粉瘤
粉瘤は表皮嚢腫とも呼ばれ、皮膚の表皮成分が袋状となり、その内部に角質(老廃物)が溜まってしまった疾患です。頻度の高い疾患で、誰にでも、どの部位にもできる可能性があります。原因として怪我などの外傷がある場合もありますが、特に原因がない場合が多いです。内容物が排出されて小さくなることはありますが、腫瘤自体が自然となくなることはなく、徐々に大きくなったり、感染を併発すると急に大きくなり赤みや痛みを伴うようになります。そのため、根治希望の場合には腫瘤が小さいうちの摘出をおすすめします。手術は局所麻酔下におこないます。腫瘤上の皮膚を紡錘形に切開し、嚢胞壁ごと摘出します。摘出したものは、病理検査に提出し診断の確定をします。
粉瘤が感染している場合には、まずは感染をおさえる治療となります。局所麻酔をした上で、腫瘤上皮膚を切開して排膿します。同時に内部の洗浄もおこないます。軟膏処置と、抗生剤の内服を1週間程度おこなっていただき創部の炎症をおさえます。感染がおさまっても、粉瘤の袋状の壁は残っているため、再度腫瘤を形成したり、感染をおこしたりするリスクがあります。根治的治療として、やはり摘出手術をおすすめします。摘出方法は、くり抜き法や切開法にてしっかり取り切る方法を選択し、最大限のメリットで摘出いたします。
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