、袋の中に内容物がたまり続けたり、細菌が繁殖して感染を起こしたりすることがあります。
感染すると、しこりが大きく腫れ、痛みが強くなる場合があります。さらに膿がたまると、においがより強くなることもあります。

袋そのものが残っている場合、中身だけが出ても再び内容物がたまることがあります。そのため、「膿が出たから治った」と自己判断することは避けた方がよいでしょう。
腫れや痛みが強い、膿が出ている、においが強くなったといった変化がある場合は、早めの受診を検討してください。

粉瘤に感染が起こり腫れや痛み、膿や強いにおいが生じる経過を解説

4. 粉瘤は自分で潰しても大丈夫?

粉瘤を自分で潰したり、繰り返しいじったりすることは勧められません。
押したり潰したりすると、中から内容物や膿が出て、一時的に小さくなったように見えることがあります。しかし、袋である被膜が皮膚の下に残っていると、再び中身がたまる可能性があります。

また、自分でいじったり潰したりすることで感染を起こし、腫れることがあります。
すでに膿が自然に出てしまった場合は、無理に押し出さず、石けんでやさしく洗い、清潔なタオルで水分を拭き取ってガーゼなどを当て、医療機関を受診することが勧められます。ガーゼや絆創膏を使用する場合は、清潔を保つために交換します。

大切なのは、「いじらない」「清潔に保つ」「早めに受診する」ことです。自宅でのケアは粉瘤そのものを取り除く治療ではありません。

粉瘤を自分で潰さず清潔に保ち医療機関へ相談することを解説

5. 粉瘤の治療では「袋を取り除くこと」が重要です

粉瘤の手術では、中身だけではなく、袋状の被膜を取り除くことが重要です。
主な方法として「切開法」と「くり抜き法」があります。

切開法

切開法は、皮膚を切開し、粉瘤の被膜を取り除く方法です。

くり抜き法

くり抜き法は、皮膚を丸く、または筒状に切開し、そこから被膜を取り除く方法です。

切開法とくり抜き法について、どちらか一方が常に優れているわけではありません。
大切なのは名称だけで治療法を選ぶのではなく、粉瘤の状態に合わせて方法を判断し、被膜を適切に取り除くことです。

特に、膿だけを出して被膜が残っている場合には、再び内容物がたまる可能性があります。治療方法は、しこりの状態などを診察したうえで医療機関が判断します。

粉瘤の切開法とくり抜き法、被膜を取り除く治療の違いを解説

6. 「潰したのにまたできた」「においが消えない」という場合は医療機関へ

粉瘤は、自分で中身を出しただけでは袋が残ることがあります。繰り返す場合や感染が疑われる場合は、自己処置を続けず診察を受けることが重要です。
たとえば、次のようなお悩みがある方は受診を検討してください。

「自分で潰したのに、また同じ場所にしこりができた」
「膿が出たあとも粉瘤が残っている」
「しこりが腫れて、痛みが強くなってきた」
「においが強く、膿も出ている」

似たようなしこりがすべて粉瘤とは限らず、症状だけで状態を確定することはできません。特に腫れや痛み、膿などがある場合は、自己判断で潰したり放置したりせず、医療機関へ相談してください。

7. れいわクリニックから粉瘤のにおいが気になる方へ

粉瘤のにおいは、袋の中にたまった内容物や細菌の繁殖、感染によって生じることがあります。膿が見えなくてもにおうことがあり、感染すると腫れや痛み、膿を伴う場合があります。

「臭いが気になる」「何度も同じ場所にできる」「腫れて痛い」「膿が出てきた」といった症状がある場合は、無理に自分で処置せず、医療機関へご相談ください。
診察によって状態を確認することで、現在の状態に応じた治療方法を検討できます。

粉瘤のにおいや腫れ、再発について医療機関へ相談する患者の解説

8. 新宿でニキビ・粉瘤などの皮膚症状にお悩みの方へ

新宿新南口れいわクリニックは、JR新宿駅新南口から徒歩30秒の場所にあり、ニキビ・粉瘤をはじめ、湿疹、蕁麻疹、帯状疱疹、水虫など幅広い皮膚疾患を診療しています。

「以前からあるしこりが最近大きくなってきた」「同じ場所が繰り返し腫れる」といった症状についても診察しております。土日も診療を行っており、粉瘤については症状や状態に応じて日帰り手術にも対応しています。

新宿駅周辺で皮膚科をお探しの方や、気になるできもの・しこりがある方は、お気軽にご相談ください。