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医療法人社団涼美会 理事長
新宿・渋谷の泌尿器科 | れいわクリニック
Care & Treatment治療について
新宿・渋谷周辺で前立腺炎の治療をご検討の方へ
前立腺炎とは、下腹部や会陰部の不快感や痛み、頻尿、排尿時の違和感などの症状が持続または繰り返し現れる疾患です。急性の強い症状から、慢性的に続く違和感までさまざまな経過をとり、なかなか改善しないことも少なくありません。生活の質(QOL)に大きく影響し、睡眠障害やストレスの原因になることもあります。原因は細菌感染だけでなく、ストレスや骨盤周囲の緊張などが関与する場合もあり、症状や背景に応じた適切な診断と治療が重要です。当院では、泌尿器科医による丁寧な問診・診察のもと、検査結果や症状に応じた治療(抗菌薬・内服薬・生活指導など)を行っております。
新宿・渋谷エリアで前立腺炎にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
REASON
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前立腺炎は下腹部・会陰部の不快感や排尿時痛など,様々な症状 を示す疾患です。
“前立腺炎”という病名ではありますが、前立腺のみではなく骨盤内の前立腺以外の部位に症状の主座がある場合もあります。また、一般的に”炎”がつく疾患は、感染や物理的要因により炎症を伴う病態ですが、前立腺炎に関してはそれ以外のものも含まれます。
このように、前立腺炎は「様々な原因によって前立腺炎様症状を示す疾患群」と定義されており、なかなか理解が難しい疾患になってしまっています。
適切な理解を行うためにいくつかの分類法が提唱されており、代表的なものとしてNIH分類があります。
この分類では前立腺炎は四つのカテゴリーに分けられています。カテゴリーⅠが急性細菌性前立腺炎であり、急激に発症して強い炎症症状を伴う細菌感染です。カテゴリーⅡは慢性細菌性前立腺炎で、細菌感染が持続するタイプです。カテゴリーⅢは慢性骨盤痛症候群と呼ばれ、通常の検査では尿路病原性細菌が検出されない前立腺炎様症状を指します。さらにカテゴリーⅣは無症候性炎症性前立腺炎で、症状はないものの検査で炎症所見が認められる状態です。
カテゴリーⅣでお困りになることは少なく、今回はカテゴリーⅠの急性細菌性前立腺炎と、いわゆる「慢性前立腺炎」に該当するカテゴリーⅡ・Ⅲの慢性細菌性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群について解説します。
発症にはいくつかの経路があります。大きく分けると、特別な医療処置がなく自然に発症するものと、泌尿器科的処置の後に発症するものがあります。
自然発症の場合、感染した尿が前立腺管や射精管へ逆流することによって細菌感染が生じると考えられています。一方、医療処置後に発症するものとしては、膀胱鏡検査や尿道カテーテル留置などの経尿道的操作、あるいは前立腺生検などが関係することがあります。特に尿道カテーテルを留置している患者では尿道からの上行性感染が起こりやすく、急性前立腺炎の原因となることがあります。
全身症状と尿路症状が同時に出現することが多いとされています。全身症状としては高熱や悪寒、全身倦怠感などがみられ、感染症としての強い炎症反応が現れます。これに加えて排尿痛、頻尿、尿意切迫感、排尿困難といった排尿症状がみられることが多く、会陰部の不快感や会陰部痛を訴える患者も少なくありません。炎症によって前立腺が腫大すると尿道が圧迫されるため、残尿感が強くなったり、場合によっては尿閉という状態に至り、排尿できなくなることもあります。
患者の症状や病歴、身体所見、検査所見を総合して診断に至ります。発熱や排尿症状といった特徴的な臨床症状がある場合には比較的診断しやすいとされています。病歴としては、泌尿器科的処置の既往や尿路感染症の既往などの病歴を丁寧に確認することが重要になります。
検査ではまず尿検査を行い、膿尿や細菌尿の有無を確認します。血液検査では白血球数の増加やCRPの上昇など、炎症反応を示す所見が認められることが一般的です。また原因菌を特定するためには尿培養検査が不可欠であり、抗菌薬の選択にも重要な情報となります。
肛門から指を入れて診察する直腸診では、腫大して熱感を伴う前立腺を触知することがあり、強い圧痛を伴うのが特徴です。
排尿障害を伴うことが多いため、腹部超音波検査を用いて残尿量を確認することが重要です。同時に腎臓や前立腺の状態を評価することも可能です。残尿が100mL以上ある場合には尿の排出が不十分であるため、導尿や尿道カテーテル留置などによって尿のドレナージを行う必要があります。
また前立腺膿瘍が疑われる場合には、経直腸超音波検査やCT、MRIなどの画像検査が有用です。
原因菌として最も多いのは大腸菌です。多くの研究で大腸菌が半数以上を占めると報告されています。
また若年男性では性行為感染症との関連も考慮されることがありますが、淋菌やクラミジアが急性前立腺炎の原因となる頻度はそれほど高くなく、全体の数%程度とされています。
治療の基本は抗菌薬投与です。軽症例では経口抗菌薬で治療が可能な場合もありますが、発熱や全身症状が強い場合には入院のうえ点滴による抗菌薬治療が行われます。
治療開始後は通常数日以内に症状の改善がみられることが多く、尿培養の結果が判明した時点で薬剤感受性に基づいて抗菌薬を調整します。再発を防ぐためには十分な期間の抗菌薬投与が必要とされており、軽症例でも10~14日程度、重症例では2~4週間の治療が推奨されています。
特に注意すべきものとして敗血症、前立腺膿瘍、精巣上体炎などがあります。前立腺膿瘍は比較的稀ではあるものの重篤な合併症であり、抗菌薬のみでは改善しない場合にはドレナージなどの外科的治療が必要になることがあります。また急性前立腺炎の一部は慢性前立腺炎へ移行することも知られており、長期的な経過観察が必要になることがあります。
急性細菌性前立腺炎は、発熱と排尿症状を特徴とする男性特有の細菌感染症です。適切な抗菌薬治療が行われれば多くの症例で速やかな改善が期待できますが、敗血症や前立腺膿瘍などの重篤な合併症を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。特に高熱と排尿症状が同時に出現した場合には急性前立腺炎の可能性を考え、早期に医療機関を受診することが重要です。
当院では前立腺炎の検査・診療を行っています
排尿時の痛みや違和感、頻尿、会陰部の不快感、下腹部の痛みなどがある場合は、前立腺炎の可能性があります。
特に発熱を伴う場合や、急に排尿がしづらくなった場合は早めの受診が重要です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
急性細菌性前立腺炎が慢性経過をたどるものであり、急性と同様、抗菌薬での治療が基本となります。
慢性骨盤痛症候群は、男性の骨盤周囲に痛みや不快感が長期間続く疾患で、前立腺炎の一種です。特徴的なのは、明確な原因が検査で見つからないことが多い点です。そのため、この病気は除外診断として診断されることが多くなります。つまり、尿路感染症や前立腺がんなどの他の病気を検査で否定したうえで診断される疾患です。
慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群の主な特徴は、骨盤周囲の痛みや不快感です。痛みの部位は患者によってさまざまで、下腹部や会陰部、陰嚢、陰茎、さらには大腿部や腰背部などに広がることもあります。
痛みの感じ方も一定ではなく、鈍い痛みや圧迫感として感じる人もいれば、焼けるような痛みや違和感として感じる人もいます。また排尿時や射精時に痛みが強くなることもあります。
排尿症状を伴うことも多く、頻尿や残尿感、排尿時の違和感などがみられることがあります。射精時の痛みや性機能の問題を訴える患者も少なくありません。このように症状は多岐にわたり、患者ごとに症状の組み合わせが異なるのが特徴です。
症状が長期間続くことにより、生活の質が低下したり、不安やストレスが増大したりすることもあります。そのため、この疾患では身体的な症状だけでなく心理的な側面も重要と考えられています。
病態は単一ではなく、複数の要因が関与する症候群と考えられています。近年では、UPOINTと呼ばれる分類が提唱されており、症状の特徴をいくつかの要素に分けて理解する方法が用いられています。
この分類では、尿路症状、心理社会的要因、臓器特異的異常、感染、神経学的要因、骨盤底筋の緊張、性機能障害などの要素が評価されます。患者ごとにどの要素が関与しているのかを把握することで、それぞれに適した治療を選択することが可能になります。
例えば排尿症状が強い場合には排尿機能を改善する治療を行い、骨盤底筋の緊張が関係している場合には筋肉の緊張を緩める治療を検討します。このように、症状の背景にある要因を多角的に評価することが治療の重要なポイントとされています。
まず他の疾患を除外することが重要です。この疾患に特徴的な症状は、他の様々な病気でみられるためです。
鑑別すべき疾患としては、尿路感染症、性感染症、骨盤内感染症、肛門周囲疾患、前立腺肥大症、骨盤内の悪性腫瘍などが挙げられます。場合によっては精神的な要因が症状に関係していることもあります。
症状を客観的に評価するために、NIH-CPSI(National Institutes of Health Chronic Prostatitis Symptom Index)という質問票が広く使用されています。
この質問票では、痛みや不快感の部位や頻度、排尿症状、生活への影響、生活の質などについて評価を行います。
このスコアは診断そのものに直接用いられるわけではありませんが、治療前後の症状の変化を評価する際に非常に有用です。点数の変化を比較することで、治療の効果を客観的に判断することができます。
症状の原因が一つではないため、単一の治療で改善するとは限りません。そのため、症状に応じて複数の治療を組み合わせることが一般的です。
排尿症状が強い場合にはα1遮断薬が用いられることがあります。また炎症や痛みを抑えるために消炎鎮痛薬が使用されることもあります。骨盤底筋の緊張が関係している場合には、骨盤底筋のリハビリテーションやストレッチが有効とされることがあります。心理的ストレスが症状に影響している場合には、ストレス管理や心理的サポートが必要になることもあります。
生活習慣の改善も重要な要素です。長時間の座位や過度の疲労、ストレス、飲酒、身体の冷えなどは症状を悪化させる可能性があるため、これらをできるだけ避けるよう指導されることがあります。
また一部の症例では漢方薬が有効とされることもあり、排尿症状や骨盤内のうっ血に対して処方されることがあります。
慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群は、原因が一つではなく複数の要因が関与する症候群であり、症状や経過は患者ごとに大きく異なります。診断には他の疾患を除外することが重要であり、治療も症状に応じて個別に行う必要があります。
症状が長期間続くことで生活の質が低下することもありますが、適切な診断と治療により症状が改善するケースも少なくありません。骨盤部の痛みや排尿症状が長く続く場合には、一人で悩まず泌尿器科で相談することが大切です。
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