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泌尿器科・皮膚科・形成外科 新宿新南口徒歩30秒の新宿新南口れいわクリニック

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陥入爪、巻き爪治療について

巻き爪について

巻き爪について
一見すると「疾患に入らないのではないか」と誤解される方も多い巻き爪。実は巻き爪は医療行為が必要な疾患であり、放置しておけば痛みや腫れで歩行も困難になってしまいます。ここでは、巻き爪とは実際にどのようなものなのか、その定義や原因、そして治療方法などをご紹介していきます。

巻き爪とは何か
耳にすることはあっても、実際に巻き爪とはどのようなものなのか分からない方も多いと思います。ここでは、巻き爪の定義や発生のメカニズム、そしてその種類などをお伝えします。

巻き爪の定義と基本的な説明
巻き爪とは、爪の端が内側に曲がり、周囲の皮膚に食い込んでしまう状態のことを指します。これにより、その部分に細菌などの菌が入り込み、痛みや炎症を起こした状態である「爪周囲炎、爪囲炎(そういえん)」を引き起こすこともあります。

巻き爪は通常、足の親指に見られますが、他の指にも発生する可能性があります。巻き爪にも色々な種類がありますが、よく間違われるのが「陥入爪」です。

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の端が皮膚の中に食い込んでしまう状態のことを指します。巻き爪と同様に、特に足の親指でよく見られます。

巻き爪と陥入爪の違いですが、巻き爪は爪の端が内側に向かって巻き込むようにカーブし、周囲の皮膚に食い込む状態であり、爪自体が曲がることが特徴で、特に爪の縁が皮膚に接触、刺ることで痛みや炎症を引き起こします。

一方、陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込むことによって、皮膚が傷ついて炎症や感染が起きる状態です。陥入爪は爪が曲がっているわけではなく、主に爪を深く切りすぎたことや圧力がかかることで、爪が皮膚に食い込むことが原因で起こります。

※参照URL:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q08.html
※参照URL:https://jsprs.or.jp/general/disease/sonota/tsume_ke/kannyuso.html

巻き爪の原因や発生のメカニズム
巻き爪の原因や発生メカニズムは、いくつかの要因が組み合わさることで起こります。以下に、そのメカニズムを解説します。
1. 爪の形状と成長パターン
巻き爪は、爪が通常の平らな形状から、爪の端が内側に巻き込むように成長することで発生します。これは、遺伝的要因や爪床(爪が付いている皮膚の部分)の形状、爪の厚さや硬さが影響していると考えられています。

2. 外的圧力
巻き爪の発生には、外的な圧力も大きな要因です。例えば、以下のような外的要因が巻き爪を引き起こすことがあります。
・窮屈な靴: 足先が狭い靴やハイヒールなどを長時間履くことで、爪に圧力がかかり、爪の端が内側に押し込まれるようになります。
そのため、具体的な数値は出ていませんが、女性の方が巻き爪が多いという統計は出ています。
・歩き方の癖:私たち全ての歩き方には独自の癖があります。その癖によっては、足の指先付近に負担がかかり爪が内側に押し込まれるようになってしまいます。これが原因で巻き爪になってしまう方は、何回も再発する可能性が高いため、歩き方の癖から治していかなくてはいけません。
・不適切な爪切り: 爪を短く切りすぎたり、爪の端を丸く切ると、爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪のリスクが高まります。
3.肥満との関係
巻き爪と一部の疾患には一定の関連性があります。特に肥満の方は、体重が増えることで足にかかる圧力が高まります。
この圧力は特に足先に集中しやすく、爪に過度の負荷がかかることで、爪が内側に巻き込まれる原因となります。
また、肥満の人は、歩行パターンや姿勢が変わることがあります。この変化によって、足先に異常な力がかかり、爪に不自然な圧力がかかることで巻き爪が発生しやすくなります。

4. 加齢現象による爪の厚さや硬さの変化
年齢とともに、爪が厚くなったり硬くなったりすることがあります。これにより、爪が巻きやすくなり、巻き爪が発生しやすくなります。
例えば、爪に損傷があった場合や、糖尿病などの疾患によって爪の成長に問題が生じる場合があります。このような場合、爪が異常にカーブし、巻き爪が発生しやすくなります。

5. 遺伝的要因
遺伝的に爪が巻きやすい形状を持っている人もいます。これにより、特に外的圧力がなくても、自然に巻き爪が発生することがあります。母親や父親などに巻き爪があれば、自分もなりやすい可能性が高いです。
※参照URL:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q08.html
※参照URL:2 型糖尿病患者・肥満患者における病態と 爪郭毛細血管の定量評価の関連について

巻き爪の症状と診断
ここでは、実際に巻き爪の症状やその診断方法をお伝えします。

巻き爪の初期症状(痛み、腫れ、赤み)
巻き爪の初期症状としては、以下のようなものがあります:
1.爪のカーブがきつくなる:通常、爪は緩やかなアーチ状ですが、巻き爪になりかけるとカーブが強くなり、内側に巻いていきます。この変化が見られた場合、巻き爪の初期段階である可能性があります。
2.爪を切りにくく感じる:爪が巻き始めると、通常の爪切りでは爪を切りにくくな   ることがあります。これは爪のカーブが強くなっているためです。
3.つま先に痛みが出る:爪が内側に巻くことで皮膚に圧力がかかり、つま先に軽い痛みを感じることがあります。歩行時や靴を履いた時に特に痛みが強くなることがあります。
これらの初期症状を感じた場合、早めに対処することが重要です。症状が進行すると、痛みや炎症がひどくなり、治療が必要になることがあります。当院ならば早めの段階で治療を始められますので、違和感や気になる症状があればお気軽にご相談ください。

巻き爪が進行した場合の症状(感染、化膿)
巻き爪が酷くなった場合、以下のような症状が現れることがあります:
1.強い痛み:巻き爪が進行すると、爪が皮膚に深く食い込み、非常に強い痛みを伴   います。この痛みは、歩行や靴を履く際に特に強くなります。
2.炎症と腫れ:爪が皮膚に食い込むことにより、皮膚が炎症を起こし、赤く腫れ上がることがあります。この炎症が進行すると、膿が出ることもあります。
3.感染症:巻き爪が原因で皮膚に傷ができ、その傷から細菌が侵入すると感染症を引き起こすことも多いです。感染症が進行すると、皮膚がさらに腫れ、感染した部位だけでなく発熱や倦怠感を伴うなど、全身にまで症状が広がってしまう場合もあります。
4.肉芽腫の形成:稀(まれ)ですが、皮膚が巻き爪に対して防御反応を示すことで、爪の周りに赤く盛り上がった肉芽腫(にくがしゅ)が形成されることがあります。これがさらに痛みを増加させます。
これらの症状が現れた場合、早急に当院などの医療機関で治療を受けることが重要です。放置すると、症状が悪化し、治療が困難になる場合があります。

診断方法と自己診断のリスク
巻き爪は、爪の端が皮膚に食い込み、痛みや炎症を引き起こす状態です。患者様の症状によっても異なりますが、以下の方法で巻き爪を診断することが一般的です。
1.視診: 爪が曲がって皮膚に食い込んでいるかどうかを確認します。特に爪の端が赤く腫れている場合は巻き爪の可能性が高いです。
2.触診: 巻き込まれた部分を軽く押してみて、痛みや違和感があるかを確認します。痛みが強い場合や炎症が見られる場合、巻き爪が悪化している可能性があります。
3.症状の確認: 爪の周りに膿がたまっていたり、皮膚が腫れていたり、化膿している場合は、巻き爪が進行していると考えられます。
また、巻き爪に関する自己診断は、以下の理由から大変危険ですので、爪や周囲の部位に違和感がある場合には、当院までお早めにご相談ください。
1.誤診のリスク: 巻き爪と思っていた症状が、実は別の病気(例えば爪真菌症や外傷)である可能性があります。自己診断ではこれを見逃すことがあり、適切な治療を受けられない場合があります。
2.悪化の可能性: 自分で無理に爪を切ったり、治療しようとすると、かえって症状が悪化することがあります。特に自己判断で処置を行えば、感染症が広がるリスクが高まります。
3.適切な治療の遅れ: 診断を受けずに自己判断で対処すると、必要な治療が遅れ症状が悪化してしまうため、長期的な問題につながることがあります。

巻き爪の治療法
当院では患者様の治療から治療後の生活(QOL)まで考えたトータルケアを行っています。巻き爪の治療で大切なことは、再発させないことです。そのため、当院では巻き爪の手術をお勧めしています。
手術費用に関しても、当院でのオペは患者様の巻き爪の状態によっても違いますが、高くても保険適用で8000〜10000円前後で治療可能です。その後のアフターケアも当院で行います。
※ワイヤー矯正は自費のため高額であり再発する可能性も高く、痛みや腫れが出ている場合にはできないことも多いです。
また、医療機関でないところで治療をうけることによって症状が悪化してしまっている患者様もすくなくありません。

手術の種類
巻き爪と一括り(ひとくくり)にしていますが、さまざまな形状があります。そのため、当院では数種類ある手術の中から一人ひとりの患者様に合わせた手術と繊細なアフターケアを行っていきます。以下はその代表的な手術になります。
1.部分抜爪術(部分的な爪の除去)
・手術内容: 巻き込んでいる部分の爪を部分的に切除します。局所麻酔を行い、爪の端を切り取り、食い込んでいる部分を取り除きます。この手術は比較的簡単で、回復も早いです。
・効果: 爪の形状が改善され、再び皮膚に食い込むのを防ぎます。

2.全抜爪術(爪の全体除去)
・手術内容: 巻き爪が非常に重症の場合、爪全体を取り除く手術が行われることがあります。この手術は、爪が完全に再生するまで時間がかかりますが、再発のリスクを低減します。
・効果: 爪全体を取り除くことで、再発を防ぐことができますが、爪が完全に再生するまでに数ヶ月かかることがあります。

3.根治術(爪母切除術)
・手術内容: 巻き爪が再発しやすい場合、爪の根元にある「爪母」(爪の成長を促す部分)の一部を除去する手術です。これにより、痛みの再発を防ぐことができます。この手術は、局所麻酔下で行われ、爪母を化学薬品(フェノール)やレーザーで焼灼することもあります。
・効果: この手術は、巻き爪の再発を大幅に防ぐことができます。爪が再生されない部分もあり、再発リスクを最小限に抑えます。

手術の流れ
患者さまにはできるだけリラックスした状態で手術に臨んでいただけるように、手術の大まかな流れをお伝えします。もし、ご不安や心配なことがあれば、気兼ねなく担当の医師にお尋ねください。
1.前準備
・手術前に、患部を清潔に保つため、消毒が行われます。
・患部に局所麻酔が施されますので、手術中に痛みを感じることはありません。
2.手術
・手術の種類に応じて、爪の部分的または全体的な切除が行われます。
・必要に応じて、爪母を化学薬品やレーザーで処理し、爪の再生を抑制します。

3.術後ケア
・手術後は、患部を清潔に保ち、医師から指示された日にフォローアップのために来院してください。その後、医師から自分自身で消毒や抗生物質を塗布する許可が下りた場合には、その指示に従ってください。
・手術部位は包帯で覆われ、定期的に交換が行われます。
・手術後数日間は痛みや腫れがあるかもしれませんが、通常は数週間で回復します。
4.回復と経過観察
・軽い日常生活にはすぐに戻れますが、激しい運動や長時間の歩行は避けることが推奨されます。
・定期的な診察で、手術の経過や爪の再生状況を確認します。

巻き爪の予防策
予防と早期のケアを行うことで、巻き爪の発症や悪化を防ぐことができます。定期的な足のケアと正しい爪の管理が、巻き爪予防の鍵となります。
1.正しい爪の切り方:
・まっすぐに切る: 爪はまっすぐに切り、角を丸めないようにします。爪の端を切りすぎると、巻き込みやすくなります。
・爪の長さ: 爪はあまり短く切らず、指先の端と同じくらいの長さを保つことが理想です。
2.適切な靴選び:
・靴のサイズ: 足に合った靴を選び、爪が靴の先端に当たらないようにします。つま先に余裕があり、足の指が圧迫されない靴が望ましいです。
・通気性のある素材: 靴は通気性のある素材を選び、足が蒸れないようにします。湿気が多いと爪が柔らかくなり、巻き爪になりやすくなります。
3.定期的な足のケア:
・足を清潔に保つ: 毎日足を洗い、清潔に保ちます。特に爪の周りは、皮膚や爪の間に汚れがたまらないように気をつけましょう。
・保湿: 乾燥がひどい場合は、足や爪周りに保湿クリームを塗り、乾燥やひび割れを防ぎます。
4.足の血行を良くする:
・足のマッサージ: 足のマッサージやストレッチを行い、血行を促進することで、健康な爪の成長を促します。

5. 足の形や歩行に気をつける:
・歩行改善: つま先に過剰な負荷がかからないように、歩き方に注意します。歩行中に指先に力がかかるような習慣がある場合、それを改善することが大切です。
・インソールの使用: 足の形や歩行の癖に問題がある場合、インソールや足底板を使用して、足の負担を軽減することも有効です。

巻き爪のケア方法
ここでは、普段からできるケア方法をご紹介します。

※注意:巻き爪が痛みを伴ったり、炎症や感染が進んだりなど、自己ケアで改善しない場合や症状が悪化する場合、適切な治療が必要です。違和感を感じたら直ぐに当院までお知らせください。
1.温水浸漬(おんすいしんせき):
・お湯に足を浸す: 足をぬるま湯に10〜15分浸し、爪や皮膚を柔らかくします。この後、巻き込んでいる部分の痛みが軽減されることがあります。
・塩を加える: お湯にエプソムソルトや食塩を加えると、さらに効果が高まります。塩は消炎作用があり、炎症を抑える効果が期待できます。

2.コットンやガーゼを使用:
・爪の持ち上げ: 爪と皮膚の間に小さなコットンやガーゼを挟んで、爪が皮膚に食い込まないようにします。これにより、爪が持ち上がり、痛みが軽減されます。

3.抗菌クリームの使用:
・感染予防: 巻き爪の部分に感染が見られる場合や、感染を防ぎたい場合には、抗菌クリームを塗ることが効果的です。これにより、細菌の繁殖を防ぎます。

4.靴下の選び方:
・柔らかい素材の靴下: 柔らかくて通気性のある素材の靴下を選び、足が蒸れないようにします。また、靴下がきつすぎないようにすることも重要です。

巻き爪について

巻き爪について
一見すると「疾患に入らないのではないか」と誤解される方も多い巻き爪。実は巻き爪は医療行為が必要な疾患であり、放置しておけば痛みや腫れで歩行も困難になってしまいます。ここでは、巻き爪とは実際にどのようなものなのか、その定義や原因、そして治療方法などをご紹介していきます。

巻き爪とは何か
耳にすることはあっても、実際に巻き爪とはどのようなものなのか分からない方も多いと思います。ここでは、巻き爪の定義や発生のメカニズム、そしてその種類などをお伝えします。

巻き爪の定義と基本的な説明
巻き爪とは、爪の端が内側に曲がり、周囲の皮膚に食い込んでしまう状態のことを指します。これにより、その部分に細菌などの菌が入り込み、痛みや炎症を起こした状態である「爪周囲炎、爪囲炎(そういえん)」を引き起こすこともあります。

巻き爪は通常、足の親指に見られますが、他の指にも発生する可能性があります。巻き爪にも色々な種類がありますが、よく間違われるのが「陥入爪」です。

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の端が皮膚の中に食い込んでしまう状態のことを指します。巻き爪と同様に、特に足の親指でよく見られます。

巻き爪と陥入爪の違いですが、巻き爪は爪の端が内側に向かって巻き込むようにカーブし、周囲の皮膚に食い込む状態であり、爪自体が曲がることが特徴で、特に爪の縁が皮膚に接触、刺ることで痛みや炎症を引き起こします。

一方、陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込むことによって、皮膚が傷ついて炎症や感染が起きる状態です。陥入爪は爪が曲がっているわけではなく、主に爪を深く切りすぎたことや圧力がかかることで、爪が皮膚に食い込むことが原因で起こります。

※参照URL:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q08.html
※参照URL:https://jsprs.or.jp/general/disease/sonota/tsume_ke/kannyuso.html

巻き爪の原因や発生のメカニズム
巻き爪の原因や発生メカニズムは、いくつかの要因が組み合わさることで起こります。以下に、そのメカニズムを解説します。
1. 爪の形状と成長パターン
巻き爪は、爪が通常の平らな形状から、爪の端が内側に巻き込むように成長することで発生します。これは、遺伝的要因や爪床(爪が付いている皮膚の部分)の形状、爪の厚さや硬さが影響していると考えられています。

2. 外的圧力
巻き爪の発生には、外的な圧力も大きな要因です。例えば、以下のような外的要因が巻き爪を引き起こすことがあります。
・窮屈な靴: 足先が狭い靴やハイヒールなどを長時間履くことで、爪に圧力がかかり、爪の端が内側に押し込まれるようになります。
そのため、具体的な数値は出ていませんが、女性の方が巻き爪が多いという統計は出ています。
・歩き方の癖:私たち全ての歩き方には独自の癖があります。その癖によっては、足の指先付近に負担がかかり爪が内側に押し込まれるようになってしまいます。これが原因で巻き爪になってしまう方は、何回も再発する可能性が高いため、歩き方の癖から治していかなくてはいけません。
・不適切な爪切り: 爪を短く切りすぎたり、爪の端を丸く切ると、爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪のリスクが高まります。
3.肥満との関係
巻き爪と一部の疾患には一定の関連性があります。特に肥満の方は、体重が増えることで足にかかる圧力が高まります。
この圧力は特に足先に集中しやすく、爪に過度の負荷がかかることで、爪が内側に巻き込まれる原因となります。
また、肥満の人は、歩行パターンや姿勢が変わることがあります。この変化によって、足先に異常な力がかかり、爪に不自然な圧力がかかることで巻き爪が発生しやすくなります。

4. 加齢現象による爪の厚さや硬さの変化
年齢とともに、爪が厚くなったり硬くなったりすることがあります。これにより、爪が巻きやすくなり、巻き爪が発生しやすくなります。
例えば、爪に損傷があった場合や、糖尿病などの疾患によって爪の成長に問題が生じる場合があります。このような場合、爪が異常にカーブし、巻き爪が発生しやすくなります。

5. 遺伝的要因
遺伝的に爪が巻きやすい形状を持っている人もいます。これにより、特に外的圧力がなくても、自然に巻き爪が発生することがあります。母親や父親などに巻き爪があれば、自分もなりやすい可能性が高いです。
※参照URL:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q08.html
※参照URL:2 型糖尿病患者・肥満患者における病態と 爪郭毛細血管の定量評価の関連について

巻き爪の症状と診断
ここでは、実際に巻き爪の症状やその診断方法をお伝えします。

巻き爪の初期症状(痛み、腫れ、赤み)
巻き爪の初期症状としては、以下のようなものがあります:
1.爪のカーブがきつくなる:通常、爪は緩やかなアーチ状ですが、巻き爪になりかけるとカーブが強くなり、内側に巻いていきます。この変化が見られた場合、巻き爪の初期段階である可能性があります。
2.爪を切りにくく感じる:爪が巻き始めると、通常の爪切りでは爪を切りにくくな   ることがあります。これは爪のカーブが強くなっているためです。
3.つま先に痛みが出る:爪が内側に巻くことで皮膚に圧力がかかり、つま先に軽い痛みを感じることがあります。歩行時や靴を履いた時に特に痛みが強くなることがあります。
これらの初期症状を感じた場合、早めに対処することが重要です。症状が進行すると、痛みや炎症がひどくなり、治療が必要になることがあります。当院ならば早めの段階で治療を始められますので、違和感や気になる症状があればお気軽にご相談ください。

巻き爪が進行した場合の症状(感染、化膿)
巻き爪が酷くなった場合、以下のような症状が現れることがあります:
1.強い痛み:巻き爪が進行すると、爪が皮膚に深く食い込み、非常に強い痛みを伴   います。この痛みは、歩行や靴を履く際に特に強くなります。
2.炎症と腫れ:爪が皮膚に食い込むことにより、皮膚が炎症を起こし、赤く腫れ上がることがあります。この炎症が進行すると、膿が出ることもあります。
3.感染症:巻き爪が原因で皮膚に傷ができ、その傷から細菌が侵入すると感染症を引き起こすことも多いです。感染症が進行すると、皮膚がさらに腫れ、感染した部位だけでなく発熱や倦怠感を伴うなど、全身にまで症状が広がってしまう場合もあります。
4.肉芽腫の形成:稀(まれ)ですが、皮膚が巻き爪に対して防御反応を示すことで、爪の周りに赤く盛り上がった肉芽腫(にくがしゅ)が形成されることがあります。これがさらに痛みを増加させます。
これらの症状が現れた場合、早急に当院などの医療機関で治療を受けることが重要です。放置すると、症状が悪化し、治療が困難になる場合があります。

診断方法と自己診断のリスク
巻き爪は、爪の端が皮膚に食い込み、痛みや炎症を引き起こす状態です。患者様の症状によっても異なりますが、以下の方法で巻き爪を診断することが一般的です。
1.視診: 爪が曲がって皮膚に食い込んでいるかどうかを確認します。特に爪の端が赤く腫れている場合は巻き爪の可能性が高いです。
2.触診: 巻き込まれた部分を軽く押してみて、痛みや違和感があるかを確認します。痛みが強い場合や炎症が見られる場合、巻き爪が悪化している可能性があります。
3.症状の確認: 爪の周りに膿がたまっていたり、皮膚が腫れていたり、化膿している場合は、巻き爪が進行していると考えられます。
また、巻き爪に関する自己診断は、以下の理由から大変危険ですので、爪や周囲の部位に違和感がある場合には、当院までお早めにご相談ください。
1.誤診のリスク: 巻き爪と思っていた症状が、実は別の病気(例えば爪真菌症や外傷)である可能性があります。自己診断ではこれを見逃すことがあり、適切な治療を受けられない場合があります。
2.悪化の可能性: 自分で無理に爪を切ったり、治療しようとすると、かえって症状が悪化することがあります。特に自己判断で処置を行えば、感染症が広がるリスクが高まります。
3.適切な治療の遅れ: 診断を受けずに自己判断で対処すると、必要な治療が遅れ症状が悪化してしまうため、長期的な問題につながることがあります。

巻き爪の治療法
当院では患者様の治療から治療後の生活(QOL)まで考えたトータルケアを行っています。巻き爪の治療で大切なことは、再発させないことです。そのため、当院では巻き爪の手術をお勧めしています。
手術費用に関しても、当院でのオペは患者様の巻き爪の状態によっても違いますが、高くても保険適用で8000〜10000円前後で治療可能です。その後のアフターケアも当院で行います。
※ワイヤー矯正は自費のため高額であり再発する可能性も高く、痛みや腫れが出ている場合にはできないことも多いです。
また、医療機関でないところで治療をうけることによって症状が悪化してしまっている患者様もすくなくありません。

手術の種類
巻き爪と一括り(ひとくくり)にしていますが、さまざまな形状があります。そのため、当院では数種類ある手術の中から一人ひとりの患者様に合わせた手術と繊細なアフターケアを行っていきます。以下はその代表的な手術になります。
1.部分抜爪術(部分的な爪の除去)
・手術内容: 巻き込んでいる部分の爪を部分的に切除します。局所麻酔を行い、爪の端を切り取り、食い込んでいる部分を取り除きます。この手術は比較的簡単で、回復も早いです。
・効果: 爪の形状が改善され、再び皮膚に食い込むのを防ぎます。

2.全抜爪術(爪の全体除去)
・手術内容: 巻き爪が非常に重症の場合、爪全体を取り除く手術が行われることがあります。この手術は、爪が完全に再生するまで時間がかかりますが、再発のリスクを低減します。
・効果: 爪全体を取り除くことで、再発を防ぐことができますが、爪が完全に再生するまでに数ヶ月かかることがあります。

3.根治術(爪母切除術)
・手術内容: 巻き爪が再発しやすい場合、爪の根元にある「爪母」(爪の成長を促す部分)の一部を除去する手術です。これにより、痛みの再発を防ぐことができます。この手術は、局所麻酔下で行われ、爪母を化学薬品(フェノール)やレーザーで焼灼することもあります。
・効果: この手術は、巻き爪の再発を大幅に防ぐことができます。爪が再生されない部分もあり、再発リスクを最小限に抑えます。

手術の流れ
患者さまにはできるだけリラックスした状態で手術に臨んでいただけるように、手術の大まかな流れをお伝えします。もし、ご不安や心配なことがあれば、気兼ねなく担当の医師にお尋ねください。
1.前準備
・手術前に、患部を清潔に保つため、消毒が行われます。
・患部に局所麻酔が施されますので、手術中に痛みを感じることはありません。
2.手術
・手術の種類に応じて、爪の部分的または全体的な切除が行われます。
・必要に応じて、爪母を化学薬品やレーザーで処理し、爪の再生を抑制します。

3.術後ケア
・手術後は、患部を清潔に保ち、医師から指示された日にフォローアップのために来院してください。その後、医師から自分自身で消毒や抗生物質を塗布する許可が下りた場合には、その指示に従ってください。
・手術部位は包帯で覆われ、定期的に交換が行われます。
・手術後数日間は痛みや腫れがあるかもしれませんが、通常は数週間で回復します。
4.回復と経過観察
・軽い日常生活にはすぐに戻れますが、激しい運動や長時間の歩行は避けることが推奨されます。
・定期的な診察で、手術の経過や爪の再生状況を確認します。

巻き爪の予防策
予防と早期のケアを行うことで、巻き爪の発症や悪化を防ぐことができます。定期的な足のケアと正しい爪の管理が、巻き爪予防の鍵となります。
1.正しい爪の切り方:
・まっすぐに切る: 爪はまっすぐに切り、角を丸めないようにします。爪の端を切りすぎると、巻き込みやすくなります。
・爪の長さ: 爪はあまり短く切らず、指先の端と同じくらいの長さを保つことが理想です。
2.適切な靴選び:
・靴のサイズ: 足に合った靴を選び、爪が靴の先端に当たらないようにします。つま先に余裕があり、足の指が圧迫されない靴が望ましいです。
・通気性のある素材: 靴は通気性のある素材を選び、足が蒸れないようにします。湿気が多いと爪が柔らかくなり、巻き爪になりやすくなります。
3.定期的な足のケア:
・足を清潔に保つ: 毎日足を洗い、清潔に保ちます。特に爪の周りは、皮膚や爪の間に汚れがたまらないように気をつけましょう。
・保湿: 乾燥がひどい場合は、足や爪周りに保湿クリームを塗り、乾燥やひび割れを防ぎます。
4.足の血行を良くする:
・足のマッサージ: 足のマッサージやストレッチを行い、血行を促進することで、健康な爪の成長を促します。

5. 足の形や歩行に気をつける:
・歩行改善: つま先に過剰な負荷がかからないように、歩き方に注意します。歩行中に指先に力がかかるような習慣がある場合、それを改善することが大切です。
・インソールの使用: 足の形や歩行の癖に問題がある場合、インソールや足底板を使用して、足の負担を軽減することも有効です。

巻き爪のケア方法
ここでは、普段からできるケア方法をご紹介します。

※注意:巻き爪が痛みを伴ったり、炎症や感染が進んだりなど、自己ケアで改善しない場合や症状が悪化する場合、適切な治療が必要です。違和感を感じたら直ぐに当院までお知らせください。
1.温水浸漬(おんすいしんせき):
・お湯に足を浸す: 足をぬるま湯に10〜15分浸し、爪や皮膚を柔らかくします。この後、巻き込んでいる部分の痛みが軽減されることがあります。
・塩を加える: お湯にエプソムソルトや食塩を加えると、さらに効果が高まります。塩は消炎作用があり、炎症を抑える効果が期待できます。

2.コットンやガーゼを使用:
・爪の持ち上げ: 爪と皮膚の間に小さなコットンやガーゼを挟んで、爪が皮膚に食い込まないようにします。これにより、爪が持ち上がり、痛みが軽減されます。

3.抗菌クリームの使用:
・感染予防: 巻き爪の部分に感染が見られる場合や、感染を防ぎたい場合には、抗菌クリームを塗ることが効果的です。これにより、細菌の繁殖を防ぎます。

4.靴下の選び方:
・柔らかい素材の靴下: 柔らかくて通気性のある素材の靴下を選び、足が蒸れないようにします。また、靴下がきつすぎないようにすることも重要です。

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