公式インスタグラム
ネット予約
新宿新南口れいわクリニック(新宿院)にお電話:03-6384-2445 渋谷れいわクリニックにお電話:03-6427-8206 新宿新南口れいわクリニック(新南口窓口)にお電話:03-6302-0330

新宿・渋谷の皮膚科|駅徒歩30秒・平日21時/土日祝20時まで診療

Care & Treatment治療について

小児アトピー性皮膚炎はどう治す?症状・原因から最新の治療・予防法まで医師が解説
SCROLL

小児アトピー性皮膚炎 〜子どもの肌を守るために知っておきたいこと〜

お子さまのアトピー治療をご検討の保護者様へ

お子さまの肌はとてもデリケートです。なかでも「アトピー性皮膚炎」は、乳児期から学童期にかけて多く見られる慢性的な皮膚の病気です。適切に治療と生活管理を行うことで、症状をコントロールしお子さまが快適に生活できるようにすることが可能です。ここでは、小児アトピーの特徴、原因、最新の治療法、ご家庭でできる工夫を詳しく解説いたします。

当院の特徴

REASON

年末年始も休まず
急な肌トラブルも対応

21時まで
仕事帰りに通いやすい

全院 駅チカ
院内処方お薬をその場で

小さなお子様や
敏感肌も安心



目次 [ 表示 ]

小児性アトピー性皮膚炎とは|疾患の定義と特徴

アトピー性皮膚炎は、「かゆみを伴う湿疹が慢性的に、あるいは繰り返し出現する皮膚の炎症性疾患」です。乳児期に始まり、学童期まで続くケースも少なくありません。

小児アトピーの統計と現状

日本における小児アトピー性皮膚炎の有病率は約10〜15%と報告されています。都市部の環境変化や清潔志向、気候変動による高温多湿などの要因もあり、今後も増加傾向にあると予測されています。

  • 1. 年齢別部位:乳児期は顔や頭のじくじく、小児期は肘・膝の裏や首などの関節部に症状が集中します。
  • 2. 合併症:喘息や花粉症、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患を並行して持つことが多い(アレルギーマーチ)。
  • 3. 自然治癒:成人型に比べ自然に良くなる例もありますが、放置して慢性化するとQOL(生活の質)を著しく下げてしまいます。
正常な肌とアトピー肌の比較|小児アトピー性皮膚炎のバリア機能解説図

正常な肌とアトピー肌の比較

【データ出典・参考文献】

原因|なぜ起こるのか?

お子さまのアトピー性皮膚炎は、遺伝的な体質に環境要因が加わり、免疫が過剰に反応することで起こります。

かゆみが発生する3つのメカニズムの図解

かゆみが発生する3つのメカニズムの図解

主な発症・悪化要因

  • 遺伝的要因:「フィラグリン」等のバリア機能に関わる遺伝子の影響。ご家族にアレルギーがある場合、発症しやすい傾向があります。
  • 環境要因:ダニ、ハウスダスト、花粉などのアレルゲンに加え、冬の乾燥や夏の汗による刺激。
  • 免疫学的要因:免疫が「Th2型」に偏り、炎症物質が放出され「かゆみの悪循環」が生じます。
  • 皮膚バリア障害:お子さまは大人より皮膚が薄く弱いため、隙間から刺激物質が侵入しやすい状態です。

症状の特徴と診断基準

小児アトピー性皮膚炎の症状は、他の湿疹やかぶれといった皮膚疾患と非常に似ているため、一見しただけでは正確な判別が困難な場合があります。
当院では、専門的な知見に基づき、問診・視診・必要に応じた検査を組み合わせることで、お子さま一人ひとりの状態に合わせた的確な診断と治療方針の決定を行います。

主症状

お子さまの肌に以下のような変化が見られる場合、アトピー性皮膚炎の可能性があります。

  • 1. 強いかゆみ:
    特に入浴後や夜間の就寝時にかゆみが強まり、無意識に掻き壊してしまうのが特徴です。これにより睡眠の質が低下し、日中の集中力や情緒に影響することもあります。
  • 2. 多彩な湿疹:
    初期はカサカサした乾燥や「赤い湿疹(紅斑)」から始まりますが、悪化すると「じくじく(浸出液)」や「かさぶた(結痂)」が見られるようになります。
  • 3. 皮膚の苔癬化(たいせんか):
    炎症が慢性化すると、皮膚が身を守るためにゴワゴワと厚く、硬くなります。この状態になると通常の保湿だけでは治りにくいため、早期の強力な治療が必要です。
  • 4. 掻き壊しによる色素沈着:
    激しく掻くことで皮膚がダメージを受け、茶褐色に色が沈着してしまいます。

日本皮膚科学会による診断基準

当院では、日本皮膚科学会および厚生労働省のガイドラインに基づき、以下の3条件を満たす場合にアトピー性皮膚炎と診断します。

  • かゆみ(Pruritus): かゆみを伴うことが必須条件です。
  • 年齢に特徴的な皮疹と分布:
    顔、首、肘や膝のくぼみなど、年齢ごとに現れやすい部位や湿疹の形態を診察します。
  • 慢性・再発性の経過:
    症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す期間が、乳児では2ヶ月以上、その他(小児〜成人)では6ヶ月以上続く場合。
乳児のアトピー性皮膚炎症状が出やすい部位の図解イラスト

乳児のアトピー性皮膚炎で症状が出やすい主な部位

家族歴とアトピー素因の確認

診断をより確実にするために、本人やご家族の「アレルギー歴」を丁寧にお伺いします。
以下のような疾患がある場合、アトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)を持っている可能性が高いと考えられます。

  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎(花粉症含む)・結膜炎
  • ご家族にアトピー性皮膚炎の既往がある
  • IgE抗体を産生しやすい体質(血液検査にて確認可能)

小児アトピーと間違いやすい疾患(鑑別疾患)

アトピーと似た症状でも、原因が異なれば治療のアプローチも全く変わります。自己判断で市販薬を使い続ける前に、ぜひ一度ご相談ください。

  • 接触皮膚炎(かぶれ): 特定の物質(衣服のタグ、特定の植物、洗剤など)が触れた部分だけに起こる炎症です。
  • 脂漏性皮膚炎: 赤ちゃんの頭皮や顔など、皮脂の多い場所にフケのような付着物を伴う赤みが出ます。カビが関与しており、治療薬が異なります。
  • 乾癬(かんせん): 皮膚が盛り上がり、銀白色のフケのようなカサブタを伴います。境界がはっきりしているのが特徴です。
  • 皮膚リンパ腫など: 非常に稀ですが、湿疹に似た見た目から始まる重大な疾患もあります。
【詳細はこちら】

治療の基本方針

アトピー性皮膚炎は「完治させる」よりも「症状を抑えて長く安定させる」ことを目的とします。
特にお子さまの場合、症状が酷くなると大人の方よりも家庭生活や学校生活などの通常生活を送ることが難しくなりやすいため、早期の適切な対応が重要です。
当院では、薬物療法・スキンケア・患者教育を治療の三本柱としています。

1. 薬物療法(外用薬と内服薬)

お子さまの肌の状態に合わせて、医師の指示のもと適切に薬剤を使い分けます。

アトピー性皮膚炎の治療に使われる外用薬のイメージ画像

● 外用薬(塗り薬)

  • ステロイド外用薬:炎症を抑える基本の薬です。強さのランクを適切に使い分け、適量を塗ることが重要です。
  • タクロリムス軟膏:免疫の反応を調整する薬です。顔や首などデリケートな部分に使用されることが多いのが特徴です。
  • 保湿剤:肌の乾燥を防ぎ、皮膚バリアを守ります。症状が落ち着いている時も、毎日の継続が欠かせません。

【重要】適切な塗布量の目安「フィンガーチップユニット(FTU)法」

外用薬(特にステロイドや保湿剤)の効果を十分に引き出すための、適切な量を測る目安です。

  • 1FTU(1ユニット)とは:大人の人差し指の先端から第1関節まで、チューブから薬をまっすぐ1本線状に出した量。
  • 塗り方のポイント:この1FTUが、大人の手のひら2枚分の面積に塗る目安となります。適量を守ることで、お薬の力を正しく発揮させることができます。

● 内服薬(飲み薬)

  • 抗ヒスタミン薬:かゆみを軽減し、掻き壊しを防ぐために処方します。
  • 漢方薬:補助的に用いられることもありますが、効果には個人差があります。

2. 患者さま教育と「自己判断」の危険性

当院では、患者さま自身やお子さまを支える親御さまに、正しい知識を持っていただきたいと願っています。特に以下の点は、治療を成功させるために非常に大切です。

  • 「ステロイドは怖い薬」という誤解を解く:正しく使えば安全で効果的なお薬です。医師の指示に従い、必要な場合にはしっかりと使用しましょう。
  • 自己判断で治療をやめない:医師でないと皮膚の状態が本当に良くなっているのか判断しづらいことも多いです。中途半端な使用は再発や悪化につながるため、自己判断での中断は絶対に止めてください。
  • 症状が落ち着いた後も継続する:きれいな肌を保つためには、症状がなくなった後も継続的なスキンケア(保湿や予防的なケア)が、大人も子どもも必要です。

健康保険適用

当院は保険診療を主軸とした皮膚科クリニックです

当院の皮膚科診療実績:2025年度 年間延べ来院者数 19,763名
(集計期間:2025年1月〜12月 当院レセコンデータに基づく)

なかなか治らない小児アトピー性皮膚炎は継続的な通院と適切な処方が大切です。

皮膚科診察のご予約はこちら

スキンケア・生活指導

アトピー治療において、クリニックでの処置と同じくらい大切なのがご家庭でのケアです。日々の「守るケア」を積み重ねることで、症状の安定を目指します。

正しいスキンケア

  • 入浴のコツ:ぬるま湯で短時間。低刺激の石鹸をよく泡立て、素手で優しく洗います。
  • 保湿のタイミング:入浴後は水分が逃げやすいため、5分以内の保湿が理想的です。
  • 掻き壊し防止:爪を短く切り、小さなお子さまは就寝時に綿の手袋を使用するのも有効です。

日常生活の工夫(衣類・環境)

  • 素材とサイズ:肌に触れるものは綿100%やガーゼ素材を選び、ウールや化学繊維を避けます。摩擦を防ぐため、ゆったりしたサイズを選びましょう。
  • 洗濯の工夫:洗剤は刺激の少ないものを選び、すすぎを十分に行います。
  • 環境整備:布団や枕カバーはこまめに洗濯。ダニ対策として掃除機がけや乾燥機の活用を。

よくある質問(Q&A)

Q. 症状が良くなったら、薬はやめてもいいですか?

自己判断での中断は、再発や悪化を招く最も多い原因です。見た目が綺麗になっても、医師でないと判断しづらい炎症が残っていることも多いため、自己判断で止めず、継続的なケアを心がけましょう。

Q. ステロイドを子どもに塗り続けるのが不安です。

「ステロイドは怖い薬」という誤解がありますが、医師の指示に従い正しく使えば安全で効果的です。中途半端な使用こそ再発に繋がるため、適切な量を塗ることが大切です。不安な点はいつでもご相談ください。

Q. 親がアトピーだと、子どももなりやすいのでしょうか?

アトピー性皮膚炎には「アトピー素因」という遺伝的要因が関与しています。ご家族にアトピーや喘息がある場合、お子さまも発症しやすい傾向があるため、当院では親子で通院され、一緒にケアに取り組む方も多くいらっしゃいます。

Q. 薬を塗る量の目安はありますか?

「フィンガーチップユニット(FTU)」という目安があります。大人の人差し指の先から第一関節まで出した量が1FTUで、手のひら2枚分の面積に塗る適量となります。適量を守ることが治療の近道です。

Q. お風呂で気をつけることはありますか?

入浴はぬるま湯で短時間で済ませるのが理想的です。石けんは低刺激のものを少量使用し、入浴後は特に忘れずに保湿剤を使用するようにしてください。

7. まとめ

小児性アトピー性皮膚炎は、お子さまやそのご家族にとって大きな負担となる皮膚疾患です。けれども、正しい治療とケアを行うことで多くのお子さまはその症状が改善できます。

保湿と薬の適切な使用、生活習慣の工夫、家族と医療者の連携が揃えば、お子さまは成長とともに症状を乗り越え、健やかな日常生活を送ることができます。

さらに近年では生物学的製剤や新規治療薬の登場により、重症例の治療成績も改善しています。

当院では大人とお子さま両方の治療に対応しており、患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療が可能です。

関連記事
アトピー性皮膚炎(成人・全般)とは?原因・症状から最新の全身療法まで医師が解説

この記事の監修・執筆医

小児アトピー治療の監修・執筆:医療法人社団涼美会 理事長 関口知秀医師

医療法人社団涼美会 理事長

関口 知秀

小児アトピーは、親御さまのサポートとお子さまの知識が揃うことで大きく改善します。
私自身、親子で通院される患者様を多く診察しており、家庭生活や学校生活に支障が出ない「再発させない根本治療」を重視しています。
近年では新規治療薬の登場により、重症例の治療成績も向上しています。お子さまの肌に異変を感じたら、気軽にご相談ください。

※本ページはれいわクリニックの医師が監修しています。

新宿・渋谷で診察のご予約はこちら

新宿新南口
れいわクリニック

ACCESS

〒160-0022東京都新宿区新宿4丁目1−4
新宿南口ビル 3階 8階/9階

TEL:03-6384-2445

JR新宿駅 新南口より徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。

渋谷センター街
れいわクリニック

ACCESS

〒150-0042東京都渋谷区宇田川町24−4
センター244ビル 5階

TEL:03-6427-8206

スクランブル交差点 徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

  【2026年3月2日(月)~3月29日(日)の診療時間】

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。

新宿
れいわクリニック新院

ACCESS

〒160-0023東京都新宿区西新宿1丁目18−1
小川ビル 7F

TEL:03-6302-0330

JR新宿駅 南口より徒歩30秒

アクセス詳細

INFORMATION

診療時間 日/祝
11:00-14:00
16:00-21:00

◯ 10:00-14:00 16:00-20:00

※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。