肥厚性瘢痕・ケロイド
怪我や手術、炎症の後のきずあと(瘢痕)がミミズ腫れのように赤く盛り上がり、痒みや痛みを伴ってしまう状態が肥厚性瘢痕・ケロイドです。皮膚の真皮網状層に張力がかかったり、炎症が遷延することにより生じやすいとされており、その発生には体質や近年では高血圧・妊娠等も関係するといわれています。肥厚性瘢痕・ケロイドになってしまうと、自然とおさまるまでには数年~数十年かかり、治療には早期の介入が有効とされています。
治療には、保存的療法、手術(±放射線治療)がありますが、手術後の再発のリスクも高く、内服のみで様子をみることもあります。また、切除と内服を併用し治療を行うことも可能です。副腎皮質ホルモンのテープ剤・注射剤、内服(トラニラスト・各種抗アレルギー剤等)を組み合わせることで、かゆみや痛みといった自覚症状および赤みや膨れといった整容面の改善が期待されます。保存的治療は完治までに時間がかかるため、経過をみながら手術(切除・くりぬき切除、必要に応じて局所皮弁作成(張力を軽減するため)を追加)も検討いたします。保存的治療・手術ともに、保険適応の治療となります。
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