現在では手術を受けた病院とは別の病院・クリニックで抜糸してもらいたい「他院抜糸」の需要が増えています。しかし、他院抜糸には準備や情報共有、リスク管理など注意すべき点が複数あります。ここでは、抜糸の基本知識とともに注意すべきポイント、料金、紹介状の有無など、患者さまが疑問に思うことに関して掘り下げていきます。当院の動画で詳しいこともお伝えしていますので、動画もぜひご視聴ください。
ここでは、他院抜糸とはどのようなものなのかをご紹介します。
他院抜糸とは、手術を受けた病院ではなく、別の医療機関で縫合された部位の糸を抜く(縫合糸を取り除く)処置を指します。
この選択肢は、地理的利便性、時間的制約、引っ越し・転居、あるいは手術後のフォローアップで元の病院に通うことが難しいケースなどで、患者から縫合した病院で抜糸ができない場合に他の病院にて抜糸することです。
最近では、韓国などの海外で美容整形をされた方が、当院で抜糸を行うケースがとても増えています。
当院のYouTubeでも、他院抜糸についての詳しい解説をしていますので、ぜひこの機会にご視聴してみてください。
※他院抜糸のYouTube動画はコチラ
他院抜糸を考える背景には、一人ひとりの患者さまそれぞれに理由があります。当院では患者さまのお気持ちにできるだけより添い治療を行っています。何かお困りの際には気兼ねなくご連絡ください。
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👍当院でのメリット
当院は、新宿と渋谷に病院があります。アクセスが良く通院にも便利なため、帰宅途中や通勤ルートを大幅に変更せずに通院できるなど、通いやすさがメリットです。
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👍当院でのメリット
遠方では中々スケジュールが合いにくいです。けれども、近場で抜糸ができればその後の経過観察の定期検診などにも時間的な拘束は少なく、スケジュール調整がしやすいです。
手術で皮膚を縫合するということは、私たちにとって大変な負担となります。特に、抜糸時期や方法を誤ると、創の感染・遷延・瘢痕(はんこん)過形成・再出血などの問題が生じる可能性があるからです。
抜糸の主な目的は、創傷治癒の確認、感染予防、審美的配慮があります。その中でも当院は審美的配慮を重視しています。
なぜならば、審美的配慮に優れていれば、その他の目的である感染予防や創傷治癒も付随的に出来ていることになるからです。
縫合部位は適切な創傷治癒過程を経る必要があり、抜糸はその過程のひとつであり、縫合糸がもはや創を保持する必要がない段階になったときに行われます。
動画内でも述べていますが、目元や口元の抜糸は細かく繊細なケアが必要ですので、他院で行う場合には、担当医師は細心の注意を払い抜糸を行わなくてはいけません。
他院抜糸のリスクは医師たちも理解しており、患者さまの不安を汲み取りながら治療を行いますので、あまりナーバスになりすぎる必要もありません。
けれども、病院選びによって傷痕の目立たなさ(審美的な観点)、術後の経過、感染症予防に違いがでることは明確です。
ここでは、どのようなリスクが起こりうるのか、その可能性と当院での対応を見ていきましょう。また、当院専門医が解説する動画も詳しい内容をお伝えしていますので、ぜひご視聴ください。
※他院抜糸のYouTube動画はコチラ
縫合自体が患者さまにとってはすでに多大なる負担がかかっています。そのため、抜糸やその後の通院などは、できるだけストレスがかからない病院で行うべきです。
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👍当院でのメリット
当院では抜糸だけでなく、その後のアフターケアまで患者さまの心に寄り添いしっかりと行います。そのため、抜糸後からその後の定期的な経過観察までトータルケアが可能です。
多くの患者さまは、手術に関する概要や手術内容に対して把握して当院へいらっしゃいます。しかし、まれにそれらが全て不明なことがあります。
その場合には、手術記録や縫合部の状態を把握できず、判断に困るという問題が生じてしまいます。
また、手術内容や縫合部の状況を全く把握されていない患者さまには、専門医師が縫合部をチェックしながら、抜糸を行っていきます。そのため、通常の方よりも時間や費用がかかる場合もあります。
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👍当院での対応
患者さまにはできるだけ詳細にヒアリングを行います。その際には、患者さま自身にもどこの部位を縫合し抜糸してほしいのかなどの手術内容や、処方箋が必要な場合にはアレルギーの有無などまで丁寧にお聞きしていきます。
一般的な皮膚科では、外科的な手術まで行いません。ですので、治癒がまだ不十分な創部を無理に抜糸しようとして創離開などを起こす可能性も生じてきます。
また、縫合してから抜糸までは、感染症や腫れなどの瘢痕の異常が起こりやすくなります。
特に、縫合後のケア(消毒や外用薬の塗布など)を軽視した場合には、糸で傷口を閉じているといっても、※創傷癒合(そうしょうゆごう)ができておらず、内部組織が漏れ出したり、外部にさらされてしまう可能性も高いです。
さらに、患者さまが縫合の箇所をしっかりと把握していない場合には、抜糸の糸を残すなどのミスも存在します。
※創傷癒合:皮膚の切開部分が閉じ、繊維組織ができて傷口が閉じること。
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👍当院での対応
皮膚科の多くは外科的な処置を行っていません。けれども、当院の他院抜糸を担当する医師は、専門医であり多くの外科的治療を行い、抜糸などの外科的処置にも対応可能です。
そのため、縫合後の傷痕の異常や感染症の有無など、皮膚科医が見逃しやすいケース(抜糸後の糸が残る)や審美的な観点からのアプローチにも、患者さまの意見に寄り添いながら抜糸を含む治療を行っていきます。
また、動画でも述べていますが、抜糸が分かりやすいように、どの病院でも敢えて色のついた糸で縫合を行います。そのため、当院では的確に患者さまの状況を判断し抜糸を行うことができます。
※他院抜糸のYouTube動画はコチラ
最近では、初診や処置料が明らかになっていない病院があります。また、料金が明らかになっていても、ホームページや料金表以外の請求をされる場合もございます。
患者さまにとっては、どこまで負担しなくてはいけないのか分からない場合も多く、病院によってはかなりの出費が出てしまう場合もあります。
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👍当院での対応
動画の中でもお伝えしていますが、当院では1か所:4,400円から抜糸を行っていると料金を明確にしております。(両目の抜糸の場合は8,800円から)
また、万が一糸の取り残しがある際は、追加費用無料でご対応させていただきます。
※他院抜糸のYouTube動画はコチラ
当院では、専門医師が抜糸を行いますので、抜糸前の診断からアフターケアまでスムーズに行われます。
ただ、より円滑に他院抜糸の施術を進めるために患者さまには以下のことに留意していただきたいです。
海外で縫合を行った場合には、日本語での手術に関する記録が手に入らない場合があります。
韓国などでは日本語の診断書を用意してくれる病院もあるそうですが、それ以外の国では日本語での書類の入手は難しいでしょう。
そのため、診察を受ける前に必ず診断書は日本語か英語で出してもらえるのかどうか聞き、それらに対応してくれる病院へ行きましょう。
抜糸に関しては、時期が早すぎても創傷癒合ができておらず、時期が遅すぎても糸が皮膚に長期間食い込むことで、点々とした跡が残ります。
特に顔やまぶたなど皮膚の薄い部分では目立ちやすく、瘢痕(はんこん)として残ってしまうこともあります。
また、縫合糸による局所の圧迫が続くと、コラーゲンが過剰に沈着し、傷跡が盛り上がり太くなってしまう場合や、ケロイドや※肥厚性瘢痕のリスクも上昇します。
その他には、糸が皮膚に埋没する可能性や感染症リスクの上昇、または糸が深く入り込み、通常の外来処置では取れず、局所麻酔をして切開しながら抜去しなければならない再手術のケースもありえます。
※肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん):傷の治癒過程で線維細胞が過剰に増殖し、皮膚が赤く盛り上がったままになる状態です。痛みやかゆみ、つっぱり感などの症状を伴うことがあり、ケロイドと似ていますが、傷の範囲を超えて広がらない点や、時間とともに赤みや盛り上がりが落ち着いてくる点が異なります。
他院で縫合を行った場合、患者さまの※既往症や特定アレルギーの有無などの情報が全く無い状況です。
また、抜糸後の診察やケアなどは保険診療が適用できますが、保険証が無いと自費治療になってしまいます。
そのため、当院へお越しになる場合には、必ず、保険証、紹介状、お薬手帳の持参をお願いいたします。
韓国など海外の病院のように紹介状がない場合でも、当院では対応しています。
その場合には、※創部(そうぶ)の具体的な場所やどのような手術を行ったのかを教えていただければ、専門医が内容を把握し、それに合わせた抜糸を行います。
※既往症(きおうしょう):過去に経験した病気やケガで、現在は完治しているものを指します。生命保険の加入時などに現在の健康状態を判断するために必要となる情報で、短期的な風邪や一時的な腹痛などは含みません。
※創部:傷口のある部位を指し、主に、手術や外傷などによってできた傷の箇所を表す際に用いられます。
当院では、患者さまがスムーズに術前の生活に戻ることができるようサポートさせていただきます。ここでは、患者さまに術後絶対にやっていただきたくないことをお伝えするとともに、その理由も詳しく説明しています。
患者さまの中には、自己判断で勝手に抜糸しようとする方がいらっしゃいます。けれども、自己抜糸は感染・出血・創離開(傷が開く)の大きなリスクですので絶対にやめましょう。
また、抜糸の切り方を誤ると皮膚の中に糸が残り、炎症やしこりの原因になります。患者さまの中には、自己抜糸を行い、皮膚の中に残った糸のために感染症にかかってしまい、再手術になった方もいらっしゃいます。
特にまぶたの縫合をされた方に関しては目をこすったり、メイク落としでゴシゴシ洗ったりすると、まだ不安定な創部が裂けてしまうことがあるため、優しくお湯で流し、強い力で引っ張るようなことは止めましょう。
そのほか、就寝時に無意識に触ってしまうのも危険です。無意識なので難しいとは思いますが、リスクの方が上回りますので、自分なりに対策をしてみてください。
抜糸後はまだ皮膚が完全に閉じていない状態ですので、水や化粧品、または保湿クリームなどが創部に入るととても感染しやすくなります。
そのため、まぶたや口元などの首より上の部位に創部がある方は、医師の許可が出るまで洗顔・メイクは避けるようにしてください。
運動で血流が増すと、腫れや出血が悪化することが多いです。特に激しい運動をしている方たちは、トレーニングは一時中断し医師の許可が出てから開始してください。
また、寝方ですが、うつ伏せで寝るような方も注意が必要です。特にまぶたや口元など顔に縫合をした場合には、創部が圧迫されると、創部がずれて腫れ・内出血を助長する可能性が高くなります。
傷跡は紫外線に当たると赤みや色素沈着が残りやすいため、サングラスやUVカットアイテムで保護が必要になります。
また、強い痛み・出血・膿のような分泌物があれば必ず当院まで連絡してください。自己判断により「様子を見れば治る」と放置すると重症化しやすいです。
これは、抜糸によらずどのアフターケアでも同じです。自己判断により、抗菌薬や軟膏を中止すると感染リスクが高まってしまいます。
そのため、医師の指示通りに続けることが重要です。
他院抜糸は、手術の内容をできるだけ把握し、医師に伝えられるようにしてください。また、自己判断せずに医師の指示に従い、術前の生活にできるだけ早く戻れるようにお互いに協力しながら進めていきましょう。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
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11:00-14:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ▲ | ▲ |
16:00-21:00 | ● | 休 | ● | ● | 休 | ▲ | ▲ |
▲ 10:00-14:00 16:00-20:00
※当院は完全予約制ではございません。初診の方もご予約なしでの診察可能です。
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