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Care & Treatment治療について

とびひとは?|いつから登園できる?原因・症状から検査・治療法まで医師が解説
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とびひ(伝染性膿痂疹)とは?原因・種類から治療法、登園の目安まで医師が解説

新宿・渋谷周辺でとびひの治療をご検討の方へ

とびひ(伝染性膿痂疹)は、主にお子さまに多くみられる皮膚の細菌感染症です。早めに適切な治療を行えば改善が期待できるため、症状に気づいたら正しいケアと対処が必要です。ここでは、とびひの原因、種類、症状、治療方法、いつから学校にいけるのかなど、よくある合併症や質問を交えながらご紹介していきます。

当院の特徴

REASON

年末年始も休まず
急な肌トラブルも対応

21時まで
仕事帰りに通いやすい

全院 駅チカ
院内処方お薬をその場で

小さなお子様や
敏感肌も安心



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とびひとは?

とびひとはどのようなものなのか、その正式名称や定義をお伝えします。

赤ちゃんが体をかきむしり、赤いぶつぶつが全身に広がっていくイラスト

あっという間に掻き壊した傷口から感染し、触れると次々とうつるため、「飛び火」と呼ばれます。

とびひは菌による感染症です!

とびひは、皮ふにばい菌が入って起こる感染症です。正式には「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。
(水いぼはウイルスですが、とびひは細菌が原因です)

虫さされやあせもをかきこわしたところから菌が入り、赤みや水ぶくれ、じゅくじゅくした発疹ができるのが特徴です。

かゆみが強く, かくことでほかの場所にどんどん広がっていってしまいます。特にお子さまに多く、夏場に増えますが、早めに治療すればきちんと治る病気です。

原因|なぜ感染してしまうのか?

とびひの原因は「ばい菌」が皮ふに入ることで起こります。主なばい菌は次の2つです。

  • 黄色ブドウ球菌(おうしょくブドウきゅうきん)
  • 溶連菌(ようれんきん)
黄色ブドウ球菌と溶連菌のイラスト

どちらも、実は私たちの皮ふや鼻の中にもいることがある身近な菌です。ふだんは悪さをしませんが、皮ふに傷ができると入り込み、炎症を起こします。

なぜ感染してしまうの?

皮ふには「バリア(守る力)」がありますが、次のようなときはバリアが弱くなります。

  • 虫さされを強くかいた
  • あせもをかきこわした
  • 乾燥して皮ふがカサカサしている
  • アトピーなどで皮ふが荒れている

傷ができると、そこから菌が入りやすくなります。また、鼻の中にいる菌が、指につき、そのまま皮ふにつくこともあります。

どうやってうつるの?

とびひはうつる(感染する)病気です。以下の理由で広がります。

  • 患部に直接さわる
  • タオルや服をいっしょに使う
  • かいた指で別の場所をさわる

特に「かくこと」が広がる一番の原因です。だから、手はいつも清潔にし、爪は適度に短くすることが大切です。とびひは子供に多くみられますが、皮ふが弱っている乾燥や敏感肌、アトピーがある場合などはとびひは大人でも感染する可能性が高いです。

種類と症状|水ぶくれタイプとかさぶたタイプ

とびひには、大きく分けて2つのタイプがあります。

両脚の膝下に、水ぶくれ、ただれ、かさぶた(痂皮)が複数見られる、伝染性膿痂疹(とびひ)の症例写真

水ぶくれができるタイプ(水疱性膿痂疹:すいほうせいのうかしん)

まず、小さな赤いポツポツができ、それがだんだん水ぶくれになります。
水ぶくれがやぶれると、皮ふがじゅくじゅくして、最後は黄色いかさぶたになります。このタイプは、特に小さなお子さまに多いです。

特徴は「水ぶくれ」と「じゅくじゅく」です。

かさぶたが厚くなるタイプ(痂皮性膿痂疹:かひせいのうかしん)

はじめから皮ふが赤くはれて、その上に厚いかさぶたができます。
ときには熱が出る、首のリンパが腫れる(はれる)こともあります。

特徴は「赤いはれ」と「厚いかさぶた」です。

診断と検査|似ている病気との見分け方

症状はどうやって進むの?

とびひは、だいたい次の順番で進みます。

  • ① 赤いポツポツができる
  • ② 水ぶくれになる
  • ③ やぶれてじゅくじゅくする
  • ④ 黄色いかさぶたになる
  • ⑤ ほかの場所に広がる

いちばん困るのはかゆみです。かくとばい菌が指に付着します。その指で別の場所に触れば(さわれば)、そこにもとびひが広がってしまいます。
そのため、とびひは「あっという間に広がる」病気なので注意が必要です。

とびひの診断方法

とびひは、ほとんどの場合、医師が皮ふの様子を見るだけで診断できます。
とびひは見た目に特徴があるため、特別な検査をしなくても分かることが多いです。

● まずは見た目を確認します

医師は、次のようなポイントを見ます。

  • 水ぶくれがあるか
  • じゅくじゅくしているか
  • 黄色いかさぶたがあるか
  • どのくらい広がっているか

● 必要な場合は検査をします

症状が強い場合や、なかなか治らない場合は、患部の液をとってどのばい菌かを調べる検査をすることがあり、これを「細菌検査」といいます。

似ている病気との区別

とびひに似た病気もあるため、本当にとびひなのか診断していきます。

  • みずぼうそう
  • ヘルペス
  • 虫さされ

水ぶくれの形や広がり方などを見て判断します。

※自己判断は禁物です。疑わしい皮ふの異常が見つかった場合には、直ぐに当院までご連絡ください。

※参照:皮膚科Q&A「とびひ」について(日本皮膚科学会)

治療法|当院でのアプローチ

とびひは、皮ふに入ったばい菌を治療します。患者さまの症状の広がり具合により、治療法が変わります。早めに治療すればきちんと治る病気です。

軽い場合(せまい範囲だけ)

皮ふの一部だけなら、「ぬり薬(抗菌薬)」で治療します。通常、数日〜1週間ほどでよくなっていきます。

【治療の流れ】

  • まず石けんでやさしく洗う
  • 清潔なタオルで軽くおさえて乾かす
  • 医師から出されたぬり薬をぬる
  • 必要ならガーゼで保護する

※もし良くならず、症状が酷くなる場合にはご連絡ください。

広がっている場合

体のあちこちに広がっているときや、皮ふ以外に熱などの症状がある場合には、「飲み薬(抗菌薬)」を使います。飲み薬は、体の中からばい菌を退治します。

広がっている場合でも、きちんと治療すれば1〜2週間ほどで落ち着くことが多いです。症状が良くなっても、自己判断で中止せず、医師の指示どおり最後まで飲むことが大切です。途中でやめると、菌が残って再発することがあります。

市販薬についての注意点

患者さまによっては、軽い場合は治ることもありますが、とびひは抗菌薬が必要なことが多い病気です。間違った薬を使うと悪化することもあるため、自己判断はせず、皮ふ科を受診することをおススメします。

健康保険適用

当院は保険診療を主軸とした皮膚科クリニックです

当院の皮膚科診療実績:2025年度 年間延べ来院者数 19,763名
(集計期間:2025年1月〜12月 当院レセコンデータに基づく)

とびひは継続的な通院と適切な処方が大切です。

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家庭でのケア|お風呂やプールの注意点

治療と同じくらい大切なのが、ご家庭でのケアです。とびひは「うつる病気」です。そのため、家の中で広げないために、次のことを守りましょう。

とびひの治療中に家庭で守るべき5つの生活習慣(爪切り、掻痒防止、患部の洗浄、タオルと衣類の衛生管理)を図解。
  • 爪を短く切る:皮ふを傷つけやすく、爪の間にばい菌がたまりやすくなります。
  • かきこわさないようにする:「かくこと」が広がる一番の原因なので、ここが重要です。
  • 毎日やさしく洗う:患部を清潔に保つことは重要です。ゴシゴシこすらないようにしましょう。
  • タオルは別にする:ご家族と同じタオルは使わず、治るまでタオルの共有は止めるようにしましょう。
  • 衣類は毎日交換する:じゅくじゅくした部分が服につくと、菌が広がることがあります。

手をよく洗いましょう

かゆくて患部(かんぶ)をどうしても触ってしまうことがあります。触ってしまった場合には、直ぐに石けんでしっかり手を洗いましょう。

特に、薬をぬったあとや患部にさわったあとの手洗いは大切です。お子さまに塗布(とふ)した場合には、塗布した方は手洗いを徹底してください。石鹸や液体ソープを使って手洗いしてください。

お風呂に入ってもいいですか?

お風呂に入っても大丈夫です。体を清潔にすることは、治りが早くなります。ただし、次の3つをしっかりと守りましょう。

  • 湯ぶねは長くつからない
  • お風呂を共有する場合には、家族の最後に入る
  • タオルは別にする

プールに入ることができますか?

じゅくじゅくしている間は、基本的にお休みするようにしてください。とびひは細菌による感染症です。そのため、媒介(ばいかい)する物(タオル、お風呂、プール、温泉など)があれば、同じように利用した方たちにも感染する可能性があります。

一般的には、かさぶたが乾いているかどうかで判断しますが、まずは医師の判断に従ってください。迷ったら、まず医師に確認しましょう。

登園・登校の目安|保育園・学校はいつから行ける?

とびひは、必ず休まなければいけない病気ではありません。一般的には、次のような状態なら、登園・登校できることが多いです。

  • じゅくじゅくが止まっている
  • かさぶたが乾いている
  • きちんと治療を始めている

ただし、園や学校、または施設により、その決まりは違います。そのため、まずはお子さまやご自分の所属先に確認をし、 医師の説明をもとに判断しましょう。

注意すべき合併症

とびひは、多くの場合きちんと治ります。ですが、まれに合併症(ほかの病気が起こること)が出ることがあります。

皮ふの炎症が強くなる(蜂窩織炎)

ばい菌が皮ふの奥まで広がると、次のようなことが起こることがあります。これを「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」といいます。

  • 赤く大きくはれる
  • 強い痛みが出る
  • 熱が出る

このような症状が出た場合には、直ぐに医師に連絡をとり迅速な対応をしてください。

腎臓に影響が出ることがある(急性糸球体腎炎)

溶連菌が原因のとびひの場合、ごくまれに腎臓(じんぞう)に炎症が起こることがあります。その場合、次のような症状が出ることがあります。これは「急性糸球体腎炎」と呼ばれます。

  • 尿の色が赤っぽいまたは茶色やオレンジっぽい
  • 顔や足がむくむ
  • 尿の量が少ない

この場合には、直ぐに治療を開始しなくてはいけません。そのため、担当している医師または病院へできるだけ早く連絡をしてください。

高熱やぐったりする

とびひは普通、元気なままのことが多いです。しかし、次のような様子があれば、すぐに受診が必要です。

  • 高い熱が出る
  • ぐったりして元気がない
  • 食欲がない

また、救急医療にかかる場合には、担当医師にその旨(とびひ後に症状が出ているなど)を最初に伝えるようにしてください。「関係ないかもしれないし、誤解されるかも」という心配は無用です。自己判断は大事な方の命を危険にさらす行為ですので、まずは医師に伝えてください。

よくある質問(Q&A形式)

ここでは、患者さまやそのご家族の方からよくされる質問にQ&A形式で答えていきたいと思います。

Q1.何日くらいで治りますか?

軽いとびひなら、3日〜1週間くらいでよくなります。広がっている場合でも、きちんと治療すれば1〜2週間ほどで落ち着くことが多いです。

Q2.跡(あと)は残りますか?

強くかきこわさなければ、ほとんどとびひによる跡は残りません。ただし、深くえぐるようにかくと、色素沈着(しきそちんちゃく)が起こりやすくなるため、跡がしばらく残ることもあります。

Q3.大人でもかかりますか?

はい、かかります。特に、皮ふが弱っている(乾燥や敏感肌であるなど)、アトピーがある、免疫が下がっている(ストレス、大病後、疲労、花粉症など)上記のような場合には、とびひは大人でも感染する可能性が高いです。

Q4.市販薬でも治せますか?

患者さまによっては、軽い場合は治ることもありますが、とびひは抗菌薬が必要なことが多い病気です。間違った薬を使うと悪化することもあるため、自己判断はせず、皮ふ科を受診することをおススメします。

Q5.兄弟や一緒に住んでいる家族にうつりますか?

とびひはうつります。タオルの共用、一緒のお風呂、かいた手でさわる、これで広がります。そのため、タオルを分け、爪を短くすることが大切です。

Q6.お風呂で体を洗ってもいいですか?

はい、患部を清潔に保つことは治すためにどの皮ふ疾患でも重要なことです。患部を洗う場合には、やさしく洗い、ゴシゴシこすらないようにしましょう。

Q7.薬はよくなったら止めてもいいですか?

自己判断で中止しないことが大切です。途中でやめると、菌が残って再発することがあります。医師の指示に従うようにしましょう。

Q8.とびひは何度もなりますか?

はい、なります。特に、よく虫さされをかく、乾燥肌、アトピーがある場合はくり返すことがあります。思い当たる方は、とびひに注意してください。

予防のポイント

とびひは、「皮ふに傷ができる」+「ばい菌が入る」ことで起こります。そのため、皮ふを守れば予防できます。

かきこわさないことが一番大事

とびひの始まりは、虫さされやあせもをかくなど、日常で頻繁に起こることから始まり、誰にでも起こる可能性があります。そのため、かゆくても、「強くかかない」「こすらない」ことがいちばん大切です。小さな傷を作らないことが予防になります。

爪を短く切る

意外と多くの方が見逃しがちなポイントです。爪が長いと、皮ふを傷つけやすい、爪の間にばい菌がたまりやすくなります。定期的に爪を切るだけでも、予防効果があります。また、爪と皮ふの間を手洗いの際に洗うことも予防には効果的です。

虫さされは早めにケア

虫さされを見つけたら、早めにかゆみ止めを塗る、冷やしてかゆみを抑える(氷を使う場合には、15分以上しないようにしてください。)かきこわす前に対処することが大事です。特にお子さまの場合には、かゆさのためについかきむしってしまう方も多いです。そのため、まずはかゆみを止めることから始めてください。

皮ふを清潔に保つ

毎日の入浴で、汗を流す、皮ふをやさしく洗う。これは、とびひだけでなく、全ての皮膚疾患に対して言えることです。洗う場合には、ゴシゴシ洗う必要はありません。やさしく泡で洗い、お水やお湯で十分にすすいでください。

乾燥を防ぐ

敏感肌やお肌が弱い方は特に重要な予防です。乾燥すると皮ふのバリアが弱くなります。お風呂あがりは、「保湿剤をぬる」これだけでも予防につながります。また、長風呂が好きな方は入浴後の乾燥対策も行ってください。冬だけでなく、意外と夏もお肌は乾燥しやすいです。冬よりも油分の少ないクリームを塗るなど、季節によって調整しながら保湿は1年を通して行うことをおススメします。

まとめ

とびひ(伝染性膿痂疹)は、主にお子さまに多い皮膚の細菌感染症です。

虫さされやあせもをかきこわした傷から菌が入り、水ぶくれやじゅくじゅくした発疹が広がるのが特徴的な皮膚疾患で、かゆみが強く、かくことで別の場所へうつるのも特徴です。

治療は抗菌薬のぬり薬や飲み薬を用いることが多く、同時に皮膚を清潔に保ち、爪を短くするなどの家庭でのケアも重要です。タオルの共用を避けるなど感染対策も欠かせません。

多くは適切な治療で1〜2週間ほどで改善しますが、発熱や強い腫れ、尿の異常などがあれば早めの受診が必要です。皮膚を守り、早めに対応することが早期回復と再発予防につながります。何か気になることがあれば、当院までご連絡ください。

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この記事の監修・執筆医

とびひ(伝染性膿痂疹)治療の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師

医療法人社団涼美会 理事長

関口 知秀

とびひ(伝染性膿痂疹)やニキビ等の一般皮膚科から、日帰り手術まで幅広く診療。
特にお子様に多い皮膚トラブルにおいて、早期の治癒と周囲への感染予防、そして繰り返さないためのスキンケア指導を重視。
新宿・渋谷の3拠点にて、土日祝日や夜間も、不安を抱える患者さまがいつでも安心して相談できる場所でありたいと考えています。

※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。

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